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マレーシア(シンガポール・ブルネイも含む)と日本との間の時差はたったの1時間です。当たり前の話ですが、日本で午後4時なら、マレーシアでは午後3時ということです。
でも実はマレーシアって「本来なら」日本と2時間の時差となるタイムゾーンに位置しているんです。その証拠にマレー半島の北側のタイと南側のマレーシアの間には1時間の時差があります。
時差が1時間の理由
そう、上の地図を見ると分かるように、本当はマレーシアも日本との時差は2時間のはずなんです。マレー半島より東側にあるカンボジアやベトナムでも日本との時差は2時間。マレーシアの位置からすると日本との時差は2時間はないとおかしい。
じゃあ、マレーシア(シンガポールも含む)と日本の時差がなぜ1時間なのかというと、昔マレーシアがイギリスの植民地だったからと言われています。世界のあらゆる地域を植民地とすることで「太陽の沈まない国」と呼ばれていたイギリスにとって、地域ごとの時差が頭を悩ます問題でした。
マレーシア、シンガポールがイギリスの植民地の頃、時を同じくして香港もイギリスの植民地でした。もう面倒だから、マレーシアの東の端にあるサバ州が香港と同じタイムゾーンにあるから、サバ州を基準にマレーシアの時間を設定しちゃえ!という話になったとか、ならなかったとか。
というわけでマレーシアの標準時が本来あるべき時間帯よりも1時間遅く設定されたらしいです。嘘のようなホントの話?
時差1時間のメリットとデメリット
せっかくの外国への旅行を台無しにしてしまうのが時差ボケです。日本と1時間の時差しかないマレーシアでは、時差ボケが問題になることはほとんどありません。マレーシアに到着後すぐに観光に直行できます!
日本の家族に連絡する場合にも、さほど時間を気にすることなく連絡が取れるのものメリットと言えるでしょう。
時差が小さいことのデメリットは、あまりに時差を意識しなさすぎて、飛行機の乗り継ぎ時間を間違えるといった、時間にまつわるミスをしてしまうことでしょうか。特に短期のマレーシア滞在だと注意が必要です。
特にマレー半島側で言えることですが、すでに書いたとおり、日本との本来の時差が2時間のタイムゾーンでありながら、無理矢理1時間進めている経緯から、日の出と日没の時間が遅く感じられるということがあります。
日本なら空が完全に明るい午前7時でもマレーシアではまだ暗いとか、日本ならもう真っ暗になっている午後7時でもマレーシアではまだまだ夕方の明るさって感じです。夜更かし注意ですね。
ところが、マレー半島よりも東にあるボルネオ島では、本来のタイムゾーンに近い所に位置しているので、そんな問題はありません。自然な時間に日は昇り、また沈んでいきます。
時差を制するものが旅行を制する
マレーシアへ来られる際は、飛行機の中で早めに時計の時間をマイナス1時間に変更しておくと、マレーシア到着後にマレーシアタイムになじみやすいと個人的に感じています。
最近のスマホなどでは、時計を現地の時間に自動的に合わせてくれるものがあるので、今見ている時間が日本時間なのか、マレーシア時間なのか、はたまたスマホが現在地を見失って明後日の時間を指しているのか、しっかりと確認しておいてください(失敗経験者)。
また、マレー半島のように夜遅くまで日が照っているのが嫌だという方は、ボルネオ島にチャレンジしてみては?日本人にとって、太陽が昇るべき時間に太陽が昇り、沈むべき時間に沈むという健康的な生活を送れますよ。