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国家回復計画(NRP/PPN)のSOPの備忘録

更新事項

1/20 入国時の隔離期間について保健省が新たなSOPを発表しました

1/13 サラワク州の入境時のEnterSarawakでの事前申請が不要になりました

1/12 COVID-19に感染歴のある人への入国条件が発表されました

1/4 全国のSOP、サバ州のSOPに少しの変更が加えられました

1/3 サラワク州のSOPが発表されました

マレーシアでは、COVIDの感染症の拡大を抑えるため、MCOにより様々な活動の制限を地域ごとに行ってきました。ワクチンが使用できるようになったことに伴い、国家回復計画と呼ばれる4段階の出口戦略を発表しました。それぞれのフェーズにおいてSOPが異なりますので備忘録として残しておきます

ちなみに「国家回復計画」は、英語で “National Recovery Plan” (略してNRP)、マレー語で “Plan Pemulihan Negara” (略してPPN)と呼ばれています。

COVID-19の検査で陽性となった場合の対応についてはこちらの記事をご覧ください

COVID-19感染時の対応マニュアル(KKM)

各フェーズの対象地域

🟣 EMCO: 個別に指定された地区 (個別のEMCO対象地域のSOPをご覧ください)
🔴 フェーズ1: 2021/10/1より対象州がなくなりました
🟠 フェーズ2: 2021/10/18より対象州がなくなりました
🟢 フェーズ3: 2022/1/3より対象州がなくなりました
🔵 フェーズ4: マレーシア全域

ワクチン接種完了者への優遇措置

ワクチン接種完了者とは以下のように定義されます
🅰️ 2回接種のワクチン(ファイザー、AZ、シノバック、モデルナ、シノファーム)の2回目接種後から14日経過した人
🅱️ 1回接種のワクチン(J&J、カンシノ)の接種後28日経過した人

医療上の理由でワクチン接種ができない場合には、優遇措置の適用を受けるために保健当局へ届け出る必要があります。

サバ州では、12〜18歳の人で少なくとも1度の接種を受けている場合にも、ワクチン完了者と同じ活動が許可されます。

ワクチン接種完了者(💉)への優遇措置と、ワクチン接種未完了者(🈚️)への制限は、以下のようなタブで分けてまとめてあります。

完了者向けのSOPは左を、未完了者向けのSOPは右をタップしてください

注意: このページはあくまで備忘録ですので、詳細なSOPが気になる方は、国家安全保障会議(MKN)で公開されているSOPを参照してください。

🚧 移動制限

マレーシア入国の状況

オミクロン株に対する水際対策

世界中でオミクロン株の感染が確認されていることを受け、マレーシアでも水際対策が強化されています。「一時入国制限対象国」と「感染リスクの高い国」が指定され、こうした国からの入国には隔離が必要です。また、対策対象国、対策内容は日ごとに変化する可能性がありますので、渡航の際には常に新しい情報をマレーシア政府機関の公式サイトなどでご確認ください。

12/28現在の入国制限対象国はありません。オミクロン株の感染の高リスク国として指定されているのは、英国、米国、オーストラリア、サウジアラビア、ノルウェー、フランス、デンマーク、インド、カナダ、ナイジェリア、南アフリカ、ボツワナ、エスワティニ、レソト、モザンビーク、ナミビア、ジンバブエ、マラウィの18か国です。

入国制限対象国への14日以内の渡航歴がある場合、14日間の施設での隔離が必要です。

高リスク対象国への14日以内の渡航歴がある場合、ワクチンの接種ステータスに基づき隔離期間が決定されます。

また、ワクチン接種完了者トラベルレーン、ランカウイ島への観光バブル、短期ビジネスOSCプログラム参加者に対しては、毎日検査が必要です(入国後偶数日は自己検査、奇数日は保健施設での検査)。

マレーシア国境は現在閉鎖されていますが、マレーシア人または有効なパスを保持している外国人はマレーシアへの入国が可能です。有効な長期滞在パスを保有する外国人の場合は事前入国許可申請が不要です。

