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マレーシアに限らず、海外旅行に伴う悩みが「長時間フライトにどう備えるか」ですね。
マレーシアは比較的近い海外かと思いますが、それでもフライト時間だけで片道7時間以上はかかります。もし直行便でない場合は10時間以上になることも。
そこで、今回は長時間フライトをできるだけ快適に過ごすためのコツをまとめました。マレーシア在住10年の経験から、実際に実践しているコツばかりです。ぜひ参考にしてください!
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服装
まずは、服装です。
私の場合フライトが快適に過ごせるかどうかは 8 割服装のチョイスにかかってきます。
動きやすい服装
海外旅行にいくとき、すっごいオシャレしていく日本人まだまだ多いです。遠くにお出かけということでテンションが上がって着飾りたくなる気持ちはわかります。
でも、長時間フライトではオシャレよりも快適性が最重要ポイント。とにかく、動きやすい服装、体を締め付けない楽な服装がベストです。
ストレッチ素材、ゴムのウエスト、フラットシューズ、履きなれた靴、シワになりにくい素材、などがオススメですよ。
女性なら、スウェット素材のマキシワンピース、ウエストがゴムのロングスカートなどスカートスタイルがおすすめです↘️
男性におすすめな旅行スタイルは、ウエストがゴムになっていて楽ちん、なおかつ足首も冷気が入りにくいジョガーパンツ。数本持って行くと履き替えができて便利です↘️
逆に、ジーンズ素材、重い素材の服、ヒール靴、ゴワゴワする皮素材の服、などはもちろんNG。
温度調整のしやすい服装
飛行機の機内の温度は基本的に低めに設定されています。ロングフライトになるほど、肌寒いと感じる人が多いのではないでしょうか。
マレーシア行きのフライトも、男性は半袖のツワモノもいますが、女性はほぼ長袖や羽織ものを使用しておられます。
とはいえ、たまになぜか暑く感じるフライトも。寒いと思って着込んでたら途中から汗ばみ出すことがありました。
というわけで、機内ではどんな温度でも対応可能なように、温度調整のしやすい服装がベスト。つまり、重ね着の準備をしておいて、必要に応じて脱いだり着たりできるようにするということです。
カーディガンを持って乗る方も多いようですが、カーディガンは中に着るものによってはごわごわする感じが嫌なので、いつもパーカーにしています。
もしくは、かなり寒いことが予想されるフライト(空港)の場合は、ユニクロのウルトラライトダウンを持って行くことも。
男性でも女性でも、基本同じような羽織り物で対応できると思います。
あと、夏場だと素足という方もおられますが、できればソックスを履いておくことをオススメします。機内では寝るときに靴を脱ぐこともありますし、またソックスを履いておく方が機内の寒さ対策になります。
暑ければ脱げばいいので、とりあえず機内にはソックスをもって入ることをおすすめします。
汚れても惜しくない服装
これは、リラックスして過ごすのにとても大切なポイント。
もし高価な服や新品の下ろし立ての服を着て飛行機に乗るとします。そうすると、食事のとき、トイレのとき、寝るときなど、服が汚れないように、変な癖がつかないようにと何かと気を使うんです。
特に新しい服の場合、着なれてないことが災いして余計な疲れにつながります。これは経験済み。
着なれていない新しい服で飛行機に乗ったら首周りや腰回りが気になって落ち着かず、常に触って整えていました。
こういうちょっとしたことで、フライトって疲れるものですよね。みなさんもフライトの際は、着なれていて、多少汚れても気にならないくらいの服装を選んでくださいね。
座席のチョイス
2番目に重視しているポイントは、座席の位置です。大抵はフライト前のウェブチェックイン、もしくは空港で席を指定できますよね。その際に、自分が快適に過ごせる席を選ぶことでストレスが減ります。
最近は、マレーシア航空でも席を予約する際に追加料金が取られることがありますが、日本へのフライトは結構な長旅。
