⚠️2021/01/18現在、日本からマレーシアへの観光目的での渡航・入国はできません。外務省はマレーシアに対して「感染症危険情報レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。
マレーシア国内では、2020年3月18日から発動された活動制限令(MCO/PKP)の下、外国人の入国を禁止する措置が取られてきました。
基本マレーシア人の出国は禁止、そして帰国した自国民にも検査→強制隔離のステップを踏んで、確実にウイルスを国内に持ち込まないための政策が行われてきました。
当記事内では、日本からマレーシアに再入国したい方、マレーシア国内に現在滞在中でこの先の予定を考えたい方、また今後観光目的でマレーシアを訪れるご予定の方に向けて、情報をまとめています。
日々めまぐるしく変化するマレーシア政府の対策を把握するためにも、ぜひ役立てていただけると幸いです。
※外務省はマレーシアに対して「感染症危険情報レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。
もくじ
入国管理局・ビザ関連
マレーシアの国王(アゴン)により、緊急事態宣言が発出されました。期間は最長で2021/8/1まで。ただし専門家委員会を立ち上げ、早期に宣言を終了できるかどうかを継続的に検討するようです。
今日の緊急事態宣言の発出の会見の #ざっくり通訳 をnoteに公開しました
— Kura-kura.net のマレーシア雑談 (@kurakuranet) January 12, 2021
今日はちょっと抜けている部分もあるかもです…https://t.co/wvMCU7UuWF
特別声明では、新型コロナウイルス対策に関する国民の協力が強く求められていますが、本措置の下で軍政や外出禁止令が施行されることは否定され、経済活動については、規制(SOP)や施行されている活動制限令に従い継続される旨言及がありました。
また、今後の事態によっては、必要に応じて一定の経済活動の制限を含む緊急の対応を行うことや、法律に違反した個人への罰則等が強化される可能性についても言及がなされました。
在マレーシア日本国大使館
サラワク州は連邦政府の影響を受けることなく独自のMM2Hプログラムを継続すると発表しました。プログラム名はS-MM2H(サラワクマレーシアのマイセカンドホーム) プログラムとなります。
凍結中の外国人の長期滞在を奨励する「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」プログラムについて、サラワク州政府は独自に継続していく考えだ。
同州アブドル・カリム・ラーマン・ハムザ観光芸術文化青年スポーツ相は、同州には独自の移民政策があると強調。
サラワク州独自の「S-MM2H」を継続して参加者誘致を目指すとした上で、9月1日より延長された新たな復興のための行動制限令(RMCO)の要件を遵守することでサラワク州政府を経由して申請することができるとした。
AXIA X
申込み条件は、以前の基準(サラワク州)よりも厳しくなった印象ですが、西マレーシアやサバ州でのMM2H新規発行が停止されている中、どうしてもマレーシアのMM2Hを取得したい方には朗報かもしれません。
マレーシア政府は国境を開放することに対して非常に慎重で、2020/08/28の首相会見によると、12月31日まで観光目的での入国は認めない方針であることが明らかにされました。
※現在マレーシアに入国できる方は、マレーシア国民の配偶者と子女、永住者、外交官、MM2Hビザ保有者、学生ビザ(※現在有効なビザ保有者とMCO期間に失効した保有者のみ。新規は入国不可)、就労ビザ、駐在者、技能労働者、知識労働者に限られます。
※日本人のマレーシア出国に制限はありません。
※MM2Hビザ保有者の入国条件はこちらをご確認下さい。
http://www.tourismmalaysia.or.jp/pdf/20200728-immigration.pdf※駐在員ビザ等保有者の入国条件はこちらをご確認下さい。
マレーシア観光局
https://esd.imi.gov.my/portal/
シンガポール、マレーシア訪問から帰国しました。両国外相との間で新型コロナ対策での協力について突っ込んだ議論を行い、両国の人の往来の一部再開について9月の開始を目指すことで合意しました。
マレーシア国防省及びマレーシア国際貿易産業省によれば、現在マレーシアに滞在中の駐在者がマレーシアから自国に一時出国する場合は、緊急又は医療上の理由でのみ認められ、また、一時出国後に再入国する場合にはマレーシア入国管理局長の事前承認を得る必要があるとのことです。