新規パスでの入国時やビジネス目的などの短期渡航の場合はMyTravel PassやMyEntryによる事前入国許可申請が必要です。

入国には、マレーシア入国2日前のPCR検査による陰性証明書が必要です。また、入国時にはCOVID-19の検査が行われ、隔離命令が出されます。

入国に関する情報は、在マレーシア日本大使館の情報を参考にしてください。

入国後の隔離が必要です。マレーシア国内に隔離に適切な自宅があり、入国時に症状がない場合は、自宅の隔離も可能です(事前に保健省からの許可をもらう必要あり)。

COVID-19にすでに感染したことがある人の場合、(1)ワクチン接種完了証明書、(2)出発前11-60日間に感染したことを証明する検査結果、(3)入院歴がある場合は医師による旅行許可の診断書、入院歴がない場合は出発2日前の陰性証明書を入国時に提示することで隔離は免除となります。

入国後にの隔離が必要です。

国内の移動制限と入境制限

ほぼ全ての活動が許可されます (サラワク州のみ、許可される外出目的は、生活必需品の買い出し、医療・ワクチン接種目的に限定されます)。12歳未満の子供の公共の場所への外出は推奨されていません。

国内の州またぎ、地域またぎの移動制限は解除されています。

サラワク州への入境: eHDFでの健康状態の申告、ワクチン接種完了証明書が必要です。入境前のPCR検査、入境後の隔離は不要です。EnterSarawakuでの事前の入境申請は不要になりました。ビジネス目的の入境の場合は会社からの紹介状や招待状が、観光目的の場合はツアーの旅程など観光目的での入境を証明する書類が必要です。

サバ州への入境: 入境が許可されるのは、ソーシャル目的の全てのマレーシア人と、有効なパスを持った外国人のみです(外国人のソーシャル目的での入境は許可されないようです)。サバ州用eHDFでの健康状態の申告、ワクチン接種完了証明書が必要です。入境時に症状がある場合には検査を行い、結果が出るまでは自宅観察命令が出されます。

ラブアンへの入境: 入境時の隔離は不要ですが、入境時に症状がある場合は、COVID-19の検査を受けさせられます。

州またぎの移動は禁止されています(サバ州では外出可能な人数は各家庭3名までです)。
サラワク州では、地域跨ぎの移動も禁止されています。

サラワク州への入境: サラワク州出身者かどうかを問わず入境ができません。

サバ州への入境: 入境が許可されるのは、ソーシャル目的の全てのマレーシア人と、有効なパスを持った外国人のみです(外国人のソーシャル目的での入境は許可されないようです)。サバ州用eHDFでの健康状態の申告、入境3日以内のCOVID-19検査の陰性証明書が必要です。入境時に症状がある場合には検査を行い、結果が出るまでは自宅観察命令が出されます。

ラブアンへの入境: 渡航3日以内のCOVID-19検査の陰性証明書が必要で、入境後10日間の隔離が必要です。

マスク着用義務について

公共の場所においてマスクを着用する義務があります。違反した場合、最大RM10,000の罰金が科される場合があります。ただし以下のような場合には着用義務がありません。

  • ホテルやその他の宿舎で家族のみと過ごしている場合
  • 個人のワークスペースにいる場合
  • 屋外でスポーツやレクリエーションを行っている場合
  • 家族のみで自家用車に乗車している場合
  • 屋内外を問わず、公共の場所でも他の人がいない場合
  • 公共の場所で飲食をしている場合

🚀 交通手段に関する規定

🏎 自家用車

車両定員まで乗車できます。フェーズ3地域のワクチン未完了者に限り、運転手を含めて3名までに制限されています

🚌 公共交通機関(バス、タクシー、配車サービス、鉄道、フェリー、飛行機)

車両定員まで乗車できます。

サバ州では、営業時間は午前5時〜午後12時でに制限されていて、ワクチン接種完了者のみ利用可能です。バスの乗車定員は車両定員の75%まで、タクシーと配車サービスの乗車定員は運転手を含め最大4名までです。

