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日本語でも方言によって発音やイントネーションが変化します。外国語ともなるとその違いも大きくなります。正しい発音で現地の人に理解してもらえるように、マレー語の発音にまつわる注意点を見てみましょう。
母音が続く場合の発音
日本語で「青い家へ行く」と言う場合、「あ・お・い・い・え・へ・いく」と区切って言うことはありません。いくつかの母音をひとまとまりにして「あおい・いえへ・いく」のように、音を混ぜ合わせて発音します。
マレー語では、母音が続いた場合には、しっかりと区切って発音します。
buaya ぶ・あ・や | ワニ | dia でぃ・あ | 彼・彼女 |
keluar く・る・あー | 出口 | air あ・えー | 水 |
ais あ・い(s) | 氷 | taat た・あっ | 従う |
子音が続く場合の発音
マレー語の子音は、口の中のどの部分を使って発音するかで分類できます。
単語内ではあまり見かけませんが、発音区分の異なる子音が連続している場合があります。日本語では、この子音の発音区分をそれほど気にしない言語なので、発音しやすいように、前の子音を後ろの子音の区分に合わせて発音する事があります。
例えば…
「おはよう」という意味の “Selamat pagi” の場合、最初の “Selamat” は歯の裏の子音 “t” で終わり、次の “pagi” は唇の子音 “p” で始まります。日本人的には発音しにくいので、後ろに合わせて “Selamap pagi” というように音が自然と変化してしまうことも…。現地の人には耳障りな変化になってしまうので、注意が必要です。
外来語の発音
英語などを由来とする外来語は、マレー語のスペル通りに発音せず、元の言語の発音をまねた音で発音することがあります。
vakum | ばくん → バキューム | 掃除機 | gas | が(s) → ギャス | ガス |
Mac | まち → マーチ | 3 月 | komputer | こんぷたー → コンピューター | コンピュータ |