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新型コロナで多くの国で外国人の入国が制限されていますが、マレーシアでも例外ではありません。これまで、有効な長期滞在用の査証を持つ人しか入国できませんでしたが、ようやく外国人観光客の入国規制の緩和を始めました。
今回の緩和では、マレーシア有数の観光地であるランカウイ島が解禁されました。旅行業者の主催するツアーに参加してランカウイ島で7日間滞在すれば、その後ランカウイ島から出てマレーシア国内のどこへでも自由旅行が可能ということにもなっています。
マレーシア政府はこれをテストケースとして様子を観察し、2022年年初を目処に対象を全国に拡大する予定と発表しています。
ただし、今回の規制緩和で設定されている入国条件は非常にハードルが高いものです。お金持ちしか到底来れないような厳しい内容ですが、設定されているSOPをざっくり翻訳してみました。
概要
入国が許可される国の一覧は、保健省、イミグレーション、観光省のサイトをご確認ください(motac.gov.my)。
ランカウイ島への滞在期間は最低3日間と規定されています。
マレーシア入国後、ランカウイ島へ入島するには空路を用いることが求められています。経由地としてはKL、ペナンなどが想定されているようです。
ランカウイ入島後7日目までは、島内での移動やアクティビティの参加のみが許可されます。島外へ出ることはできません。滞在8日目のPCR検査で陰性の場合はランカウイ島を出ることが可能で、EMCO地域への旅行は除き、マレーシア国内どこへでも個人旅行に出かけることが可能です。
入島が可能な観光客の条件
ワクチンの接種が完了している人(2回接種ワクチンの場合は2度目の接種から14日が経過していること。1回接種のワクチンの場合は接種後28日が経過していること)のみが入国を許可されます。18才未満の子供は、保護者がワクチン接種を完了している場合に同伴可能です。
以下に該当する人は入島を許可されません:
- COVID-19陽性者
- 陽性者の濃厚接触者
- HSO(自宅隔離命令)が出されている人
- 隔離対象者
- 感染リスクが高い国からマレーシアに到着した人
- 症状がある人
マレーシア出発前の手続き
マレーシアに向けて出発する72時間以内にPCR検査を受ける必要があり、検査結果は書類またはデジタル形式で準備し、当局から提示を求められた場合に見せられるようにしておくことが求められています。
観光省の認可を受けた業者の提供するパッケージツアーを利用することが条件となっていて、個人旅行は許可されていません。ただし、8日目以降はマレーシア国内のどこへでも個人旅行で移動可能です。
利用可能なパッケージツアーの要件:
- 観光省に認可を受けたツアー主催者および許可番号が明記されている
- 往復航空券、滞在先、必要なCOVID-19検査の予約と費用、ツアーガイドが含まれている
- ツアー主催者発行の旅程がある
補償額が最低80,000米ドル以上の旅行保険を購入する必要があり、COVID-19の補償が含まれている保険を選ぶ必要があります。購入するパッケージ旅行に保険が付帯する場合もあります。
マレーシア到着時の規定
KLIA1に到着後、個人識別タグを装着され、ワクチン接種完了証明書、保健省の健康申告書、海外旅行保険購入証明書、MySejahteraアプリがインストールされ、登録が完了しているかどうかを確認されます。その後「ランカウイ島海外旅行者」のQRコードを読み取ります。
空港の所定の場所でPCR検査を受けます。費用は旅行パッケージに含まれています。
保健省のカウンターへ進み、STEP 2のPCR検査で陰性の場合には、隔離免除の許可を受け取ることができます。この時点で症状がある、または陽性となった場合は、隔離施設または病院へと搬送されます。
入国審査では、パスポート、ビザ(必要な場合のみ)、往復チケット(要印刷)、パッケージツアー詳細(要印刷)を提示する必要があります。
入国審査を通過後、ランカウイ行きの国内線乗り継ぎカウンターでチェックインを行います。
乗り継ぎ便を待つためにKLIA1内で1泊する必要がある場合は、Sama-Sama Express KLIA1ホテルやKLIA1内のホテルを利用できます。空港外に出ることはできません。
預け荷物はランカウイ島まで直送されますので、KLIAで受け取る必要はありません。
KLIA 1経由でランカウイに入島する場合は、到着後すぐに観光を始めることができ、2日目のPCR検査は免除されます。
滞在期間が3〜7日間の場合は、帰国の72時間以内にもう一度PCR検査を行う必要があります。滞在期間が8日間以上の場合は、滞在7日目にもう一度PCR検査を行い、この検査で陰性の場合はマレーシア国内旅行が可能です。

ランカウイ空港に到着後、保健省のカウンターで、ワクチン接種完了証明書、72時間以内のPCR検査の陰性証明書、保健省の健康申告書、海外旅行保険購入証明書、MySejahteraアプリがインストールされ、登録が完了しているかどうかを確認されます。その後「ランカウイ島海外旅行者」のQRコードを読み取ります。
入国審査では、パスポート、ビザ(必要な場合のみ)、往復チケット(要印刷)、パッケージツアー詳細(要印刷)を提示する必要があります。
入国審査を通過後、ツアーガイドと合流しホテルへ直行となります。PCR検査はツアーガイドが設定した施設で、到着日または遅くとも2日以内に行うことになります。
この検査で陰性となるまではホテルから出ることはできません。この時点で症状がある、または陽性となった場合は、隔離施設または病院へと搬送されます。
PCR検査で陰性となった後に観光を始めることができます。
滞在期間が3〜7日間の場合は、帰国の72時間以内にもう一度PCR検査を行う必要があります。滞在期間が8日間以上の場合は、滞在7日目にもう一度PCR検査を行い、この検査で陰性の場合はマレーシア国内旅行が可能です。
帰国時の手続き
マレーシア出国の72時間以内にPCR検査を受ける必要があります。この時点で症状がある、または陽性となった場合は、隔離施設または病院へと搬送されます。
滞在中に許可されるアクティビティ

- 到着後7日間以内は、ランカウイ島内に滞在する必要があります。
- NRPフェーズ4のSOPに沿って利用可能な施設やアクティビティ: プール、ジム、ラウンジ、ビジネスホール、観光・文化イベント、ビーチ、ウォータースポーツ、シュノーケリング、スキューバダイビング、釣り、教育エンターテイメント、公園、自然公園、牧場、水族館、動物園、ゴルフ、サイクリング、ヨット、バードウォッチング、洞窟探検、山登り、急流降り、ハイキング、ジャングルトレッキング、キャンプ、芸術・文化博物館、図書館、美術館、テーマパーク、ファミリー娯楽施設、スパ、リフレクソロジー、マッサージ、ペディキュア/マニキュア

その他注意点
- 滞在期間中のPCR検査費用は自己負担となります。基本的にはツアーパッケージに費用が含まれています。
まとめ
なかなか厳しい入国条件と、なんと言ってもお金がかかりますね。保険の購入だけで白目状態です。早く自由に世界中を旅行できるようになって欲しいものです。