マレーシアの民族特有の祝日

獅子舞のパフォーマンス

マレーシアは多民族国家なので、いろいろな宗教や文化を持った人たちが入り交じって生活しています。それぞれの民族のお祭りの日が祝日として制定されています。

新年 (全民族)

  • 何? カレンダー上の新年
  • いつ? 1 月 1 日
  • どこ? 連邦直轄領、マラッカ州、ヌグリスンビラン州、パハン州、ペナン州、ペラ州、サバ州、スランゴール州、サラワク州

日本でも祝われるいわゆるお正月です。どちらかというと中国正月の方が盛大に祝われるので、静かに祝われる日本のお正月の余韻はありません。通常は 1 月 2 日から学校の新学年も始まりますので、通常の祝日という雰囲気が強い気がします。

中国正月 (華人)

  • 何? 春節 (中国正月)
  • いつ? 中国暦の 1 月 1 日から 15 日 (祝日となるのは最初の 2 日間)
  • どこ? マレーシア全体

中国正月 (チャイニーズ・ニュー・イヤー) は、華人の中で最も盛大に祝われるお祭りです。赤い提灯や飾り付けで町中がにぎやかになります。華人にとって縁起が良いとされる赤色で町中が飾り付けられます。

新年のあいさつ

新年のあいさつとして「恭喜發財(ゴン・シー・ファー・チャイ)」と言うものがあり、飾り付けや、正月用の歌で繰り返し流れます。「恭喜」は「おめでとう」、「 發財」は「お金が儲かりますように」という縁起の良い意味があります。

大晦日のしきたり

中国正月の大晦日の夜には、家族全員が集まり晩ご飯を一緒に食べます。そして、日付が変わった瞬間に爆竹を鳴らし、打ち上げ花火を上げます。大きな音を出すことで、悪霊をびっくりさせて追い出し、新年の安全を願うという意味があります。爆竹と花火の音はまるで戦争が始まったかのような爆音で、町中が煙に包まれます。また、爆竹が爆発して散乱する赤い巻紙は、片付けると縁起が悪いとされていて、自然になくなるまで放置されます。

お年玉

中国正月中には、紅包 (アンパオ) と呼ばれるお年玉がふるまわれます。アンパオとしては、お金や赤い袋に入ったみかんが配られます。スーパーやガソリンスタンドでも、中国正月の前後には、アンパオが配られることもあります。

獅子舞

中国正月の最後には獅子舞が出ます。日本のような厳かな獅子舞ではなく、香港映画に出てくる賑やかな獅子舞が見られます。中国正月の最終日は「Chap Goh Mei (チャッ・ゴー・メイ)」と呼ばれます。

クアラルンプールの獅子舞中国旧正月の風物詩といえば「獅子舞」

収穫祭 (カダザン・ドゥスン族)

  • 何? 原住民族、カダザン・ドゥスン族の収穫祭 (Kaamatan)
  • いつ? 5 月 30, 31 日
  • どこ? サバ州、ラブアン

カダザン・ドゥスン族によって行われる、今年の収穫に感謝し、次の年の豊作を祈願する、米の精霊に対するお祭りです。民族衣装を着て、踊りや音楽で盛大に祝われます。

Unduk Ngadau

収穫祭のもう 1 つの特色は、ウンドゥッ・ガダウ (Unduk Ngadau) と呼ばれるミスコンテストです。サバ州の各地区の予選を勝ち抜いた美人たちが民族衣装を着て勢ぞろいし、サバ No.1 が決定されます

ガワイ祭り (イバン族)

  • 何? 原住民族、イバン族の収穫祭
  • いつ? 6 月 1, 2 日
  • どこ? サラワク州

サラワク州で最も大きなイバン族によって行われる、米の女神に今年の収穫を感謝し、次の年の豊作を祈願するお祭りです。イバン語で「ガワイ (Gawai)」という言葉には「お祭り」「お祝い」という意味があります。

先祖代々伝わる、イバン族にとって最も大切なお祭りなので、各地から田舎に帰省します。サラワク州ではその期間中は学校が休みになります。親戚や、友達と集まって、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎになります。