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マレー語の接辞の概要

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マレー語であいさつとかはできるようになったけど…。「めん」なんとかとか、「ばー」なんとかとか、単語の最後に「かん」を付けたり「あん」を付けたり…。それ何って思って調べたら「接辞」って言うらしい。ちょっと中身を見たら🤪…目が回るほどの難しい説明が…。

マレー語学習で必ずぶつかるのが「接辞」という項目ですよね。暗記しないといけないことが多くてあきらめてしまいたくなることも…。私も途中で頭がおかしくなりそうでした。

でも、この接辞をうまく使いこなせると、自然と語彙数が増えることになります。1つの単語から複数の単語に派生するので、共通の意味があることが多いんです。しかも、接辞が使いこなせるだけで、なんだかマレー語上級者になった気分に😊

接辞にまつわる用語

ルートワード/語根(kata dasar)

接辞が何もついていない元の単語。辞書を引く時は接辞を外したルートワードで探します。

接辞(imbuhan)

ルートワードにくっつけて意味を変化させるためのアタッチメント。マレー語の接辞には、接頭辞、接尾辞、接中辞の3種類があります。

接頭辞(imbuhan awalan)

ルートワードの前にくっつくアタッチメント。beR-, peR-, terR-, meN-, peN-, ke- などがあります。

なぜ「R」とか「N」とかを大文字で書くのか?

ルートワードの頭文字によって接頭辞の形が変化するものがあります。接頭辞を説明する時には、形が変化する部分を大文字で書きます。
例) beR-, meN-
変化のルールは「文法事項」なんて思わない方がいいです。ただ「マレーシアの人が発音しやすいように自然に起こった変化」ととらえて、「発音」からアプローチすると、一瞬でルールを身に付けられます。この点についてはそれぞれの接辞の説明で取り上げます。

接尾辞(imbuhan akhiran)

ルートワードの後ろにくっつくアタッチメント。-an, -kan, -i などがあります。

接中辞(imbuhan sisipan)

ルートワードに割り込んでくる厚かましいアタッチメント。-el-, -em-, -er- があります。

実は日本語にもある接辞

マレー語の接辞について触れる前に、日本語の接辞を紹介します。接辞のことを「文法」事項というよりは「意味を追加する」「言葉の雰囲気が変わる」って感覚をつかんでください。

日本語の接頭辞

  • 「超」を付けるとレベルが格段に上がる(超おもしろい、超音速、超しんどい)
  • 「全」や「完」を付けると「漏れがない感じ」を強調する(全否定、完食)
  • 「お」を付けると「丁寧」な感じ(お母さん、おうどん、お味噌汁、お電話)
  • 「ぶっ」を付けると「勢い」が出る(ぶっ壊す、ぶった切る、ぶっ叩く)
  • 「新」を付けると「新しい」感が出る(新政府、新大阪、新首相)
  • 「旧」を付けると「もう終わった」感が出る(旧体制、旧市街、旧式)

日本語の接尾辞

  • 「的」を付けると「性質」になる(圧倒的、マレーシア的、刺激的)
  • 「状」を付けると「〜のような形」「書面」感が出る(環状、放射状、招待状)
  • 「力」を付けると「能力」感が出る(読解力、言語力、女子力)
  • 「っぽい」を付けると「類似」感が出る(安っぽい、マレーシアっぽい、風邪っぽい)
  • 「さ」を付けると「性質」になる(深さ、痛さ、楽しさ、甘さ、キモさ)
  • 「み」を付けると「性質」になる(深み、痛み、楽しみ、甘み)

「さ」と「み」を付けた時の微妙なニュアンスの変化

微妙なニュアンスの変化を感じてみましょう。「深い」と「深さ」と「深み」、「痛い」と「痛さ」と「痛み」、「甘い」と「甘さ」と「甘み」ですが、ニュアンスが違いますよね。どんな違いかうまく説明できないかもしれませんが。音の変化によるニュアンスの変化が、マレーシアの接辞による変化にも見られます。「文法のルール」というよりは、「言葉の雰囲気が変わる」って感覚なんです。

まとめ(仮)

とりあえず、マレー語の接辞を考える上で必要な感覚のみを取り上げました。それぞれの接辞のもつニュアンスの解説は、また後日。それまで、接辞のニュアンスを考えながらマレー語に取り組んでみてください。

<<H2>> 動きを感じるマレー語接辞

自動詞 beR- 勝手にやってる感

他動詞 -kan, -i

能動態 meN- Marilah kita mengopi sama-sama nanti. Hehe

受動態 di-

過失 ter-

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