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マレーシアの世界遺産はたったの4スポット。全制覇できそうな予感?

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先日初めて、マレーシアには世界遺産が4つしかない、と耳にしました。

マレーシアってそこそこ大きな国土を持つ国(日本より若干小さいくらい)なので、世界遺産が全部で4つしかないって、ちょっとした驚きでした。

世界遺産とは

そもそも世界遺産って何?ユネスコをチェックしてみました。

世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきたかけがえのない宝物です。現在を生きる世界中の人びとが過去から引継ぎ、未来へと伝えていかなければならない人類共通の遺産です。

世界遺産は、1972年の第17回UNESCO総会で採択された世界遺産条約(正式には『世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約』:)の中で定義されています。2018年12月現在、世界遺産は1092件(文化遺産845件、自然遺産209件、複合遺産38件)、条約締約国は193カ国です。

日本ユネスコ

全部で三種類

ちなみに、世界遺産は三種類に分けられているそうです。

①文化遺産

顕著な普遍的価値を有する、記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など
例)インドのタージ・マハル、ドイツ連邦共和国のケルン大聖堂など

②自然遺産

顕著な普遍的価値を有する、地形や地質、生態系、絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地など
例)タンザニア連合共和国のキリマンジャロ国立公園、アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園など

③複合遺産

文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えているもの
例)ギリシア共和国のメテオラ、グアテマラ共和国のティカル国立公園など

日本は21ヵ所

ちなみに、日本は文化遺産と自然遺産合わせて21ヵ所が世界遺産として認定されています。

一番最近では、2017年に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が、日本で21番目の世界遺産として選ばれました。

同じアジア圏の他の国を見ても、例えば中国は52もの世界遺産を抱えていますし、韓国では12、広い領土を持つインドネシアでは8ヵ所が選定されています。

そう考えると、やっぱりマレーシアの4ヵ所というのは少なく感じますね。

とはいえ、少ないということは制覇もしやすいわけで。。。世界遺産に興味のある方はぜひ4ヵ所すべて回っていただければと思います。

では、いよいよマレーシアの世界遺産を1つずつご紹介したいと思います。

マレーシアの世界遺産① キナバル自然公園

まずは、キナバル自然公園です。2000年に自然遺産の1つとして認められました。

キナバル自然公園はボルネオ島のサバ州に位置します。また、キナバル公園のキナバル山は東南アジアの最高峰で標高は4095メートル。富士山よりも高い山です。

キナバル公園では、熱帯雨林の中で直径90㎝もあるラフレシア(食虫植物)やウツボカズラ、野生の蘭など珍しい植物を観察することができます。

アクセス

残念ながら、アクセスはあまりよくないです。

最寄りの空港はコタキナバル国際空港。クアラルンプールから乗り継ぎ便で2時間ほどの飛行時間です。

個人旅行だと、この国際空港からキナバル国立公園への移動は、ざっくり分けて3つの方法しかありません。

①ミニバスで向かう、②タクシーで向かう、③レンタカー、の中から選びます。

まずは①ミニバスですが、空港からミニバスに乗車するためにはバス停まで移動する必要があります。

空港→バス停(Air Port Bus Station)→キナバル公園となります。

ちなみに、バス停まではGrabタクシー(配車サービス)を利用する方法がおすすめです。

下記地図はエアポートバスのバス停の位置になります。ご確認ください。

②番目の方法タクシーですが、複数人で行動していて、一番楽な方法を探している方におすすめです。ただし、結構距離があるので、連れて行ってくれるタクシーがあればの話ですが。

料金は、一台あたり200リンギット以下(約 6,954 円)だと思います。乗車前に運転手さんに料金の確認をしてから乗車するようにしてください。

③レンタカーも複数人の旅行、また自由にいろいろな場所を回りたい方におすすめです。

車の車種や排気量にも寄りますが、料金の相場は24時間で130リンギット(約 4,520 円)ほどです。

マレーシアの世界遺産② グヌン・ムル国立公園

グヌン・ムル国立公園は2000年11月に、キナバル国立公園と共に世界遺産に登録されました。

グヌン・ムルは世界有数の洞窟群(100あまり)を誇り、夕暮れ時には無数のコウモリが飛び立つ姿を観察することができます。

場所はボルネオ島のサラワク州に位置します。

サラワク州はマレーシアで一番大きな州なんですが、ムル国立公園はそのサラワク州でも最も大きな国立公園となっています。

現地へはサラワク州の都市ミリの国際空港からプロペラ機(MasWings)で向かいます。

アクセス

ムル国立公園へのアクセスは、飛行機一択です。

日本からのアクセス方法は2つ。1つはコタキナバル国際空港に向かい、コタキナバルで再度乗り換えてムルへと飛ぶ便。

そしてもう1つの玄関口はミリ国際空港です。クアラルンプールから飛行機を乗り継いで、2時間弱のフライトでミリに到着。

その後ミリの空港からさらに小型のプロペラ機に乗り換えてムルへと向かいます。

コタキナバル⇔ムル間は50分ほどのフライト、ミリ⇔ムル間は30分ほどのフライト時間になります。

ムル空港に到着後は、さらにミニバン(RM5)に乗り換えてムル国立公園へと向かいます。

マレーシアの世界遺産③ マラッカとジョージタウン、マラッカ海峡の古都群

マラッカ

マレーシアの世界遺産マラッカ

まずはマラッカからご紹介します。マラッカは過去にポルトガル、オランダ、イギリスによって植民地として統治されていた歴史があります。

そのため、それらの国の文化が地元の文化に混ざり合って、マラッカ独特の文化が形成されるようになったと言われています。

主な見どころとしては、オランダ広場周辺、マラッカリバー、オールドタウン周辺、ジョンカーストリート、ハーモニーストリート、セントポールの丘周辺があります。

これらのスポットは徒歩で歩き回れる圏内に位置していますので、1日2日で効率よく回ることも可能です。

ジョージタウン(ペナン)

