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気象局のPDFデータの月毎の降水量のマップをスクショ(cuaca202412.jpg)して貼り付ける。サイズは987×500くらい
2024/11/4更新
マレーシアの気象局は、2024年11月から2025年4月までの半年間の長期予報を発表しました。発表内容をざっくり翻訳しますので、旅行の計画にお役立てください。
マレーシアのお天気関連記事
エルニーニョ現象に関する予報
さまざまな国際的な気象モデルで、マレーシア付近に長期間影響を与えてきたエルニーニョ現象は「中立」状態とされています。この後ラニーニャ現象が強まって2025年3月ごろまで続くと予想されています。
北東モンスーンについて
マレーシアの各地域は、2024年11月5日が北東モンスーン入りの日と発表されました。北東モンスーンは2025年3月ごろまで続くと予想されています。
北東モンスーン中は、マレーシアの北東の南シナ海でたっぷり湿気を含んだ風が10-20km/hの風速でマレーシアに吹き込みます。またマレー半島東海岸、サラワク州西部では大雨が降り、洪水が発生します。
2024年11月のお天気
北東モンスーンが始まり、南シナ海から湿気の多い空気がマレーシアの北東部に吹き込むため、降水量が徐々に増える予想です。
各地の降水量は平年並み予想ですが、台風シーズンの東京の月間降水量の1.5倍程度、最も多いと予想されるマレー半島東海岸では2倍程度となる予想です。
2024年12月のお天気
北東モンスーンによる南シナ海からの季節風がぶつかる地域で大雨となります。洪水や土砂災害に注意が必要です。
各地の降水量は平年並み、マレー半島北部 (タイとの国境付近) とサバ州東海岸部の降水量は平年より多くなる予想です。
首都圏の降水量は台風シーズンの東京の月間降水量程度、最も多いと予想されるマレー半島東海岸やサバ州東海岸では3-4倍程度、サラワク州では全体的に2倍弱程度と予想されます。
2025年1月のお天気
北東モンスーンの勢力が徐々に弱まるため、マレー半島部では降水量が減り、ボルネオ島で降水量が増加します。
各地の降水量は平年並み、サバ州東海岸部の降水量は平年より多くなる予想です。
マレー半島の降水量は東京の梅雨程度、サラワク州とサバ州の降水量は台風シーズンの東京の月間降水量の2-3倍程度と予想されます。
2025年2月のお天気
北東モンスーンの終了まであと少しというところで、気温が上がってくると予想されています。また、降水量が減ることにより、ヘイズなども発生する可能性があります。
各地の降水量は平年並み、サバ州東海岸部の降水量は平年より多くなる予想です。
マレー半島の降水量は東京の春ごろ程度、サラワク州とサバ州では東京の梅雨ごろの降水量の2倍程度と予想されています。
2025年3月のお天気
北東モンスーンの終了に伴ってモンスーンの切り替わりの季節が始まり、気温が上昇する時期です。2024年ほどの猛暑にはならないと予想されていますが、連日高音となりヘイズが発生する可能性があります。
各地の降水量は平年並みで、マレー半島とサバ州では東京の夏ごろの降水量と同程度、サラワク州の降水量は東京の梅雨ごろの降水量の2倍程度と予想されています。
2025年4月のお天気
モンスーンの切り替わりの時期のため、大気の状態が不安定になると予想されます。
各地の降水量は平年並みで、マレー半島とサバ州では東京の梅雨ごろの降水量と同程度、サラワク州はその2倍程度と予想されています。
- 半島: 各地で平年並み (100-150mm)。
- サラワク州: 各地で平年並み (200-300mm)。
- サバ州: 各地で平年並み (150-300mm)。
マレーシア気象局の発表
マレーシア気象局の公式発表文書は以下のリンクから参照できます。詳しく知りたいと思われたら、マレー語ですがゴリゴリ読んでみてください。