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ここ数年で日本でも知名度の増しているマレーシア。移住先、転職先としての人気も高まっています。
人気の理由の1つとしては、物価が安いことでしょうか。移住者向けのサイトでは年金でもセレブ生活ができる、などと謳われています。
そんなマレーシアのイメージを考えると、やはりマレーシア人の給料は相当低いんだろう、と思われがち。では、実際マレーシア人の懐事情はどうなのでしょうか。
今回は、マレーシア人の収入と最低賃金等、マレーシアの経済事情について解説したいと思います。
マレーシア人の平均月収・平均年収
まずはマレーシア人の収入についてです。
2016年度マレーシア統計局の発表によると、マレーシア人全体の平均月収は2463リンギット(約 85,280 円)でした。
男女別では男性が2500リンギットで、女性が2398リンギット。学歴別で見ると大卒者は平均が4042リンギット(約 139,606 円)となっています。
では年収はどうでしょうか。マレーシア人の平均年収は約60,000リンギット(約 2,077,474 円)と言われています。
ただし、これはあくまでマレーシア全体の平均年収で、マレーシアでは人種によって平均年収が異なります。
例えば、一番年収が高いと言われるのが中華系のマレーシア人で、その平均年収は日本円にして約240万円にも登ります。日本でも普通に暮らせそうな額ですね。
とはいえ、サービス業に従事している人たちの一般的な給料はオフィスワークの人たちよりも低い傾向にあります。
例えば、ガソリンスタンドで働いている正社員の月収は900リンギット(約 31,162 円)ほどだそうです。
※2020年2月1日より1200リンギットに引き上げられています。
近年の経済事情
マレーシアの近年の経済事情ですが、統計をみるとマレーシア経済は現在上昇中。2017年度にはGDP(成長率)前年比5.9%の成長を見せています。
近隣諸国と比べて見ると、タイが3.9%、シンガポールが3.6%ですので、いかにマレーシアが成長しているかがわかります。
経済成長に伴って、マレーシア人平均所得も上昇。ここ数年は景気(羽振り?)が良くなっているのを肌で感じてきました。
とはいえ、2018年にマハティール首相が率いる野党が政権を取って以来、マレーシアでは現在政府内部の改革に重点を置いている状況。
これまで与党政権下では「2020年の先進国入り」を目指していたマレーシア政府ですが、現在は財政安定化を優先し、経済指標の目標値も下方修正を行なっているのが現状です。
さいごに
マレーシア人の月収、年収を見られた感想はいかがでしょうか?思ったよりも多かったでしょうか?それとも、やはりこんなものか、という印象でしょうか。
ちなみに日本のここ数年の平均年収は416万円ほどと言われています。それと比べると、マレーシアの平均年収は半分以下。そう考えるとマレーシア人の収入はかなり安いと感じます。
ですが、マレーシアの物価を考えてみるといかがでしょうか?マレーシアの物価はだいたい日本の約三分の一です。
ミネラルウォーター500ミリ一本の値段で比較すると、日本が100円として、マレーシアでは一リンギット(約 35 円)です。
野菜もマレーシアではずいぶん安い。小松菜一袋が日本なら100円、こちらでは1リンギットです。
つまり、物価は三分の一なのに、給料は半分。マレーシアの方が生活の質が高いことになりませんか?
それに、マレーシアでは一人暮らしをしている人が少ないです。一軒に住む家族の人数も多くて、一家に何人もの働き手がいる状態。そのため家賃や光熱費、食費もみんなでシェアできて、トータルで見ると節約できる。
数字上では日本より収入は低いものの、意外と日本より豊かな生活をしているかもしれませんよ。
以上、マレーシア人の収入や経済事情のお話でした。
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