追加料金を払ってでも、自分が好みの席をブッキングしておくと安心と快適なフライトにつながります。
この“自分にとっての快適な席”というのは人それぞれです。ここで、シートを選ぶ際に考慮すべきポイントをいくつか挙げたいと思います。
トイレの近さ
トイレから近い席がいいか、あるいは遠い席がいいか、これはもう好みですね。
自分はトイレが近いから、トイレのすぐ近くに席があると助かる、という人もおられるでしょうし、反対にトイレの近くだと人が並んだりトイレから臭いが漏れてくるので、できるだけトイレから遠くがいい方もおられます。
キッチンからの距離
特にナイトフライトの場合、キッチンからの距離で作業をする音やCAさんたちの話し声、また食事等の匂いが届くかどうかが決まります。
大抵キッチンの近くにトイレもありますから、食事の匂い+トイレの臭いがまざると吐きそうになることも。そのため、私はできるだけキッチンやトイレからは離れた席を確保しています。
窓際か通路側か
マレーシアへの便は三列シートが多いです。そのため、三席のうちどの席を選ぶかで快適さが変わってきます。
マレーシア⇄日本間は直行便でも7時間ほどかかります。そのため、少なくても一度はトイレを利用する方が多いのではないでしょうか。
このトイレへの出入りがかなり鍵になってきます。トイレが近い人はもちろん通路側をとっておくべきですね。
逆に、トイレにあまり行かない方は、通路側にとってしまうと奥の人がトイレに出入りする度に席を立たないといけません。
夜のフライトだと熟睡したところを隣の人に起こされる…ということが起きます。トイレにほとんど行かない人は、窓際の席が無難ですね。
それと、もう一つの考慮すべきポイントは寝るときですね。通路側の席だと他の乗客やCAさんが常に行き来しているため、寝顔を見られて落ち着かない可能性が大です。
神経質で気を使う方の場合だと、落ち着いて寝れないことが考えられます。そのようなタイプの方は、断然窓側の席がオススメです。
窓際の席は壁にもたれかかって寝ることもできるので、夜間フライトの場合は特に考慮すべきだと言えます。
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機内に持ち込むべき便利グッズ
マレーシアへのフライトは7時間ほどかかるため、食事をしたあとは寝る方が多いです。私も食事のあと少しエンタメを楽しんだら眠気がやってきて、2〜3時間は寝ています。
そこで、機内での快適な睡眠にオススメなグッズのご紹介です。
アイマスク
まずは、アイマスクですね。私の場合、明るい機内、映画を見ている人の隣、また人がしょっちゅう行き来する機内で落ち着いて寝ることが難しい。そのため、アイマスクは睡眠に必須アイテムとなっています。
過去に、使い捨てのあったかくなるアイマスクを愛用していましたが、これはイマイチでした。
ラベンダーとかローズなど香りがするのが売りなんですが、密室の機内では匂いが嫌いな人(他の乗客)にとっては最悪な旅になりますよね。自分自身も袋を開けるときに周りの目が気になってしまいました。
あと、軽すぎてアイマスクしてる感が薄い。個人的には、目を覆うだけでなく、ある程度アイマスクしてる感が強い、少し重みのある素材がベストかな。
ブランケット
次に必須なのがブランケット。特に、LCCと呼ばれるローコストの飛行機ではブランケットが配布されません。
ブランケットは寒いときの防寒になりますし、膝を曲げて寝たい時に足元を隠したり、または腰や首に挟んでクッション代わりに使うことができます。
もしLCCでマレーシアに旅行される際は、必ずブランケットを持参するようにしてください。
ワイヤレスイヤホンもしくはヘッドホン
最後にオススメするのは、ワイヤレスのイヤホンもしくはヘッドホンです。耳栓ではなく、あくまでイヤホンです。
昔は耳栓を使っていたんですが、耳栓って意外に付けるのが難しかったり、肝心な人の声を通してしまったりとイマイチな使い心地でした。
最近は、ワイヤレスのイヤホンをして、自分の好きな音楽や映画、もしくはお笑いなんかを流しながら寝ると、すごく寝やすいことに気づきました。
