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マレーシアのニュースで出てくるB40とかM40とかってどんな意味?

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新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにロックダウンを決行したマレーシアでは、様々な経済支援策が発表されています。そんなときに耳にする “B40” とか “M40” とかいう用語…。何となく文脈から、国内の世帯を所得でグループ分けしたものかな?とは思うものの、よく分からない…、という方のために、情報をまとめてみました。

B40とかM40とかT20とかは世帯収入の階層を表す

国内の全ての世帯を世帯収入でグループ化して、収入の高い順に大まかにT20、M40、B40と分類されます。

  • T20: 国内全体の上位20%の高所得世帯
  • M40: T20とB40に挟まれた40%の中所得世帯
  • B40: 国内全体の下位40%の低所得世帯

それぞれの分類のアルファベットの後ろの数字は世帯数全体に占めるパーセンテージを表しています。

また、国内全体の収入やGDPは毎年変化するため、月収の金額によるそれぞれの区分の定義は毎年変更されます。

2020年度の金額による大区分

T20: 月収RM10,971以上の世帯
M40: 月収RM4,851からRM10,970の間の世帯
B40: 月収4,850以下の世帯

T20、M40、B40よりもさらに細かい区分

T20、M40、B40という大きな区分の中に、さらに全世帯数の10%ごとに区切る小区分も設定されています。

世帯収入を基に定められる大区分と小区分

2020年度の金額による小区分

T2: 月収RM15,041以上の世帯
T1: 月収RM10,971-15,040の世帯

M4: 月収RM8,701-10,970の世帯
M3: 月収RM7,101-8,700の世帯
M2: 月収RM5,881-7,100の世帯
M1: 月収RM4,851-5,880の世帯

B4: 月収RM3,971-4,850の世帯
B3: 月収RM3,171-3,970の世帯
B2: 月収RM2,501-3,170の世帯
B1: 月収RM2,500以下の世帯

経済政策は世帯収入を基準に決定

マレーシアの経済支援策は上記のような収入区分に沿って決定されます。また、世帯構成の条件が追加される場合があります。例えばB40の単身世帯にはRM○○の支援金を、B40の家族持ち世帯にはRM○○の支援金を給付するといった感じです。

こうした区分を理解した上でマレーシアのニュースを見ると、マレーシアの社会保障政策についていろいろと知見が得られるかもしれません。

低所得世帯のB40にはさまざまな支援策が

2023/9/15から、B40世帯のうち支援一時金の受け取り対象世帯は、登録された私立クリニックを無料で受診できるようになったと発表がありました。

利用可能なクリニック一覧はこちらの公式サイトをご覧ください。

このように、B40世帯に対しての底支えの政策も打ち出されたりしますが、地元の方たちがこうした情報を知らないということもあり得ます。教えてあげると喜ばれますので、最新情報はKura-kura netのX (旧Twitter) で配信していますので、フォローしておいてください。

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