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当記事はクアラルンプール国際空港でターミナル移動をされる方、またはクアラルンプールから他国へLCC↔︎一般の航空会社の乗り継ぎをされる方に向けての情報です。
KLIAとKLIA2の違い
ではまず、クアラルンプール国際空港の仕組みを簡単にご説明したいと思います。よく耳にする「KLIA」はいわゆるメインターミナルです。
このメインターミナルからは、一般のフルサービスを提供するマレーシア航空、JAL、ベトナム航空、シンガポール航空などの航空会社が離発着しています。
一方、「KLIA2」とはターミナル2とも呼ばれ、エアアジアやマリンドエアなど格安航空会社(LCC)が離発着する専用のターミナルです。
ターミナル間の移動が必要な場合
では、この二つのターミナル間移動が必要となるのはどんなケースでしょうか。
例えば、日本からJALやマレーシア航空といった一般の航空会社を利用してクアラルンプールに到着したとします。
その後、マレーシアの地方都市であるペナンやランカウイといった場所に移動するため、エアアジアに乗り継ぐ予定だとします。
その場合は一般の航空会社→格安航空会社への乗り継ぎとなるため、到着したKLIA(メインターミナル)から出発のKLIA2(ターミナル2)に移動しなくてはなりません。
または、帰国の際に逆ルートでKLIA2からKLIAに移動というケースも出てくると思います。
ターミナル間の移動に注意が必要な理由とは
いよいよ本題ですが、なぜこのターミナル間の移動に注意が必要なのか。答えは、予想以上に移動や乗り継ぎに時間がかかることがあり、次の飛行機に乗り遅れる危険性があるんです!
KLIAとKLIA2の乗り継ぎには様々な手続きが関係しています。KLIAメインターミナルに到着後は次のような各種手続きをこなす必要があります。
- 入国審査
- 荷物受け取り
- 税関審査
- ターミナル移動
- チェックイン(荷物預け)
- 出国審査(国際線乗継)
- 出発
だいたいこのような手順で進んでいきます。このリストだけを見るとピンとこないかと思いますが、それぞれの手続きに思っている以上に時間がかかることがあります。
クアラルンプール国際空港は世界中から観光客が訪れる人気の空港ですので、まず入国審査に長い列ができる可能性が考えられます。
また、混んでいる時間帯ですと荷物受け取り所で荷物がなかなか出て来ないこともありえますし、税関審査で足止めを食らう可能性もないとは言い切れません。
こうした手続きを経ていざターミナル2(KLIA2)へと向かうわけですが、二つのターミナル間は約1.5㎞離れています。そのため、ターミナル間の移動は公共の交通機関を使う必要があります。
現在ターミナル間移動の選択肢は以下の通りです。
- ターミナル間無料連絡シャトルバス(Free Shuttle to Terminal KLIA2)
- 三井アウトレットパーク・KLIA・KLIA2を結ぶ無料シャトルバス(Free Shuttle to Mitsui Outlet Park)
- 有料バス
- 鉄道 KLIAエクスプレス(快速)(MYR2)
- 鉄道 KLIAトランジット(各駅停車)(MYR2)
- タクシー
- Grab等の配車サービス
空港内が広いため、案内表示を頼って移動するのは簡単ではありません。事前に移動方法を決め、だいたいの移動経路を把握しておかれることをおすすめします。
さいごに
このようにKLIAからKLIA2にたどり着くまでにはかなりの労力と時間を要することがわかっていただけたでしょうか。その上、ターミナルをやっと移動できたとホッとした後には、再度KLIA2にて飛行機搭乗前の様々な手続きが待っています。
特にホリデーシーズンや混雑する時間帯などはターミナル間の移動・手続きにかなりの時間がかかる可能性がありますので、少なくとも乗り継ぎには3時間以上あけるようにしてください。
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