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マレー語の子音: のど

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マレー語でのどを使って発音する子音は全部で 6 つ (ng, g, k, gh, kh, h) です。ハキハキと口を大きく開けて発音しましょう。

マレー語では鼻音がとても大切な音です。のどを使って発音する子音のグループでは “ng” 行が「ボス」的な音になります。

「鼻音」とは?

声は口から出てきます(当たり前)。でも鼻音は、口から出るはずだった音を口の中でせき止めて、鼻で響かせた音です。なので、鼻が詰まっているとうまく発音できなくなりませんか?
マレー語では鼻音がたくさん登場します。そのためマレー語全体の音の雰囲気が優しく聞こえるのかもしれません。

また、子音の発音は「有声音」と「無声音」に分類されます。

  • 「有声音」とは、日本語の濁音のようにのどの振動を伴う音です。
  • 「無声音」とは、のどの振動を伴わず、息が口から勢いよく出る「飛んでいきやすい音」です。

「無声音」の「飛んでいきやすい音」とは?

ティッシュペーパーを1枚取って、顔の前に垂らしてみてください。
まず「がぎぐげご (有声音)」と発音してみてください。ティッシュはあまり揺れません。
でも「かきくけこ (無声音)」と発音してみてください。そう、ティッシュが飛んでいきそうになりませんでしたか?
これが「飛んでいきやすい音」のイメージで、実はこの感覚はマレー語でとても大切なんです。

のどを使って発音するマレー語の子音をまとめると…

鼻音破裂音息の音
nggkghkhh
が行か行が行か行/は行は行

のどの子音のボス: ng 行 (表記不可)

マレー語ののどの鼻音の ng は日本語表記できません。無理やり表記すると「んが、んぎ、んぐ、んげ、んご」のようになりますが、2 文字を別々に発音するのは NG

のど (または舌の根元) で息をせき止めて鼻で響かせます。舌先が口の中で宙ぶらりんの状態で「なにぬねの」と言うと、鼻についた甘えた感じの「がぎぐげご」の音になります。その音!

ローマ字読みをすると、100%間違った音になるので注意してください。日本語では、アナウンサーが「が行」を発音する時にこの音に変換しているそうです。また、日本語では「てぐ」「寝具 (しぐ)」「案外 (あがい)」の「ん」の発音です。

ngamちょうど良い
tangan
bunga
bangun起きる

注意点

母音を伴わない ng は、舌先がどこにも付かず、のどが締まった状態で鼻に余韻が響きます。

orang
おらん
kilang
きらん
工場

破裂音: g (が行) と k (か行)

マレー語ののどを使う破裂音は 4 つあります。ノーマルな破裂音で、有声音の g は、日本語の「が行」とほぼ同じ音です。無声音の k は、日本語の「か行」とほぼ同じ音です。ローマ字読みでOK。

有声音 (g)無声音 (k)
gaji
がじ
給料kaca
かちゃ
ガラス
gula
ぐら
砂糖kecil
くちる
小さい
gambar
がんばー
写真keju
けじゅ
チーズ
gembira
ぐんびら
うれしい kad
かっ
カード

注意点

母音を伴わない破裂音の k は、のどを締めた状態の小さい「っ」として発音します。

nenek
ねねっ
おばあさん pokok
ぽこっ

強い破裂音: gh (が行) と kh (か行)

マレー語ののどを使う破裂音は 4 つあります。h が付く破裂音は「強い破裂音」と呼ばれ、本来はのどの奥が「がらがら」って感じの音になります。

でも、今では通常の破裂音 (g と k) と同じように発音されます。ただし、kh に限り「か行」または「は行」で発音します。どちらで発音するかは、単語によって変わりますし、地域や人種によっても異なるので注意してください。

有声音 (gh)無声音 (kh)
ghaib
がいっ
超自然khas
かす/はす
特別な
ghairah
がいら
熱心khidmat
きっまっ/ひっまっ
サービス
  Khamis
かみす
木曜日
  khabar
かばー
ニュース

注意点

母音を伴わない gh と kh の音は、強くのどを締めた状態の小さい「っ」として発音します。

ikhlas
らす
誠実な mubaligh
むばり
宣教師

息の音: h (は行)

マレー語の h は、日本語の「は行」とほぼ同じ音です。ローマ字読みでOK。

hari
はり
helo
へろー
こんにちは
halia
はりあ
ショウガ

注意点

母音を伴わない h の音は、ため息のように発音します。

jauh
じゃう(h)
遠い boleh
ぼれ(h)
できる

meN- 接尾辞の音の変化

接頭辞 meN- の “N” の部分は、ルートワードの最初の音によって変化します。変化の規則を表で丸暗記してもいいのですが、子音の分類を使うと一瞬で覚えられてしまいます。

「のどの子音で始まるルートワードには、同じのどの子音の鼻音でつなげる。そして無気音の破裂音は弱い音なので、破裂して消えてしまう。」と覚えておきましょう。

例えば、guna (使う) というルートワードは、”g” (のどの子音) で始まるので、”meng-” をつなげ、menggunakan (使用する) となります。

kekal (永続的) の場合は、”k” (のどの子音+無気音) で始まるので “k” の音が破裂して消えてしまい、mengekalkan (維持する) となります。

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