ただし、現時点では、本件について、マレーシア入国管理局等の関係機関からのガイドライン等の正式な発表はまだ行われておらず、詳細について明らかではないため、当局に問い合わせるか、今後の発表をよく御確認ください。
在マレーシア日本国大使館
観光芸術文化省マレーシア・マイセカンドホーム(MM2H)センターは、2020年7月1日より運営を終了することになりました。MM2H移民局は、2020年7月6日よりマレーシア移民局本部に移管されます。
そのため、MM2H移民局に関連した問題があれば、マレーシア移民局本部に直接問い合わせてくださいとのことです。
なお、2020/07/01よりセンターの閉鎖のため、新規でMM2Hを申し込むことはできなくなります。つい先日、6月の半ばに申請が再開されたところだったので、急な変化に驚いています。
今後新たに政府から発表があるかもしれませんので、引き続き動向に注目したいところです。
在マレーシア日本国大使館の更新情報によると、滞在許可失効・オーバーステイ等、ビザに関するMCO/PKP期間中の特別措置は、RMCO/PKPPが終了となる予定の8月31日まで継続されるとのことです。
2020年1月1日から活動制限令(MCO)(※1)終了の14営業日後までの間にオーバーステイした場合
(1)MCO終了後14営業日以内に出国する場合:自国への帰国便のチケットを所持していることを条件に,ブラックリストへの掲載や反則金の請求を受けることなく,また特別パス(Special Pass,何らかの特別な事情により滞在を延長する必要が生じた場合に申請するパス)を申請することなくマレーシアから出国できる。(※2)
(2)MCO終了後14営業日以内に出国しない場合:
ソーシャルビジットパス(PLS)(※3
2)が失効し,MCO終了後14営業日以内に出国しない場合は,関係国の大使館に相談し,出国できない正当な理由(※4)を証明する書類を取得してMCO終了後30営業日以内に最寄りの入国管理事務所に提出する必要があり,それができなければ法的措置を受けブラックリストに掲載されることとなる。※1 マレーシア入国管理局に確認したところ,この「MCO」には,5月4日に発令され,6月9日まで延長された「条件付き活動制限令」(CMCO)及び6月10日からの「回復のための活動制限令」(RMCO)も含むとのことです。
※4「帰国便が全く運航していない」,「マレーシアで治療継続中である」等の事情
在マレーシア日本国大使館
マレーシア政府観光局のTwitter情報によると5月17日より、マレーシア長期滞在ビザMM2H所持者の再入国が可能になりました。
MM2Hで帰国した人は、クアラルンプール国際空港でのメディカル・スクリーニング、14日間の強制検疫、各検疫所での宿泊費の負担など、MCOの要求に従う必要があります。
これまで、マレーシアでは活動制限令(MCO )とそれに続く条件付き活動制限令(CMCO)により、外国人でビザやビジットパスが失効した人への扱いがどうなるのか、一部不透明な部分がありました。
ですが、本日在マレーシア大使館による情報のアップデートが行われ、イミグレーションでの対応も、ある程度方向性が固まってきたように感じました。
以下は大使館による新しいアップデートです。
※1 マレーシア入国管理局に確認したところ,この「MCO」には5月4日に発令され,6月9日まで延長された「条件付き活動制限令」(CMCO)も含むとのことです。以下同様です。
※2 「ソーシャルビジットパス」には,査証免除措置によって入国した際に交付されるものも含まれます。
マレーシア入国管理局に確認したところ,「出国できない正当な理由」には,「帰国便が全く運航していない」,「マレーシアで治療継続中である」等,極めて限定的な理由のみ認められるとの由です。
そのため,「まだマレーシアに滞在したいため」等の自己都合による延長は認められない可能性があります。必要となる書類等については判明し次第,改めてご案内します。
在マレーシア日本国大使館
というわけで、現在のところ外国人でビザやビジットパスが失効した場合は、CMCO終了(6月9日)から数えて14営業日後までに出国すればおとがめなしということになります。
また、延長の手続きを申請される方は、イミグレーションが正当と認める理由がある場合にのみ延長が認められるという点を銘記しておく必要があります。
5月2日,マレーシア入国管理局は,5月4日以降の一部のサービス再開と,活動制限令(MCO)前後のオーバーステイ及び滞在許可失効に際する手続について発表しました。(5月8日更新)
在マレーシア大使館