サバ州内でのみ当てはまる海上交通に関する規定
  • 島しょ部からから本土へ小型船を使用して移動可能。ただし移動可能な時間帯は、午前6時から午後8時までとし、定員の50%のみ乗船可
  • 漁業局へ登録され、地域の警察署長の許可を受けた漁業船は、午前6時から午後6時まで魚の水揚げのために本土に移動できる
  • 易目的以外のインドネシアとフィリピン籍の交易目的でない船の入域、および交易目的以外のインドネシアとフィリピンを目的地とするマレーシア船籍の出域は、午前6時から午後6時までとする
  • インドネシア船籍の漁船のタワウへの上陸は、午前6時から午後6時まで許可
  • 交易目的以外のフィリピン船籍でラブアンを目的地とする船の寄港は禁止

🛒 買い物・サービス

営業時間

制限なし (サバ州では午前6時〜午後10時。ガソリンスタンドのみ午前5時〜深夜12時。また、入店可能な人数はキャパの50%まで)

公衆衛生を守るための店舗の義務
  • 店舗および施設内の利用者同士の物理的距離が1m以上となるように入出店を制限すること
  • 1度に入店できる人数の上限を掲示しておくこと
  • ハンドサニタイザーを入口に設置し、入店前に使用してもらうこと
  • MySejahteraのQRコードを掲示し、入店前のスキャンを確認すること (携帯用電波がないなどの理由では、記録用のノートで代用可)
  • 体温が37.5度の人の入店を拒否すること (大型ショッピングコンプレックスの場合、建物への入場時にのみ1度体温検査を実施する)
  • MySejahteraのステータスが “Low Risk” および “Casual Contact Low Risk” となっている人以外の入店を拒否すること
  • 店員、従業員、外部サプライヤーは、店内でマスクを着用すること
  • 店内の換気を十分に行うこと
  • サラワク州では、ワクチン接種を完了したスタッフのみ就業可能。また、ワクチン接種を完了した人のみ入店やサービスを受けることができる

🍽 飲食店

許可される飲食店の業態

レストラン、飲食店、屋台、フードトラック、フードコート、ホーカーセンター、キオスク (パブ、ナイトクラブは営業禁止)、クラブハウス。店内での飲食は症状のないワクチン接種完了者のみ許可されます。

営業時間

制限なし (サバ州: 午前6時〜深夜12時)

HIDEシステム

マレーシア政府はHIDE(Hotspots Identification for Dynamic Engagement)と呼ばれるシステムを導入しました。HIDEでは、感染拡大のリスクの高い施設を識別するために、AIを使用してMySejahteraによって収集された過去の感染者の行動履歴の情報を分析します。システムの判断で感染リスクが高い(ホットスポット)と判定された施設や店舗が公表されます。

西マレーシアでHIDEに指定された施設では、直ちに感染防止措置を取る必要があり、保健当局の閉鎖命令が出た場合、消毒のため3日間即時休業となります。

サラワク州では、即時消毒を行うこと、入場者数を通常の25%に制限すること、Low Riskステータスの人以外の入場拒否を行うことなどが義務付けられています。

⛺️ 各種市場 (タムーやパサー)

ワクチン接種完了者のみ各種市場を利用可能です。時間的な制約はありません。

💊 医療・美容関係

病院、クリニック、薬局

通常通り24時間営業可能です (サバ州の薬局は午前6時〜午後10時のみ営業可能です)。

理髪店、ヘアサロン

通常営業可能です。

スパ、リフレクソロジー、ネイルサロンなど

ワクチン接種者のみ予約制で利用可能です (サバ州は午前6時〜午後10時のみ営業可能です)。

📖 教育機関

大学などの高等教育機関 (IPT)

ワクチン接種完了の学生を対象に段階的に受け入れ可能です。

小学校 (Sekolah Rendah)、中等学校 (Sekolah Menengah)

フェーズ4の地域では3段階に分けて再開されます
9/12の教育大臣の記者会見の内容

学校で密にならないよう、クラスを2グループに分けて週ごとに交代で登校する分散登校が実施されます。登校時に新しい点を学習し、次週の自宅学習に備えさせる方法が取られます。

また、2021年度は2022年3月まで延長され、2022年4月から新学年が始まることとなります。

校内でのマスク着用は義務、登校時の服装は私服でもOK、保護者が子供を登校させたくない場合はその旨を書類で学校に提出することで欠席扱いにはなりません。

全寮制の学校にいる場合は、「寮内バブル」とみなし通常通りの通学を認めます。

保育園(Taska/Tabika)、幼稚園(Tadika)

