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一昔前は、海外旅行と言えばハワイやヨーロッパ方面が人気の渡航先でした。
ですが、時代の流れとともに渡航先も変わりつつあり、今60〜70代のシニア世代の方に注目されているのがマレーシアを含むアジア圏。
最近ではテレビ番組でも、マレーシアがアクティブシニア世代の人気の移住先として度々取り上げれています。
今回は、そんなシニア世代にマレーシア旅がおすすめな理由を解説するとともに、マレーシア在住経験から【シニア世代でも安心して旅行できるマレーシア国内の観光地】を選んでみました。
【 2017.12.14 】JALの超音速旅客機でマレーシアまで3時間?!
シニア世代にマレーシア旅がおすすめな4つの理由
マレーシアは日本からの距離が遠すぎず、また近すぎずで、海外旅行先として最もおすすめの国です。
成田からマレーシアのクアラルンプールまで、直行便で最短7時間25分(日本航空)。大阪の関空からなら7時間05分(マレーシア航空)で到着します。
帰りはもっと早く、クアラルンプールから成田間は6時間40分(マレーシア航空)。関空へは6時間で到着します。
エコノミー症候群の怖さ
長時間のフライトは座っているだけとはいえ知らない間に体に負担がかかり、フライトで体力を奪われて肝心の目的地で十分楽しめない可能性があります。
また、高齢になるほどエコノミークラス症候群(肺塞栓症)のリスクも高く、目的地到着後に具合が悪くなる可能性も否めません。
たとえば、到着後に体をほぐそうとマッサージに行き、その後血栓が血流に乗って脳梗塞などにかかった例も報告されています。
このように、海外で病気にならないため、また現地で十分に旅行を楽しむためには、目的地が遠すぎることはネックになります。
その点、マレーシアは日本から直行便が出ていて旅行しやすいこと、またフライト時間が長すぎないという利点がり、シニア世代にもおすすめです。
マレーシアには、いざというときに日本語で診察を受けることのできる病院がいくつもあります。特に日本人が集まるエリアで開業している病院は医療水準も比較的高いので、急病などの場合も安心して治療を受けることができます。
特に、クアラルンプール周辺にはマレーシアで最高水準の心臓病センターもあり、日本人の場合はVIP待遇で診察が受けられます。海外旅行保険に入っている方は、保険でカバーできますし、また日本の健康保険等のサービスはマレーシアで受診した場合でも適用されますので安心です。
関連記事:「海外療養費制度」はマレーシアでも使える!請求方法と申請時の注意点
海外旅行では、疲れから高熱が出たり、慣れない場所で怪我をしたり、また衛生面の違いから突然の腹痛に襲われるなど思いもよらない急病にかかることがあります。
その点、マレーシアは医療設備も充実しているので、比較的安心して旅行を楽しむことができ、海外に不慣れなシニア世代の方にもおすすめです。
詳しい病院の情報は、在マレーシア日本国大使館のホームページからご確認ください。
マレーシアはヨーロッパやハワイなどの人気の旅行先に比べて、航空券が断然安いのが魅力です。
マレーシア航空や日本航空といった直行便を利用する場合でも、時期によっては一人往復5万円程度、セール時にはそれ以下の値段で旅行することが可能です。そのため、毎年旅行することも夢ではなく、中には毎年冬の時期は数ヶ月マレーシアで過ごすという方もおられるほどです。
エクスペディアで最安値の航空券を探す旅行といえば、宿泊施設は大切です。いくら安くてもシャワーの出が悪かったり、衛生基準が低かったり、夜もうるさくて寝れないようなホテルでは十分に旅行を楽しめません。
その点、マレーシアは他の東南アジア諸国と比べてもホテルの値段が安く、いわゆる高級ホテルといわれるような十分に設備の整ったホテルも多数あります。
たとえば、繁華街にあり、ショッピングや観光にも便利な「ザ・リッツ・カールトン」ホテル。高級感あふれるインテリア、大理石のバスタブ、豪華な朝食などが人気ですが、時期によっては一泊一部屋15,000円ほどで宿泊が可能なことも。
また、ツインタワーに隣接する高級ホテル「マンダリン・オリエンタル・クアラルンプール」ホテルはクアラルンプールで最高級のサービスを受けれるホテルとして有名ですが、安い時期を選べば一泊一部屋15,000円ほどで宿泊することができます。
その他にも、有名どころの「ヒルトン・クアラルンプール」、上の写真の「ザ・マジェスティックホテル」などは一泊一部屋8,000円代〜とリーズナブル。
マレーシアではホテルの部屋は一部屋の料金として計算されることが多いので、上記の値段はすべて一部屋の値段になります。日本だと一人一泊これぐらいしそうですよね。
シニア世代におすすめの観光地6選
クアラルンプールには多数の観光スポットがあります。わざわざ飛行機に乗ってペナン島やランカウイ島など遠くまで行かなくても、徒歩や無料巡回バス、電車、タクシーを利用すればクアラルンプール周辺の観光地を十分楽しむことができます。
1日では周りきれないほどの観光名所がありますので、事前に計画を立て、二日ほどかけてじっくり回るのがオススメです。
マレーシア観光といえば、まずはペトロナスツインタワー。全長451.9メートル、88階建てで、タワー1は日本、タワー2を韓国が施行したことでも有名です。
