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マレーシアの長期天気予報 (2024年1月-2024年6月)

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2024/1/2更新

マレーシアの気象局は、2024年1月から2024年6月までの半年間の長期予報を発表しました。発表内容をざっくり翻訳しますので、旅行の計画にお役立てください。

長期間大雨警報発令中‼️
出典: マレーシア気象局公式サイト

長時間の大雨が降ると予想される場合に発令されます。警戒レベルは3段階です。

🔴 特別警報 (Bahaya): 雨量が150mmを超える長時間の大雨が24時間以内に発生する場合。

🟠 警報 (Buruk): 雨量が60mmを超える長時間の大雨が6時間以内に発生する場合。

🟡 注意報 (Waspada): 警報以下の降雨量の大雨が今後1-3日以内に発生する場合。

マレーシアは2023/11/11に北東モンスーン入り

2023年11月7日にマレーシア気象局から北東モンスーン入りの日付に関する予報が出されました。今年マレーシアでは11/11に北東モンスーン入りし、2024年3月ごろまで続くようです。

北東モンスーン期間中は、マレー半島の東海岸やサラワク州で大雨が長時間降り、洪水が発生する可能性があります。また、モンスーンが強くなり低気圧が発生すると、その他の地域でも洪水をもたらす大雨が発生するとの予報です。

2024年3月ごろに北東モンスーンが開けると、今度は超暑くなるとも予想されていますので、気合い入れていきましょう。

マレーシアのお天気関連記事

エルニーニョ現象に関する予報

さまざまな国際的な気象モデルで、熱帯地方は「エルニーニョ現象」が発生中とされています。このエルニーニョ現象は、2024年4月から6月ごろまでに弱まると予想されています。

ラニーニャ現象とかエルニーニョ現象って何?

太平洋の赤道付近の海域では、南米から東南アジア向けに貿易風が吹いています。

ざっくりというとその貿易風が強まって、洋上の暖かい海水が東南アジア方面にギュッと押し付けられる現象がラニーニャ現象です。この場合、大雨をもたらす積乱雲がマレーシアの近くで発生することになります。

逆に貿易風が弱まって、洋上の暖かい海水がユルユル〜っと南米方面に広がっていく現象がエルニーニョ現象です。この場合、大雨をもたらす積乱雲はマレーシアから少し東に離れた場所で発生することになります。

北東モンスーンについて

2023年11月11日に、マレーシアは北東モンスーンの季節に入ったと発表されました。北東モンスーンは2024年3月ごろまで続くと予想されています。

土砂降りのスコール

北東モンスーン中は、マレーシアの北東の南シナ海でたっぷり湿気を含んだ風が10-20km/hの風速でマレーシアに吹き込みます。またマレー半島東海岸、サラワク州西部では大雨が降り、洪水が発生します。

2024年1月のお天気

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 各地で平年並み (西海岸で50-150mm、東海岸で200-350mm)。
  • サラワク州: クチンからムカまでの地域では降水量が平年より多い (400-850mm)。それ以外の地域では降水量は平年並み (350-400mm)。
  • サバ州: 西部で平年並み (150-300mm)。北部と東部では降水量が平均より少ない (150-250mm)。

2024年2月のお天気

北東モンスーンの終了まであと少しというところで、気温が上がってくると予想されています。また、降水量が減ることにより、ヘイズなども発生する可能性があります。

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 各地で平年並み (100-150mm)。
  • サラワク州: クチンからサリケイまでの地域では降水量が平年より多い (300-650mm)。中部は平年並み (250-300mm)。ミリからラワスまでの地域では降水量が平年より少ない (150-250mm)。
  • サバ州: 平年並み (100-150mm)。

2024年3月のお天気

3月ごろに北東モンスーンが終了すると予想されています。終了後は降雨量が減り、気温が上がり、熱波が発生すると予想されています。

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 半島北部 (プルリス州、ケダ州、ペナン州、ペラ州北部、クランタン州、トレンガヌ州北部) では降水量が平年より少ない (100-150mm)。それ以外の地域では平年並み (150-200mm)。
  • サラワク州: クチンからサリケイまでの地域では降水量が平年より多い (250-450mm)。それ以外の地域では平年並み (200-350mm)。
  • サバ州: 各地で降水量は平年より少ない (100-200mm)。
蒸し暑い日差し

2024年4月のお天気

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 半島北部 (プルリス州、ケダ州、ペナン州、ペラ州北部、クランタン州、トレンガヌ州北部) では降水量が平年より少ない (100-200mm)。それ以外の地域では平年並み (150-250mm)。
  • サラワク州: クチンからサリケイまでの地域では降水量が平年より多い (300-350mm)。それ以外の地域では平年並み (200-300mm)。
  • サバ州: 北部と東部で降水量は平年より少ない (100-150mm)。それ以外の地域では平年並み (200-250mm)。

2024年5月のお天気

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 各地で平年並み (150-200mm)。
  • サラワク州: クチンからサリケイまでの地域では降水量が平年より多い (250-300mm)。それ以外の地域では平年並み (250-400mm)。
  • サバ州: 各地で平年並み (150-250mm)。

2024年6月のお天気

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 各地で平年並み (100-150mm)。
  • サラワク州: 各地で平年並み (200-300mm)。
  • サバ州: 各地で平年並み (150-300mm)。

マレーシア気象局の発表

マレーシア気象局の公式発表文書は以下のリンクから参照できます。詳しく知りたいと思われたら、マレー語ですがゴリゴリ読んでみてください。

マレーシアの天候についてもっと知りたい?

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