コロナ禍の中、景気対策の一環として日本政府が計画している【GoToキャンペーン】。マレーシアに在住の身としては、あまり関係がないかなとスルーしていました。
ところが、最近になって【GoToキャンペーン】の概要が徐々に明らかになるにつれ、「もしかしてこれって自分にも関係あるやん、っていうかめっちゃ使えるやん!」ということが分かってきました。
というわけで、【GoToキャンペーン】の大まかな情報、また色々と下調べをする中で沸いてきた疑問に対する答えなど、当記事内で覚え書き的にまとめてみました。
GoToキャンペーンは一時帰国時の宿泊に使えてお得!
まず、GoToキャンペーンに急激に興味が沸いた理由ですね。次回、日本に帰国したときの滞在先に悩んでたからなんです。
新型コロナの影響がいつまで続くかは分かりませんが、日本到着時には、14日間の自己隔離が必要になる可能性大ですよね。
現在の状況では、空港から公共の交通機関が使えないこと、また実家にお世話になって家族に迷惑をかけることなどを考えると、帰国直後は基本的にホテル等の宿泊施設の利用を考えています。
ですが、現実的な話、14日間ホテルに宿泊+外食で乗り切るとなると、相当な出費ではないでしょうか。
例えば、一泊6,000円のビジネスホテルと考えても、6000×14=84,000円!もし朝食付きで、居心地のいいホテルを探そうとなるともっとかかりますよね。
次回の日本帰国はかなり出費がかさみそうだな〜とおびえていたのですが、そこへ今回の日本政府の【GoToキャンペーン】のニュース。
詳細が徐々に分かってきて、これは使えるかも!とひらめいた次第です。
実は以前、こんな記事を書いたことがあります。

数日から一週間ほどの短期滞在であれば実家やホテルなどチョイスはさほど難しくないかもしれません。ですが、数週間から数ヶ月といった長期での一時帰国の場合、滞在先に悩む方は多いのではないでしょうか。
というような出だしで、海外からの一時帰国に使えそうなリーズナブルな滞在先のチョイス10選を書いたのですが…。今回に限っては、おとなしくGoToキャンペーンの恩恵を受けた方が良さそうです!
一部7/22より開始〜2021年3月1月末終了予定

まずは気になる開始時期ですが、7月22日以降の旅行代金の割引きを先行開始するとのことです。当初は8月開始とも言われていたので、ずいぶん前倒しになりましたね!
赤羽一嘉国土交通大臣は7月10日、定例会見で、「Go Toトラベルキャンペーン」を7月22日から先行実施することを明らかにした。
開始時期を大幅に前倒し、7月22日以降に開始する旅行から、まずは旅行代金の割引のみを先行的に開始する。
地域共通クーポンについては、一定の準備期間が必要となることから、9月以降に開始する旅行から導入する。このため当初は、旅行代金の35%相当が割引になることになる。
Traicy
そして、終了の時期に関してですが、3月頃の予定だそうです。1月末までに変更と政府の発表あり。
キャンペーン期間によっては、帰国時期とかぶらないかも?と心配でしたが、とりあえず半年くらいはありそうなので、一安心です。
宿泊だけでも対象になるのか?
というわけで、7月22日以降に一部割引きが先行スタートするGoToキャンペーンですが、個人的に確認しておきたい情報の一つは、「宿泊施設だけの利用でも割引の対象になるのか」という点です。
そこで詳しく調べて見ると、GoToキャンペーンには4種類あることが分かりました。
- GoToトラベルキャンペーン
- GoToイートキャンペーン
- GoToイベントキャンペーン
- GoTo商店街キャンペーン
特に宿泊と関係がありそうなのは【GoToトラベルキャンペーン】でしょうか。内容について、観光庁のホームページを確認してみました。
旅行業者等経由で、期間中の旅行商品を購入した消費者に対し、 代金の1/2相当分のクーポン等(宿泊割引・クーポン等に加え、 地域産品・飲食・施設などの利用クーポン等を含む)を付与(最大 一人あたり2万円分/泊)。
観光庁
「旅行商品を購入」ということなので、宿泊料金も割り引かれそうですね。
もっと具体的には、宿泊+交通機関のセットプラン、宿泊のみ、宿泊に準ずるもの(クルーズ旅行・夜行フェリー・寝台列車等)が割引対象となるようです。
ということで、ホテルに泊まるだけでも割引きが適用されそうで、正直うれしいです。ただし、1泊の支援額の上限は2万円とのことです。
最大何泊まで割り引いてもらえるのか?

