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日本では基本的にチップを支払う習慣はありませんよね。ホテルやレストランではサービス料も込みになっているのが普通。
その点、海外に旅行したとき、チップの支払いが面倒だなと感じたことはありませんか?状況に応じて自分で考えて適切な額を払う、思った以上に面倒臭いシステムです。
私はいつも外国に行くたびに、この国ではチップが必要なのかな?いくら位払えばいいのかな?と気にしています。
マレーシアではどうでしょうか?チップの支払いは必要なのでしょうか?また、支払うとすればいくらくらいが相場?
マレーシア在住10年以上の経験から、マレーシアのチップ事情をお伝えしたいと思います。
60代〜70代でも楽しめる!シニア世代におすすめのマレーシア旅
マレーシアはチップ文化?
まず基本的に、マレーシアではチップの文化はありません。なんだかホッとしますね。チップ文化ではないと知るだけで、マレーシアへの旅行がぐっと気楽になります。
これまで、マレーシアで数え切れないくらいホテルを利用してきました。レストランやタクシー、マッサージも利用してきました。
でも、一度もチップを要求されたり、そういう無言の圧力を感じたりすることはありませんでした。
他の国では、例えばホテルで枕元にチップを挟むのを忘れて外出して帰って来たらベッドメイキングがされてなかった、なんてエピソードがあります。
でもマレーシアでは、一度もチップ置いてませんが、必ずベットメイキングしてくれています。
つまり、マレーシアは日本と同じように、チップは義務ではないということです。
マレーシアで金銭面で感動したことが、2つあります。
— もちべえ (@mochibeh) August 18, 2019
1つ目『ホテルでチップ(枕銭)が残っていたこと』
マレーシアは、ネット情報ですがチップは基本不要とのこと。
説明すると長くなるので省略しますが、夜に部屋に戻ってきた時ちょっとした気遣いがあったんです。
ホテルで枕元に置いておいたチップが残っていたとは興味深いですね。個人的にチップを受け取らない派のワーカーだったのか、あるいはそういうポリシーのホテルなのか。。。
チップは全く必要じゃない?
では、チップの義務がないということは、日本と同じように全く渡す必要のないということでしょうか?実はそうとも言い切れません。
日本でも、サービスがよかったり、個人的に助けてもらったりして感謝を表したいとき、「心付け」と呼ばれる少額のチップを包むことがありますね。
結婚式のときなどに、お世話になるスタッフの方に渡した経験のある方もおられるでしょうか。
あとは、タクシーの運転手さんにお釣りを残して帰って来るなど、日本でも実は限られた場面で「チップ的」な習慣があります。
マレーシアでも、そんな感覚で感謝を表すためのチップの習慣は普通に行われています。
Grabのドライバーさんと車のことで会話がむっちゃ盛り上がったので初めてチップ渡した🤗
— Tuna@🇲🇾マレーシア (@Tuna_Can_MYS) January 30, 2020
Grabという配車タクシーを利用された際に渡されたケースですね。こういうさりげないチップは喜ばれると思います。
チップを渡す場面と適正な額は?
そうなると、じゃあマレーシアではどんな場面でいくらくらい渡したらいいの?という疑問が出てきますよね。
これはもう、経験値がモノを言います。つまり、こういう場面でいくらが妥当、と規則を作るのが難しいのです。
あくまで気持ちですから、自分があげたい額をあげればいいと思うのですが、あまりに多すぎたり少なすぎたりするのも困りますよね。
以下の場面と金額は参考程度にしていただければと思います。
ホテルでポーターさんが重い荷物を運んでくれたとします。特に大きなスーツケースを何個も運んでもらう場合などは気を使いますよね。
そういうときは、2 リンギ〜多くても 5 リンギ ( 約 170 円 ) くらいが妥当かと思います。
2 リンギというと、コーヒーが飲めるくらいの金額ですから、「あとでお茶でも飲んで」くらいの軽い気持ちで渡せますね。
帰省時に弟に聞いた話。マレーシアに短期派遣で1月程行って仕事していた時、ベッドメイキングのチップをいつも多めに上げていたらしい。そうしたら、最初は枕の上に一輪だけだった薔薇は、日を追うごとに数を増し、最後にはベットの上全体に花びらが散りばめられるようになったそうだ。
— Cooking Activist | 畑小婆 (@usjbranding) January 12, 2020
薔薇の花ですか、初めて聞きました!チップが多いとベットの上全体に花びらが。。。ユニークな体験ですね。
基本的にはタクシーでチップを払うことはありませんが、例外も。
例えば日本からの旅行でトランクに重い荷物をたくさん積んでもらった場合、親切に色々と教えてくれたり助けてくれた場合などは、気持ち程度にチップを渡します。
渡し方は日本と同じように、お釣りは取っておいて、という言い方でしょうか。目安としては、例えば料金が 13 リンギと言われたら 15 リンギ渡すとか、そのくらいでいいと思います。
ちなみに、お釣りはいりません、というマレー語は「 Tak payah baki ( タッ パヤー バキ ) 」です。「バキ」がお釣りのこと。
KLでもペナンでも最近華人のドライバーにしか会わない。Grabでも空港送迎でもインド系やマレー系に会わない。10月にE-hailingが厳しくなってから、華人だけがまともに資格を取っているのだろうか?そのうち一人とはとても面白い話をしてくれたからRM7の運賃とRM5のチップを払った。#マレーシア #Grab
— 自称Polyglot🇲🇾ノマド英語屋 (@eigocombat) January 13, 2020
ゴルフ場でキャディーさんにチップを渡すのはマレーシアでも一般的です。ゴルフという娯楽の性質上、チップも他の場面より多めに渡すことが多いようです。
もちろんサービスや気持ちにもよりますが、大体プレーヤー 1 人あたり 10 リンギ ( 約 340 円 ) くらい渡すのが相場とは言われています。
さいごに
というわけで、マレーシアでのチップ事情を少しお伝えしました。
結論としては、チップは基本的にはいらない。でも、日本の「心付け」的なチップの渡し方はOK。喜ばれると思います。
また、チップを渡すとしても額は 2 リンギ程度のほんの少額で大丈夫です。迷ったときは、2 リンギ渡してあげてください。
渡すときに「 Terima kasih ( テリマ カシ ) 」とお礼を言いながら渡すとよりスムーズですよ。