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マレーシアの高速バス(長距離バス)、車内の様子や乗り心地を解説!

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日本国内の移動では欠かせない乗り物になった長距離移動用の高速バスですが、東南アジアで高速バスに乗るのは躊躇する、という方もおられるかもしれません。

では、実際のところマレーシアの高速バス事情はどうなのでしょうか。どんなシステム?乗り心地は?危険じゃない?料金は?など、きっといろいろな疑問が湧いてくると思います。

というわけで今回は、マレーシア国内での移動に高速バスをお考えの旅行者の方に向けて、マレーシアの高速バスの実態、車内の様子、また乗り心地も解説したいと思います。

マレーシア国内の高速バスが走っているエリア

マラッカセントラルバスターミナルに停車中の長距離バス
by Metzelder Siow

まず、マレーシア国内で高速バスを利用する機会についてご説明したいと思います。マレーシアはきっとみなさんが想像されているよりはるかに長距離バスシステムが発達しています。

日本のように全国に鉄道網(首都圏のみ)が張り巡らされているわけではないので、どうしても長距離移動となると飛行機か車か長距離バスか、というチョイスになるのだと思います。

マレーシアはシンガポールやタイとつながっている方の半島側の領土に加えて、ボルネオ島側にもサラワク州・サバ州という2つの広大な面積を誇る州があります。

サラワク州のバスターミナル
サラワク州のバスターミナルで停車中の高速バス

この半島側、ボルネオ島側どちらの領土にも長距離バスのシステムが普及しています。逆に言えば、マレーシアの端から端まで旅行するのに長距離バスは便利で、欠かすことのできない乗り物と言えます。

鉄道網のないマレーシアでは、日本以上に長距離バスが重宝されているといっても過言ではありません。

ちなみに、半島側ではクアラルンプールを中心に、クダ、キャメロンハイランド、クランタン、スランゴール、トレンガヌ、マラッカ、ペナン島、ジョホールバル、イポーなどの国内各地、さらにはお隣のシンガポールにまで高速バスが走っています。

サラワク州の高速バスターミナルのチケット売り場

また、ボルネオ島側では、クチンからシブ、ビントゥル、ミリなど主要都市はもちろんのこと、ブルネイに向かうバスもあります。サバ州の州内においても、州内の主要都市に向かうバスが用意されています。

というわけで、マレーシア旅行の際には高速バスでの移動が非常に便利だということがわかっていただけたのではないでしょうか。

実際、マレーシア国内長距離移動の際には高速バスでの移動がファーストチョイスと言えるかもしれません。

飛行機移動はお金も時間もかかりますので、まずは旅行予定地に高速バスが走っていないか確認されることをおすすめします。

気になるバス車内の様子は?

by Ilya Plekhanov 

写真はマラッカという都市にある高速バスターミナルに停車中の高速バスです。いかがでしょうか?思っているよりしっかりしたバスではないでしょうか?

個人的には、以前はマレーシアで高速バスを利用するのは少し躊躇していました。でも、一度乗ってみると思っていたよりも快適でびっくり。

逆に日本のバスより安くて座席も広くて、今ではすっかり長距離移動では高速バスにお世話になっています。

こちらが車内の様子。三列シートです。しかも1つ1つの座席が広くてびっくり。大柄の人でも余裕でゆったり座れるくらい、まさにジャンボサイズです。

標準的なサイズのマレーシア人や日本人の体には十分すぎる広さで、逆に空間を持て余すほど。

日本でもこんなに広々とした座席のバスに乗ったことはありません。例えバスが満席だったとしても閉塞感はなく、ゆったりとした時を過ごすことができました。

座席はもちろんリクライニングになりますし、足元にはちゃんとフットレストもついていました。

ときおり車内のエアコンが効きすぎて寒い、というようなレビューを目にすることがありますが、個人的には二回乗った車内は適温でした。

寒すぎることも暑すぎることもなく、男性なら半袖の方もおられました。もしかすると早朝や夜の便では寒くなるのかもしれませんが、日中の利用では薄手の長袖で十分、という感じでした。

上部にエアコンの吹き出し口と照明が用意されています。寒い場合は吹き出し口を閉じることができます。

ちなみに、チケットを購入した際の乗車券に、飛行機のように席の番号が割り振られています。乗車の際には上部にある席番号を確認して座るようにしてください。

注意点

ここまでマレーシアの高速バスのポジティブな面を取り上げてきましたが、最後にいくつか注意点を書いておきたいと思います。

運転

まずは、運転について。これは運転手さんによりけりだと思いますが、これまで利用したバスはほとんどが結構荒い運転でした。

とはいってもほとんど有料の高速道路を走行するためそこまで揺れやブレーキをかけることもありませんが、渋滞時や混雑した首都圏の道路を走っているときには荒っぽくなることがあります。

バイクが突然寄ってくることもありますし、急な車線変更や割り込みなどもあり、ホーンを鳴らす場面や急ブレーキを踏む場面も出てきます。

日本の高速バスなら基本丁寧に、安全運転してくれますが、マレーシアでは全く違うのでご注意ください。

休憩がないことも

もう1つ注意点といえば、二、三時間の中距離移動の場合、途中でトイレ休憩が一回もないことがあります。

クアラルンプールから二、三時間圏内の旅行地はたくさんありますが、こうした中距離程度の移動ではノンストップで目的地に向かうことが多いですので、トイレは必ず乗車直前に済ませておくようにしてください。

また、東南アジアへの旅行では水が変わること、体調も崩しやすいことから、クーラーの効いた車内で腹痛に見舞われることもありえます。

もし不安な方は下痢止め、整腸剤等を用意しておかれることをおすすめします。

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さいごに

マレーシアの長距離バスの実情についてお伝えしましたが、いかがでしたか?思っていたよりマシそうだな、と感じられたでしょうか?

ちなみに、マレーシアのバスも日本と同じようにオンラインで予約することができます。特に予定の詰まっている旅行だと事前に予約しておく方が安心ですよね。

予約に使えるサイトを2つほど挙げておきますので、参考にしてみてください。

マレーシア旅行の際は、ぜひ高速バスで安くて快適な旅を楽しんでくださいね。

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