では次に、このキャンペーンで何泊まで割引きが適用されるのかについて調べて見たいと思います。
最初GoToキャンペーンについて、あちこちネットで情報を探しましたが、旅行代金のイメージとして取り上げられているケースが「一泊二日」「四泊五日」などのプランばかりでした。
そうですよね、普通国内旅行に行くと言えば1泊2日〜2泊3日、長くても4泊5日ほどでしょうか。
「やっぱりそうか〜、短期しか適用されないよなきっと。14日もしくはそれ以上の連泊なんて外国からの観光客かビジネスマンぐらいか〜。」と半分あきらめかけました。
が、そこは大事なポイントなのではっきりさせておきたい。もしかすると、今回は14日のみならず、滞在が延びれば1ヶ月かそれ以上宿泊施設に滞在することになるかも?
というわけで、さらにリサーチを進めていくと、答えが分かりました。結果的には、連泊や利用回数に制限なしとのことです!
すごくないですか。何週間泊まろうと、また断続的に複数回利用しようとも、あっちこっちいろんなホテルを泊まり歩いても、制限は設けられないんです。
ただし、今後事業内容が固まっていく中で、変更や制限が加えられる可能性はありますが。いや、変更しないで欲しい。お願いします。
今から予約申し込みしても大丈夫?

では最後に、予約時期についての疑問を取り上げます。GoToキャンペーンが発表されてから、早々に旅行の計画を立てている方もおられることと思います。
「日程が発表されてからでは、申し込みが殺到して取り合いになる」との懸念から、早めにホテルやパックツアーの予約、航空券の予約を済ませておきたいという方が多いのではないでしょうか。
私も、その点が最後まで疑問でした。「余裕を見て、9月10月頃のホテルや航空券を早めに予約しておけば、割引きはきっと適用されるだろう」と最初は考えていました。
でも、もし適用されなかった場合を考えると、そんなもったいないことないですよね。
この点も調べて見ると、2020/07/10に政府からの新たな発表があり、すでに予約している旅行についても、割引きの対象とすることになったようです!
すでに予約済の旅行について、旅行者間での公平を期す観点から、割引の対象とする。
旅行者は旅行後に、申請書と領収書、宿泊証明書、個人情報同意書を事務局に郵送やオンラインで申請し、割引分をクレジットカードへの返金か銀行振り込みで還付する手続きを行う必要がある。
Traicy
元々は、キャンペーンが開始後に申し込んだ商品のみ割引が適用されるとのことでしたので、この新たな発表でホッとされた方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、今回の割引きの適用範囲に関して、こんな情報もありました。
確実ではないものの、すでに発売されている商品も還付対象になる可能性が高く、楽天トラベルで11日から開催される「THE SALE」や、東京大阪往復が1万円台など、東海道新幹線で実施されている「ひさびさ旅割引」、さらには、ディズニーリゾートパークパスポート付きのホテルの宿泊プランなども対象になる可能性がある。
traicy
あくまで「可能性がある」とのことですので、今後のさらなる発表を待ちたいと思います。
新型コロナウイルスの感染者数増加に伴い、現在東京からの旅行は対象外となっています。ただし、この変更に伴うキャンセル料は政府が負担とのことです。
キャンペーンを所管する国土交通省(観光庁)は21日、東京外しで生じる予約キャンセル料を補償すると明らかにした。東京への旅行や都内在住者が10~17日に予約手続きをした分が対象となる。
毎日新聞
まとめ
今回は、【GoToキャンペーン】について触れてみました。マレーシア在住でも、一時帰国する予定があるなら使えるチャンスがあるかもしれないキャンペーン。
ポイントを4つにまとめてみます。
- 開催時期は7月22日(一部)〜
3月1月末の予定 - 宿泊施設の利用だけでも割引対象となる
- 連泊や利用回数に制限なし
- 詳細発表の前に予約された旅行も割引きの対象とする(7/10変更)
ということで、詳細がまだはっきりとしない部分があるので、計画が少し立てにくいかもしれませんが、今のうちにめぼしいホテルや旅行先を考えておくと、いざ詳細が発表されたときに行動しやすいかもしれないですね。
ちなみに、ジャルパックはコロナの影響によるキャンセルチャージは無料なので、安心して予約できます。