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ビザなし渡航が可能なマレーシアは、日本人の海外旅行先としても人気の国の1つです。
日本人が観光目的で90日間マレーシアに滞在する場合、事前にデジタル入国カードを提出しておくことで、自動化ゲートを使ったスムーズなマレーシア入国が可能になります。
この記事では、デジタル入国カードの記入方法と、自動化ゲートの利用方法について解説します。
マレーシアに入国する旅行者に求められるデジタル入国カードの提出
マレーシアの出入国管理局は、2024/1/1からマレーシアに入国する全旅行者に、デジタル入国カード (略してMDAC) をオンラインで提出することを義務付けました。
- マレーシアの長期滞在パスまたは永住権を持つ人
- シンガポール人、マレーシア渡航用パスポートまたはBMFTP保持するブルネイ人、国境通過証明書を持つタイ人とインドネシア人
- 外交パスポート保持者
デジタル入国カードは入国予定日の3日前から提出できます。それより前の事前申請はできませんのでご注意ください。
デジタル入国カードの記入方法
マレーシアデジタル入国カード提出ページを開きます。
マレーシア出入国管理局の公式サイトを開くと、説明の下に赤い [REGISTER] ボタンがあるので、それをタップして記入を始めます。
Announcementというポップアップウィンドウが表示される場合がありますが、X をタップして閉じてから以下の手順に従って登録してください。
次に表示されるページで個人情報を入力します。間違えのないように確認しながら入力を進めてください。
ちなみに日付は全てイギリス式 (日/月/年) の順で入力します。お間違えなきよう。
- Name: 氏名 (パスポート表記通り)
- Passport No.: パスポート番号
- Date of Birth: 生年月日 (日/月/年)
- Nationality: 国籍 (JAPANを選択)
- Sex: 性別 (MALE: 男性、FEMALE: 女性)
- Date of Passport Expiry: パスポートの有効期限 (日/月/年)
- Email Address: メールアドレス (提出証明が届きます)
- Confirm Email Address: メールアドレス (再度入力します)
- Country/Region Code: 国際電話国番号 (日本: +81、マレーシア: +60)
- Mobile Number: 携帯電話番号
入国予定日の3日前からしか以下の項目は入力できませんのでご注意ください。
- Date of Arrival: マレーシア入国予定日 (日/月/年)
- Date of Departure: マレーシア出国予定日 (日/月/年)
- Mode of Travel: 渡航手段 (AIR: 飛行機、Land: 陸路、SEA: 船から選択します)
- Last Port of Embarkation before Malaysia: マレーシア入国前の最終搭乗国
- Flight/Vessel/Transportation No.: フライト番号 (空路)、ナンバープレート (陸路)
- Accommodation of Stay: 滞在先の種類 (HOTEL: ホテル、Resident of Friends: 友人の家、Others: その他)
- Address (In Malaysia): マレーシア国内の滞在先住所 (トランジットの場合は空港などの入国ポイントの住所)
- State: 滞在先の州 (リストから選択します)
- City: 滞在先の市 (リストから選択します)
- Postcode: 滞在先の郵便番号 (5桁の数字です)
記入した内容が全て正しければ、一番下の [SUBMIT] ボタンをタップして送信します。
くれぐれも間違えて、すぐ隣の [RESET] ボタンを押さないようにご注意ください。全て水の泡になってしまいます。
[SUBMIT] をタップして個人情報を送信した後に、入力したメールアドレスに出入国管理局からメールが届きます。
基本的に登録確認メールを提示する必要はありませんが、念の為にメールのスクショを保管しておくことをお勧めします。
誰がKLIAのマレーシア出入国自動化ゲートを使えるの?
マレーシア出入国管理局の発表では、日本を含む63国のパスポートを持つ人がKLIAターミナル1と2の自動化ゲートを使用できます。
自動化ゲートを使用するには、前述のデジタル入国カードが提出済みであること、パスポートの残存有効期限が6か月以上あること、身長が120cm以上あることといった条件があります。
KLIAの自動化ゲートの使い方
クアラルンプール国際空港 (ターミナル1または2) に到着したら、入国審査場へと進んでください。
有人カウンターと自動化ゲートで並ぶ場所が異なるため、「Autogate (自動化ゲート)」のような表示を探して、そちらに進んでください。
自動化ゲートでは、パスポートのスキャンと顔認証の2ステップで入国手続きが行われます。顔認証が失敗した場合は、指紋認証が求められますので、画面の指示に従って操作してください。
まずはゲートの前にあるパスポート読み取り機にパスポートの顔写真のページを差し込みます(動画の1:20ごろ)。読み込みが完了すると1枚目の扉が開くのでゲート内に進みます。
ゲート内に入ったら顔認証のカメラの前に立ちます(動画の1:28ごろ)。顔認証が完了すると2枚目の扉が開き、マレーシアへ入国完了となります。
自動化ゲートを使うと入国スタンプは押されません。入国スタンプが必要な場合は有人カウンターに並ぶ必要があります。
マレーシア出国時には特に手続きは必要ありません。KLIAの出国審査場にある自動化ゲートへ進んでください。
自動化ゲートでは、入国時と同じくパスポートのスキャンと顔認証が行われます。顔認証が失敗した場合は、指紋認証が求められますので、画面の指示に従って操作してください。
出国ゲートを抜けても出国スタンプは押されません。出国スタンプが必要な場合は有人カウンターに並ぶ必要があります。
マレーシアのKLIAからの入国はスムーズになるのか?
自動化ゲートが短期滞在外国人に解放されるまでは、有人カウンターを使うしかなく、ひどい時では入国完了までに2時間もの待ち時間が発生したこともありました。
自動化ゲートの導入で、マレーシアに到着した時の入国審査の待ち時間が短くなります。うまくいけば、1人あたりの入国のための手続きが20秒ほどに短縮されるとのことです。
サクッとマレーシアに入国できてしまえば、あとは目一杯遊んで、食べて、楽しむだけです♪