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マレーシアの長期天気予報 (2023年9月-2024年2月)

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2023/8/8更新

マレーシアの気象局は、2023年9月から2024年2月までの半年間の長期予報を発表しました。発表内容をざっくり翻訳しますので、旅行の計画にお役立てください。

エルニーニョ現象は2024年の初めにピークを迎える?!

2023年7月7日にマレーシアの天然資源・環境・気候変動省が、現在発生中のエルニーニョ現象は2023年末から2024年初ごろにピークを迎えるとの予報を発表しました。

その頃は北東モンスーンで雨季に入っているマレーシアでもその影響が強く出るようで、降水量が少なくなったり、森林火災が発生しやすくなったり、ヘイズが発生したりなど予想されるとのことです。

詳しい発表のざっくり翻訳はこちらのツイートをご覧ください。

マレーシアの1年間のお天気の移り変わりについての詳細はこちらの記事をご覧ください。

マレーシア人から学ぶ熱中症対策についてはこちらの記事をご覧ください。

エルニーニョ現象に関する予報

さまざまな国際的な気象モデルで、熱帯地方は「エルニーニョ現象」が発生中とされています。このエルニーニョ現象は、90%以上の確率で2024年初めまで続くと予想されています。

ラニーニャ現象とかエルニーニョ現象って何?

太平洋の赤道付近の海域では、南米から東南アジア向けに貿易風が吹いています。

ざっくりというとその貿易風が強まって、洋上の暖かい海水が東南アジア方面にギュッと押し付けられる現象がラニーニャ現象です。この場合、大雨をもたらす積乱雲がマレーシアの近くで発生することになります。

逆に貿易風が弱まって、洋上の暖かい海水がユルユル〜っと南米方面に広がっていく現象がエルニーニョ現象です。この場合、大雨をもたらす積乱雲はマレーシアから少し東に離れた場所で発生することになります。

モンスーンの切り替わりの季節について

2023年5月15日に、マレーシアは南西モンスーンの季節に入ったと発表されました。

南西モンスーンの季節は9月中旬に終了すると予想されますが、それまでの間、マレーシアには南西からの風が吹き、湿度が低くなると予想されます。この期間中は大気の状態が安定し、雨雲の形成がなされないため、全国的に降雨量の減少が起こり、雨の日数よりも、雨が降らない日数の方が上回ると予想されます。

今年の北東モンスーンへの切り替わりは9/19から始まるとの予報

2023/9/14にマレーシアの気象局は、南西モンスーンから北東モンスーンへの切り替わりが9/19ごろから始まるとの予想を発表しました。

モンスーンの切り替わりの季節中は、さまざまな方角からの風がマレーシアに吹き込み、大気の状態が不安定になることから、夕方から夜の時間帯に、マレー半島西海岸、内陸部、サバ州西部、サラワク州西部と中部に短時間の強い雨風をもたらすことが予想されます。

その後、10月ごろには北東モンスーンへの切り替わりの季節に入り、徐々に降水量が増えていくと予想されています。一部の地域では、平年より多い降水量が予測されていますので、洪水などの水害対策が必要です。

2023年9月のお天気

マレーシア付近では、9月が南西モンスーンの終了期となります。

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 平年並み (100-350mm)。ただし半島北部 (プルリス州、ケダ州、ペナン州、ペラ州北部、クランタン州北部) では降水量が平年より多くなる (200-500mm) と予想されています。
  • サラワク州: 平年並み (200-400mm)。ただしクチンからシブ、カピまでの地域では降水量が平年より少なくなる (150-200mm) と予想されています。
  • サバ州: 平年並み (50-250mm)。

2023年10月のお天気

マレーシア付近では、10月にモンスーンの切り替わりの季節に入ることが予想されます。

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 平年並み (150-400mm)。ただし半島北部 (プルリス州、ケダ州、ペナン州、ペラ州北部) では降水量が平年より多くなる (300-550mm) と予想されています。
  • サラワク州: 平年並み (250-450mm)。
  • サバ州: 平年並み (100-500mm)。
蒸し暑い日差し

2023年11月のお天気

マレーシア付近では、11月に北東モンスーン入りすることが予想されます。この季節では、北東からの10-20km/hの風が吹き込みます。また、マレー半島東海岸、サラワク州西部では大雨が降ります。

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 平年並み (100-900mm)。
  • サラワク州: 平年並み (300-400mm)。
  • サバ州: 平年並み (100-400mm)。ただしクダ、サンダカン、タワウ地域では降水量が平年より少なくなり (100-250mm)、ラブアン島の降水量は平年並み (300-450mm) と予想されています。

2023年12月のお天気

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 平年並み (50-900mm)。ただしパハン州南東部、ジョホール州東海岸では降水量が平年より多くなる (300-800mm) と予想されています。
  • サラワク州: 平年並み (300-600mm)。ただしクチンからベトンまでの地域では降水量が平年より少なくなる (450-650mm) と予想されています。
  • サバ州: 平年並み (150-300mm)。ただしクダッ、サンダカン、タワウ地域では降水量が平年より少なくなり (100-400mm)、ラブアン島の降水量は平年並み (250-400mm) と予想されています。
土砂降りのスコール

2024年1月のお天気

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 平年並み (50-450mm)。ただしジョホール州東海岸では降水量が平年より多くなる (200-450mm) ことが予測されています。
  • サラワク州: クチンからシブまでの地域では降水量が平年より多くなり (450-950mm)、ビントゥル、カピ、ブラガ、ミリの地域では降水量が平年並み (250-350mm)、リンバン地域では降水量が平年より少なくなる (250-350mm) ことが予測されています。
  • サバ州: 平年より少ない (100-350mm)。

2024年2月のお天気

マレーシア各地の降水量

  • 半島: 平年並み (50-250mm)。ただし半島北部 (プルリス州、ケダ州、ペナン州、ペラ州北部、クランタン州北部) では降水量が平年より少なくなる (50-200mm) と予想されています。
  • サラワク州: 平年並み (150-600mm)。
  • サバ州: 平年並み (50-250mm)。

マレーシア気象局の発表

マレーシア気象局の公式発表文書は以下のリンクから参照できます。詳しく知りたいと思われたら、マレー語ですがゴリゴリ読んでみてください。

マレーシアの天候についてもっと知りたい?

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