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2022年からCOVID-19の水際対策の国境閉鎖が解除されて、どんどん外国人観光客がマレーシアに押し寄せているようですね。
そんな混雑解消と手続きの合理化のために出入国管理局から発表されたのが、デジタル入国カードの導入と特定の国籍を持つ外国人旅行客に自動化ゲートの使用を許可するというもの。
この記事では、デジタル入国カードの記入方法と、自動化ゲートを利用するために必要な事前の登録やその後の使い方について軽く解説します。
2023/3/1にマレーシアの出入国管理局が、自動化ゲートへの内務大臣の訪問とゲートの使用の様子についての動画をYouTubeに投稿しました。気になる方は一度ご覧ください。実際の自動化ゲートの使用方法については、動画の1分18秒から始まります。
マレーシアに入国する旅行者に求められるデジタル入国カードの提出
マレーシアの出入国管理局は、2024/1/1からマレーシアに入国する全旅行者に、オンラインデジタル入国カード (略してMDAC)を提出することを義務付けました。
- マレーシアの長期滞在パスまたは永住権を持つ人
- シンガポール人、マレーシア渡航用パスポートまたはBMFTP保持するブルネイ人、国境通過証明書を持つタイ人とインドネシア人
- 外交パスポート保持者
デジタル入国カードは入国予定日の3日前から提出できます。それより前の事前申請はできませんのでご注意ください。
デジタル入国カードの記入方法
マレーシアデジタル入国カード提出ページを開きます。
公式サイトを開くと説明の下に赤い [REGISTER] ボタンがあるので、それをタップして記入を始めます。
次に表示されるページで個人情報を入力します。間違えのないように確認しながら入力を進めてください。
ちなみに日付は全てイギリス式 (日/月/年) の順で入力します。お間違えなきよう。
- Name: 氏名 (パスポート表記通り)
- Passport No.: パスポート番号
- Date of Birth: 生年月日 (日/月/年)
- Nationality: 国籍 (JAPANを選択)
- Sex: 性別 (MALE: 男性、FEMALE: 女性)
- Date of Passport Expiry: パスポートの有効期限 (日/月/年)
- Email Address: メールアドレス (提出証明が届きます)
- Confirm Email Address: メールアドレス (再度入力します)
- Country/Region Code: 国際電話国番号 (日本: +81、マレーシア: +60)
- Confirm Country/Region Code: 国際電話国番号 (再度入力します)
- Mobile Number: 携帯電話番号
- Confirm Mobile Number: 携帯電話番号 (再度入力します)
入国予定日の3日前からしか以下の項目は入力できませんのでご注意ください。
- Date of Arrival: マレーシア入国予定日 (日/月/年)
- Date of Departure: マレーシア出国予定日 (日/月/年)
- Mode of Travel: 渡航手段 (AIR: 飛行機、Land: 陸路、SEA: 船から選択します)
- Last Port of Embarkation: マレーシア入国前の最終搭乗国
記入した内容が全て正しければ、一番下の [SUBMIT] ボタンをタップして送信します。
くれぐれも間違えて、すぐ隣の [RESET] ボタンを押さないようにご注意ください。全て水の泡になってしまいます。
[SUBMIT] をタップして個人情報を送信した後に、入力したメールアドレスに出入国管理局からメールが届きます。
実際の入国時にネットが通じない場合に備えて、念の為にメールのスクショを保管しておくことをお勧めします。
誰がKLIAのマレーシア出入国自動化ゲートを使えるの?
出入国管理局の発表では、日本、シンガポール、ブルネイ、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、イギリス、ドイツ、サウジアラビアの10か国のパスポートを持つ人が自動化ゲートを使用できます。
デジタル入国カードの提出は全旅行者に義務付けられていますので、だったら次回マレーシアにまた遊びに来る時にサクッと入国できるように、今回の入国時に自動化ゲートの利用登録をしておくのもいいかもですね。
自動化ゲートを使用するには、パスポートの残存有効期限が6か月以上あり、身長が120cm以上ある必要があります。
この短期滞在外国人専用自動化ゲートは、到着便の少ない深夜などでは使用できない場合があるとのことです。その場合は、有人の入国審査カウンターへと進んでください。
KLIAの自動化ゲートを使うための事前準備
自動化ゲートを使うとしても、必ず毎回「マレーシア・デジタル入国カード(MDAC)」をオンラインで提出する必要があります (記入方法は上述)。
MDACは入国予定日の3日前から提出できますので、マレーシア到着前に済ませておくのが良さそうです。
またMDACサイトでは、申請したMDACの状況を確認することもできます。
MDACの申請が終わっている場合は、短期滞在者用の自動化ゲートへと進みます。
自動化ゲートでは、パスポートのスキャンと顔認証の2ステップで入国手続きが行われます。顔認証が失敗した場合は、指紋認証が求められますので、画面の指示に従って操作してください。
まずはゲートの前にあるパスポート読み取り機にパスポートの顔写真のページを差し込みます(動画の1:20ごろ)。読み込みが完了すると1枚目の扉が開くのでゲート内に進みます。
ゲート内に入ったら顔認証のカメラの前に立ちます(動画の1:28ごろ)。顔認証が完了すると2枚目の扉が開き、マレーシアへ入国完了となります。
マレーシア出国時には特に手続きは必要ありません。KLIAの出国審査場にある自動化ゲートへ進んでください。
自動化ゲートでは、入国時と同じくパスポートのスキャンと顔認証が行われます。顔認証が失敗した場合は、指紋認証が求められますので、画面の指示に従って操作してください。
出国ゲートを抜けても出国スタンプは押されません。出国スタンプが必要な場合は有人カウンターに並ぶ必要があります。
マレーシアのKLIAからの入国はスムーズになるのか?
自動化ゲートの導入で、マレーシアに到着した時の入国審査の待ち時間が短くなることが期待されますが、当面はシステムの不具合など混乱も起きるかもしれません。
その場合は入国審査場および出国審査場では係官の指示に従ってください。
うまくいけば、1人あたりの入国のための手続きが20秒ほどに短縮されるとのことです。サクッとマレーシアに入国できてしまえば、あとは目一杯遊んで、食べて、楽しむだけです♪