この記事内には、ご紹介する商品を閲覧・購入できるように広告リンクを設置しています。気になった商品やサービスがありましたら、ぜひリンク先をチェックしてみてください。
ついに不明機を発見?
4年半前に忽然と姿を消したマレーシア航空MH370便。現在に至るまで真相は明らかになっていません。2018年5月に最後の捜索活動が終了、今後の捜索活動の方向性に関しては、未だに進展が見られていません。
これまでの捜索活動については別記事をご覧ください→【最新版】マレーシア航空370便墜落の真相は?行方不明から4年が経過した現在の状況
ところが、2018年9月3日付けのデイリースター紙 (英) の中で、「カンボジアのジャングルでMH370機を発見か?」という見出しのニュースが掲載されました。
元記事(英語)はこちら→ [ MH370 found in Cambodian JUNGLE? Search launched as Google Maps shows Boing Crash Site]
不明機を発見したという人物は技術者 (映像プロデューサー) のイアン・ウィルソン氏。ウィルソン氏はグーグルマップ(Google Earth)を使ってMH370機を捜索している中で、カンボジアの森の中に不明機とよく似た機体が横たわっているのを発見しました。
ウィルソン氏が見つけた機体は長さが約70メートルで、不明機のボーイング777の63.7メートルよりは少し大きいとはいえ、尾翼と本体の間に切断されたような隙間があることも報告しています。
不明機はカンボジア上空を飛んでいた?
これまでのマレーシア政府の発表した報告によると、不明機は当初中国の北京に向かって飛行していたものの、突如飛行経路を外れ、マラッカ海峡上空にて姿を消したとしています。
とはいえ、当初のクアラルンプール→北京への不明機の飛行経路を考えてみると、カンボジア上空付近を飛行していた可能性も考えられるはず。
下のマップは、不明機が最後に飛行していたと思えるエリアと、捜索活動がなされた範囲を示しています。
クアラルンプールから北京につながる黒の点線が予定されていた飛行ルート。マレーシア領域を離れたあとカンボジア、ベトナム上空を通過し、北京へと向かうルートでした。
今回不明機に似た飛行機が発見された、とされる場所は飛行予定ルートからほど近い場所に位置。不明機が飛行ルートを外れて現場周辺区域に侵入していた可能性も否定はできません。
実は当初 (2018.3.12)、マレーシア政府はベトナム領フーコック島西部の海上を30キロに渡って捜索活動していました。
その際、ベトナム領とはいえカンボジア沖合の捜索となるため、カンボジアの許可 (カンボジア民間航空事務局にカンボジアの飛行情報区に入る許可を申請) を得て捜索に踏み切った過去があります。
結局発見には至らなかったものの、初動捜査の段階では確実にベトナム、カンボジア近辺を捜索していたマレーシア政府。
その後、捜索地域を変更してインド洋へと移していきますが、もしかすると不明機は消息を絶ったエリア付近であるカンボジアに墜落していた可能性もありえます。
今後の進展?
本日、9月6日(木)のデイリースター誌によれば、ウィルソン氏は実際に現地へと赴いて機体の捜索を続ける予定とのこと。今後の進展に注目が集まっています。
2018/09/06付、デイリースター誌の記事→ [MH370 search team landing HELICOPTER at jungle crash site in RACE to claim £54m reward]