国内の入国管理局における業務が一部再開されていて、ビザやビジットパス等外国人への対応や指針が順次発表されています。
外国人への滞在許可や海外からの入国については、今後国内情勢の状況次第でいつ変更があるかは分かりませんが、現時点での大使館の情報は以下のとおりです。
2020年1月1日から活動制限令(MCO)終了の14営業日後までの間にオーバーステイした場合:
自国への帰国便のチケットを所持していることを条件に,ブラックリストへの掲載や反則金の請求を受けることなく,また特別パス(Special Pass,何らかの特別な事情により滞在を延長する必要が生じた場合に申請するパス)を申請することなくマレーシアから出国できる。
ソーシャルビジットパス(PLS)が失効し,MCO終了後14営業日以内に出国しない場合は,関係国の大使館に相談し,出国できない正当な理由を証明する書類を取得する必要があり,それができなければ法的措置を受けブラックリストに掲載されることとなる。
2020年2月1日以降に滞在許可(パス)が失効した場合:
MCO期間終了後30営業日以内に各入国管理事務所で滞在許可手続を行うことができる。
ちなみに、入国管理局にて駐在者パス、MM2H、査証・パス等の手続きを要する場合は、オンライン予約が必要となります。
⑴ 駐在者サービス課(ESD)(駐在者パス(Expatriate Pass)の手続等):
(a)駐在者サービス:https://esd.imi.gov.my/portal/(ESDウェブサイト)を通じたオンライン予約
(b)MyXpats(マレーシア駐在者パス)に関する情報:https://esd.imi.gov.my/portal/faq/myxpats/
(c)ESD及び居住パス―技能(RP-T)システムの窓口手続用のMyHelpオンライン予約:https://rpt.talentcorp.com.my
予約…5月4日〜 応対…5月6日〜
(2)査証・パス・許可課(マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)の手続等):
(a)プトラジャヤ本部:the Power Qシステム( http://www.powerq.my ,整理番号を取得できるアプリ。Android端末はGoogle PlayStoreから,iOS端末はApple AppStoreからダウンロード可能)を通じたオンライン予約
(b)各州入国管理事務所:5月8日から,http://sto.imi.gov.my/を通じたオンライン予約
応対…5月6日から
在マレーシア大使館
マレーシア到着時の対応
⚠️2021/01/18現在、日本からマレーシアへの観光目的での渡航・入国はできません。
マレーシアに到着時の強制的隔離措置ですが、隔離費用の全額がRM4,700(約 143,714 円)へと値上げされました。
二週間の隔離だけでも相当な負担ですが、今後は加えて諸費用も11万円以上請求されるので、マレーシアに入国するハードルがさらに上がった感は否めません。
マレーシア外務省及びイスマイル・サブリ上級大臣兼国防大臣によれば、9月24日以降、マレーシアに入国する非マレーシア国籍者の強制隔離費用が以下のとおりとなります。
・主たる入国者1名:合計4,700リンギット
(固定費(隔離施設運営費)2,600リンギット+隔離1日あたり150リンギット×14日)
・従たる入国者(主たる入国者との同室を認められた者2名まで。配偶者、12歳未満の子供等):1名あたり合計700リンギット
(隔離1日あたり50リンギット×14日)
(6歳未満の子供は無料)
在マレーシア日本国大使館
〇到着後の強制隔離
・強制隔離先は、マレーシア政府が指定し官報に掲載されたホテル等の施設。強制隔離対象者が隔離先の施設を自分で選ぶことは不可。
在マレーシア日本国大使館
隔離ホテルの一つ、KLIA内の「SamaSama Hotel」
マレーシアのサラワク州では8月1日から、国内の各地からサラワク州へ入境するとリストバンドが装着され、自宅の最寄りの医療機関でPCR検査を受けることが義務付けられます。
また、目的地がクチン、シブ、ビントゥル、ミリ以外の地方の場合、隔離され入境2日目のPCR検査で陰性の場合のみ旅行が許可されます。
隔離施設について、2020/07/24から政府の指定する隔離施設での14日間の隔離が強制されます。
そのためマレーシア政府としては、出発3日前までのPCR検査は不要となり、到着時にPCR検査を実施とのことです。『ただし、出発国や航空会社が事前のPCR検査を求める場合、その指示に従ってください』
💊マレーシアの保健省からのおしらせ