開園可能です。

自動車教習所、フライトスクール

ワクチン接種完了者のみ利用可能です。

🏀 スポーツに関する規定

全てのスポーツ(コンタクトスポーツやチームスポーツも含む)は屋内外を問わず許可されます。スポーツ施設の利用も可能です(サバ州でのスポーツが許可されている時間は午前6時〜午後10時)。

トライアスロン、競泳、マラソンなどの大勢が参加するスポーツイベントは、参加者数1000名を上限に開催可能です(サラワク州: 参加者数は350名が上限となります)。

プロスポーツの観戦

許可されます。マスク着用は必須、飲食は禁止されています。

観客は、会場の定員の50%または20,000人のどちらか少ない人数まで入場可能です (サラワク州: 18歳未満の子供の入場は禁止されています。サバ州: 会場の収容人数の50%が上限です)。

屋外で行う接触を伴わない個人競技のみ許可されます (サラワク州では屋外スポーツも禁止です)。

サバ州での規定: 午前6時〜午後10時。チームスポーツ、ウォータースポーツ、スポーツ施設の利用、ハイキングは許可されていません。複数人で行う場合、それぞれの間隔は最低2〜3m確保する必要があります。

プロスポーツの観戦

許可されません。

🎢 娯楽、社交的な活動に関する規定

北東モンスーンの時期はダイビングはおあずけ

多くの娯楽や社交的な活動が許可されています。それぞれの分野でSOPが設定されていますので、SOPを遵守してください。施設への入場またはイベントに参加できる定員の上限は以下の通りです。

博物館、美術館、ハンディークラフトセンター、記念館、図書館、文化展示場、文化的な催し物など

規定なし

動物園、水族館、シュノーケリング、スキューバダイビング、牧場、レクリエーションパーク、自然公園、テーマパーク、カラオケ、映画館など

規定なし

創作活動、ライブイベント、大道芸ライブ、ホテルのラウンジでの催し物

規定なし (サバ州では、観客を入れる場合は、会場の通常定員の50%が上限です)

食事会、パーティー、結婚披露宴、婚約式、記念日の祝い、送別会、誕生会、リユニオンディナーなど

許可。ただし参加人数は会場の通常の定員の50%までです (サラワク州での参加人数は、スタッフを含め350名か会場の定員の50%のうち低いほうが最大定員です)。12歳未満の子供は、親がワクチン接種を完了している場合のみ参加可能です。

旅行

国内・国外への旅行が許可されています。

ほとんどの娯楽や社交的活動に制限が設定され、ワクチン接種完了者のみが利用できるようになっています。

制限されている施設: 博物館、美術館、ハンディークラフトセンター、記念館、図書館、文化展示場、文化的な催し物、動物園、水族館、牧場、レクリエーションパーク、自然公園、博物館、美術館、アートギャラリー、文化的催し物、テーマパーク、屋内プレイグラウンド、カラオケ、映画館など

創作活動、ライブイベント、大道芸ライブ、ホテルのラウンジでの催し物

禁止されています。

食事会、パーティー、結婚披露宴、婚約式、記念日の祝い、送別会、誕生会、リユニオンディナーなど

禁止されています。

旅行

居住している州内の旅行のみ許可。他の州や海外への旅行は禁止されています。

🏭 出勤・就業・会議・イベントについて

1度に出勤可能な人数

制限なし

会議、MICE、セミナー、ワークショップ、コース、トレーニング、講演会

陽性者・濃厚接触者でない、症状がない場合に対面で出席可能です。

定員の上限は、通常時の100%です (サバ州では通常時の50%が上限です)。ただしパーティー形式の会合の場合は通常時の50%です。

会議、MICE、セミナー、ワークショップ、コース、トレーニング、講演会

対面式の参加は許可されません。ビデオ会議を使用した参加は可能です。ただし緊急を要する会合には対面で参加可能です。

宗教活動

宗教かを問わず、宗教活動に関する規制は連邦政府ではなく各州政府が決定します。そのため、州によって制限される活動が異なる場合があります。

💉 礼拝所での礼拝が基本的に許可されます。また墓参りも許可されます。州政府の定める規定に従ってください。