ペトロナスツインタワーは写真スポットとしても人気で、お昼間でも、夕方でも、夜でも時間を問わず、写真に収めたい人たちが集まってくるスポットです。
86階部分に設置された展望台から見るクアラルンプールの景色は圧巻。タイミングによっては、当日人数制限が発生したり、または希望の時間にチケットが取れない可能性もありますので、タワーの展望台に登りたい方は、事前にオンラインでチケットを購入されることをおすすめします。
オンラインでの予約はこちらから。
「スリアKLCC」はペトロナスツインタワーと地下や下階部分を共有するショッピングセンターです。KLCC駅とも地下通路で結ばれていて、駅から歩いてくるのにも便利。
全6フロアから構成される「スリアKLCC」内には、多数の服飾系ショップ、レストラン、伊勢丹、パークソン百貨店などが入っています。
マレーシアらしい食事処
レストランはマレーシアの名物料理が食べれる「リトルペナンカフェ」、「マダムクワンズ」、マレー系と中華系が融合したニョニャ料理の店「ニョニャカラーズ」など、ぜひマレーシアで試していただきたいお店が多数。
さらに、マレーシア発のカフェ「シークレットレシピ」、「オールドタウンホワイトコーヒー」など、マレーシアを代表するコーヒーショップもありますので、ぜひ休憩にご利用ください。
ムルデカスクエアはペトロナスツインタワーからは少し離れています。とはいえ、ツインタワーやKLタワーも見える場所。
時計台
ここで見ていただきたいのが、イギリス統治時代に建てられたという煉瓦造りの建物「スルタン・アブドゥル・サマドビル」です。建物の中央部分には時計台があり、ひときわ目立つ建物です。
I LOVE KL
また、ムルデカスクエアの北側には「クアラルンプールシティギャラリー」という建物が。入り口近くにはテレビ等でも有名な「I LOVE KL」のモニュメントがあり、記念撮影をしようと観光客が集まってきます。
ギャラリー内では、マレーシアの年表とともに歴史や文化が紹介されていたり、観光客向けのショップ、ツーリストインフォメーションもあります。入館は5リンギットですが、この5リンギット分はバウチャーとしてお土産やさんで使うことができます。
最古のモスク
さらに、川を渡って裏手側にあるのが、クアラルンプール最古のモスク「マスジッドジャメ」。イスラム教を国教とするマレーシアの日常の様子を垣間見ることができます。
ペトロナスツインタワー周辺からのアクセスは、タクシーや配車アプリを利用して約20分、電車で30分ほど。電車の場合、地下鉄KLCC駅からMasjid Jamek駅まで乗ります。
セントラルマーケットは先ほどのムルデカスクエアからほど近い場所にあり、徒歩で移動することができます。
その可愛い外観やおしゃれな雑貨など、もはやマレーシアで一番人気のお土産スポットといっても過言ではありません。
チャイナタウンと呼ばれるエリアに位置し、130以上のお店が所狭しと立ち並んでいてゆっくり見て回ろうと思うと半日は欲しいですね。
マレーシア各地の特産品、マレー系、インド系、中華系それぞれの民族にちなんだお土産が買えるほか、マレーシア独特の料理が食べれるレストラン、カフェも多数入店しています。
セントラルマーケットの詳しい情報はこちら→【 観光 】クアラルンプールで遊ぶ!お土産探すなら絶対「セントラルマーケット」
クアラルンプール駅はセントラルマーケットから徒歩15分ほどの距離にあります。イギリス統治時代 (1910年) に建てられたまるで宮殿のような白亜の駅舎。
遠目からはそれが駅であるとは分からないような特別な造りで、天気のいい日には思わず何枚も写真を撮ってしまう美しさがあります。
現在はKLセントラル駅の方に主な業務は移転しましたが、いまでもKTMコミューター、ETSが停車し、駅として使用されています。
最後にご紹介するのは、2011年に完成した新しい王宮です。イスラム国らしい造りのゴージャス感満載な宮殿。入り口は制服姿の衛兵さんたちが守っています。夜はライトアップされたまた昼間とは違った美しい姿を見ることができます。
先ほどのクアラルンプール駅からは、歩くには30分ほどかかります。おすすめは配車アプリかタクシーを使っての移動。車なら8分ほどで到着する距離です。
マレーシア旅行の計画はこちら⇒サプライスでクアラルンプール行き航空券+ホテルの最安値をチェック
さいごに
シニア世代にオススメなマレーシア旅の情報をお伝えしましたが、いかがでしたか?
マレーシアは観光大国としてどんどん発展し、若者たちが楽しめるスポットだけでなく、家族連れや年配の方までそれぞれのニーズに合った観光を提供しています。
また、クアラルンプールという都市の中だけで十分にマレーシアの魅力を楽しめるのも、シニア世代におすすめできるポイントです。
さらに、できるだけ混雑するホリデーシーズンを外して旅行するのも、大切。街中で動きやすくなるだけでなく、ホテルや飛行機の出費も抑えることができます。
プランを立てる際には日本の休日だけでなく、マレーシアの休日情報も合わせてご確認ください。
※ラグジュアリーな休日を過ごしたい方に向けて、マレーシアでクラブラウンジにアクセスできるルームプランがあるホテルを一覧にしました。下記の関連記事からご確認ください。