— Kura-kura.net のマレーシア雑談 (@kurakuranet) July 18, 2020
マレーシアに入国する場合、新型コロナウイルスのPCR検査が必須です
1. マレーシアへ出発する日から3日以内に検査を受け、入国時に提示すること
2. 陰性証明は、認可を受けたラボや医療機関から発行されたものに限る
3. 英語かマレー語の陰性証明のみ使用可能
マレーシアに入国する場合、新型コロナウイルスのPCR検査が必須です。
1. マレーシアへ出発する日から3日以内に検査を受け、入国時に提示すること
2. 陰性証明は、認可を受けたラボや医療機関から発行されたものに限る
3. 英語かマレー語の陰性証明のみ使用可能
“マレーシアに入国するすべてのマレーシア国民および外国人は、マレーシア国際入国地に到着した時点でCOVID-19 PCR検査の結果が必要となります。”
空港到着から荷物取るまで3時間くらいかかりました。
— nori🇲🇾🇹🇭 (@norimy324) July 11, 2020
日本でPCR検査受けてきた場合で2時間〜2時間半くらいかなと。
ちなみに事前に日本でPCR検査受けないと乗れない航空会社があるみたいなので、ご注意ください。
マレーシア航空はダメみたいです。JAL/ANAはなしでも大丈夫とのこと。
マレーシア政府は6月19日付で、RMCO/PKPP期間中にマレーシアに入国する人に対して、フローチャートを示しました。
出国前に求められる対応は以下の3点になります。
1. 出国3日前のPCR検査陰性証明
2. Mysejahteraアプリのダウンロードおよび登録
3. 渡航前に、アプリ内に渡航歴、健康状態の記入
ただし、在マレーシア大使館の情報によると、「保健省に別途確認したところによると,日本国籍者(Japanese)は当該結果は不要とのこと(代わりに,「PCR検査陰性結果」が無い者として,抗原検査を受ける必要がある) 」という注釈があります。
ということは、日本出国前にはPCR検査を受けない状況で出発して、マレーシア到着時に「PCR検査は受けていない」と申告すれば、マレーシア側で検査を受けられるということですよね。
もちろん有料ですが、日本で検査を受けて、証明書を英文で出してもらって、という手続きにかかる費用を考えると、マレーシアで受けた方が安くつく気がします。
その他、入国地点でのチェック、自宅隔離の条件など詳しい情報は、在マレーシア日本国大使館の公式ページをご確認ください。
マレーシアの入国ポイントでのコロナ検査の負担額は以下のツイートの通りです。
日本では現在海外から日本の空港到着時に無料でPCR検査が受けられますが、マレーシアでは2020/06/30より、自国民でも海外からの帰国は検査料金が請求されます。ただし、自国民か外国人かで検査費用には差があります。
一時はグリーンゾーン国に指定されていた日本ですが、現在の状況下では、グリーンゾーンはシンガポール、ブルネイ、オーストラリア、ニュージーランドの4か国のみとなっています。日本からの入国許可がさらに遠のいた感じで少し残念ですね。
とはいえ、今後の状況の変化や、国同士の会談等により、近いうちにまたグリーンゾーンに返り咲く可能性もあります。今はひたすら状況を見守るしかないですね。
国外からの帰国者は引き続き14日間の隔離が命令されますが、MCO/PKP期間の終了と共に政府の指定場所ではなく自宅での隔離へと変更されました。

隔離は最低でも14日間でしょうから、150×14=2100リンギット(約 64,213 円)の負担になりますね。
その他
マレーシアの学年末のお休みは1年で1番長い学校のお休みとなります。例年ですと、この長期休暇が11月末に始まり、年始早々には登校でしたが、今年は日付が1ヶ月近く後ろ倒しになっていますのでご注意ください。
,有効期限が切れた運転免許の所有者は,有効な保険があり,保険証明書のコピーもしくは電子コピーを携帯すれば,MCO及びCMCO期間中においても自動車の運転が可能です。
有効期限が切れた運転免許証は,感染症予防管理法に基づく規制であるCMCOが終了した後30日以内に更新しなければなりません。
在マレーシア日本国大使館
以上、現在のマレーシア政府の方針や政策についての情報でした。なお、マレーシア政府が発表する見解は日々変化していて、これまでの方法が突然変更される可能性も十分にありえます。
当記事内では、特に政府諸機関からの重要なアップデートがある場合には、随時情報を更新していきますので、最新情報が必要な方は、時々立ち寄っていただければと思います。
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