そしてもう1つの世界遺産都市がペナン。

by flickr

ペナンはマレーシアの中でも歴史の街として知られ、植民地時代の町並みや、貿易港としての背景から多民族・多文化で形成されているユニークな街です。

最近では、ストリートアートが街中のあちこちで見られ、新旧の文化融合も見ることができて興味深いです。

ペナンへはクアラルンプールから飛行機でひとっ飛び。約1時間で到着です。

その他にも、時間はかかりますが、シンガポールやマラッカ方面から高速バスを利用する方法もおすすめです。

ペナンの位置情報は下記地図からご確認ください。

アクセス

マラッカ、ジョージタウンそれぞれへのアクセスですが、ここではクアラルンプールからのアクセスをご紹介したいと思います。

クアラルンプールから各都市へのアクセスは便利ですので、チョイスもいろいろあります。リッチにタクシーを使うこともできますし、長距離高速バスでの移動も可能。

マラッカへの移動

マラッカまでタクシー移動の場合は、大体250〜300リンギット(約 10,431 円)ほどです。

高速バスだと、会社によって値段が異なりますが、片道15〜20リンギット(約 695 円)くらいでしょうか。タクシーと比べたら激安ですね。

ただし、高速バスには空港からの直行便と、KLセントラル駅からの便があります。

もちろんクアラルンプール国際空港からの直行便は割高になりますが、スーツケースなど抱えて移動することを考えれば少々高くても直行便がおすすめです。

チケットを予約する際には、当日カウンターでも買えますが、予定を立てる観点からも、オンラインで予約がおすすめです。

クアラルンプールからマラッカのターミナルまでは、約2〜3時間で到着します。

ペナンへの移動

ペナンまではさすがにタクシーではなく、飛行機か高速バスの二択ですね。飛行機なら1時間ほどで着きます。

エアアジア、マレーシア航空、マリンドエアなど航空会社間の競争も激しい路線ですので、安い便を確保することも可能です。

バス移動の場合は、約5〜6時間ほどかかります。バス料金は会社にもよりますが、約38リンギットほど(約 1,321 円)。

空港から電車でKLセントラル駅へ向かい、KLセントラルのバス停から乗車することができます。

マレーシアの世界遺産④ レンゴン峡谷の考古遺跡

マレー半島の北部に位置するレンゴン峡谷で発見された「レンゴン峡谷の考古学遺跡(Archaeological Heritage of the Lenggong Valley)」が2012年に世界遺産に登録されました。

なんとその歴史は約83万年前〜1700年前の旧石器〜鉄器時代にさかのぼり、人骨や銅器、石器製造場所であったと思われる場所の発見など、世界的にも注目されています。

特に興味深いのは、東南アジアで最古といわれている人骨(ペラ・マン)が発掘されていることではないでしょうか。

なお、発掘された遺物たちは「レンゴン考古学博物館(Lenggong Archaeological Gallery)」にて見学することができます。

営業時間:
月〜日:9.00-5.00
金:9.00-12.00、3.00-5.00

公式サイト:http://www.mdlg.gov.my/ms/pelawat/destinasi-menarik/muzium-arkeologi-lenggong(マレー語のみ)

アクセス

まずはイポーへ

レンゴン峡谷へのアクセスは、最寄りの都市イポーへと向かう旅から始まります。イポーまではクアラルンプールのTBSというバス停から高速バスが出ています。

ただし、このバスターミナルは空港からもKLセントラル駅からも離れているため、タクシー、Grab(配車サービス)を使う必要があり、少し移動が不便です。

所要時間は鉄道でもバスでも大差なく、2時間半ほどでしょうか。ただし、バスは道路状況によって変わることも。

料金は、バスが20〜30リンギット、鉄道が36or46リンギットということで、やはりバスの方が安めですね。

ただ、バスの場合はバスターミナルまでの交通費がバカにならないので、結局は鉄道を選んでおく方が時間も体力も節約できる、ということになるかもしれません。

イポー駅からレンゴン渓谷

では、イポーに到着後はいよいよレンゴン渓谷ですね。

鉄道はイポー駅に到着しますので、イポー駅から今度はローカルバスに乗り換えるか、もしくはタクシー、配車サービス等を使う方法があります。

車ならレンゴン渓谷までは1時間ちょっとの距離です。

もし、バスで行くなら、途中で乗り継ぎが必要になります。

バスの場合、まずはイポー駅近くの『Medan Kidd Bus Station』からクアラカンサー行き(35番)を探します。乗車時間は約1時間半。

その後、クアラカンサーから今度はレンゴン行きの99番のバスに乗り換え、さらに約1時間走ります。

バスを利用すると料金はトータルで10リンギットほどで済みますので、タクシーなどと比べれば安上がりです。ただ、体力と時間のある方でないときついかもしれません。

さいごに

今回は、マレーシアの世界遺産4ヵ所(マラッカとペナン分けると5ヵ所)をご紹介しました。

半島側のマレーシアに3ヵ所、そしてボルネオ島に2ヵ所でした。

それぞれの位置関係を地図で表すとこんな感じ。

結構離れた場所に散在していることがわかっていただけるのではないでしょうか。

文字通りあっちこっちです。数日のマレーシア滞在で5ヵ所全部を回るのは大変かと思われます。

最低でも1ヵ所に2〜3泊くらい滞在できるといいですね。

パパッと手早く回りたいなら絶対に飛行機移動がおすすめ。

マレーシアは田舎地方にいく国内便も発達していて便利&安いので、ぜひ飛行機移動をご一考ください。

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