ぜひお試しください。
機内での過ごし方
機内を歩く
私の中で、快適に過ごすのに一番大切な機内での過ごし方は、定期的に機内を歩くことです。歩くといっても、ただただ歩いていると邪魔になりますので、あくまでトイレという目的をもって歩きます。
最低でも1〜2時間に一回が目安でしょうか。そのため、座席は必ず通路側を確保するようにしています。
夜間フライトでは寝ていて気づかないうちに数時間経っていることがありますが、時々目が覚めたタイミングで必ずトイレに行くようにしています。
とはいえ、ただトイレに行って帰ってくるだけではありません。トイレの周りに少しスペースがありますので、そこで足の筋を伸ばしたり腕を上げたり軽くストレッチするようにしています。
また、あえてトイレから遠い座席を選んで、トイレまで距離を歩くのもオススメ。エコノミー症候群対策にもなります。
ただし、機内が混雑しているときやトイレに長い行列ができている場合はこの方法は使えません。
そのようなときは、座席でかかとを軸にしてつま先を上げたり下げたり、また腕や足のマッサージをしたりして対応しています。
寝る
当たり前といえば当たり前ですが、実はこれが一番楽な機内での過ごし方かもしれません。時々いませんか、飛行機が離陸する前から寝ていて、着いたらやっと起きる人。
マレーシアまでは7時間ほどの旅ですから、実はそんなにロングフライトでもありません。飛行機で寝るために、あえて寝不足もしくは徹夜で乗り込む人もいるほどです。
通常は離陸して30分から1時間で食事が提供されます。そのあとはお茶やコーヒーなどがサーブされ、離陸して2時間もすると消灯時間になります。
昼間のフライトでも機内が落ち着く時間帯です。その時間帯から寝ると、3時間くらいはしっかり寝れるかと思います。
飛行機で寝れるとあっという間に到着しますし、体力の消費も抑えられるので、現地で元気に旅行することができるのでおすすめです。
友人で、ぐっすり寝るためにあえて風邪薬を飲む、というツワモノもいました。
あえて作業する
旅行なんだから、なにもしないでゆったり過ごしたい、と思われるでしょうか。そういう過ごし方もありだと思います。ですが、私はあえて機内で作業することを選びます。
作業といっても、軽作業ですが。例えば、日頃忙しくてなかなか進まないブログの執筆、iphoneに撮るだけとってメモリーを食っている大量のボツ写真の整理、手紙やメールを書く、などの作業です。
こうした作業に没頭している間に、機内での時間が早く過ぎてくれます。私はいつもipadを持ち込んで作業したり、ダウンロードしておいた映画を見たりして過ごします。
ちなみに、機内ではインターネットが使えないことが多いですが、例えば機内でメッセージを書いた場合、着陸後インターネットがつながった時点で送信されますので、機内で書きためることができます。
Kindleで読書
機内は貴重な読書の時間。いつもは忙しくてなかなか本が読めない人なら、「Kindle」を活用して機内で読むのも手です。
文庫本や雑誌はかさばりますし、機内ではよくても旅行先にまで持って行くのは重たくて面倒です。そんなときは、タブレットで読みたい本を購入して事前にダウンロードしておけば解決です。
Kindleであれば紙版の定価より安いことが多いですし、セールも定期的にありますので、紙の媒体よりもメリットが大きいです。
また、wifi環境されあれば海外の旅先からでも購入が可能。ホテルで急に日本の雑誌が読みたくなった、帰りの飛行機で読む本を追加ダウンロードしたい、というときでもすぐに使えて便利です。
私も旅行前にはかなり多めにダウンロードしています。小説系、漫画系、料理系、ホビー系、旅行系、など様々なジャンルの本や雑誌をダウンロードして、気分に合わせて楽しんでいます。
さいごに
機内での快適な過ごし方を解説してきましたが、いかがでしたか?使えそうなアイデアはありましたでしょうか?
マレーシアは日本からそんなに遠い訳ではありませんが、それでも狭い機内で半日以上過ごすのは疲れます。自分にあった機内での過ごし方で、マレーシアへの旅行が充実したものとなりますように。