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なぜ辞書の開き方?
どうして辞書の開き方の説明が必要なのでしょうか?例えば、英語の辞書だと分からない単語を綴りの通りに引けば出てきますね。
ですが、マレー語の辞書(現地で手に入れたもの)を使いこなすには、ちょっとしたコツが必要なんです。
上の信号にぶら下がっている看板を例に取ると、”Seri” と “Negeri” は、つづりの通りに辞書をひけば、すぐに意味を見つけられます。
問題は最初の “Persimpangan”。つづり通りに探しても、ほとんどのマレー語辞書では見つからないと思います。どうして見つからないのでしょうか。
実はこの言葉は「派生語」で、単語の中央にまぎれている “simpang” という言葉から派生している言葉です。つまり、このルートワード(元になる単語)に “per” と “an” という部品がくっついて別の単語を作り出していると言うわけ。
普通は、ルートワード(元になる単語)から派生している言葉の意味は似ていたり、関連があるものなので、辞書にはルートワードの見出しの中に派生語とその意味がリストアップされています。
まとめ
マレー語でも綴りの通り調べれば意味がわかる単語も多いですが、派生語の意味を調べるときは別。つまり、調べている単語が派生語かどうか見分けるのが第一歩ということですね。
マレー語辞書をうまく使いこなすには、接辞(派生語を作る部品)の付き方のパターンを理解して、それを外したルートワードで意味を調べる必要があります。
この「接辞」については、文法コーナーでじっくりと取り上げたいと思います。バリエーションはそんなに多くないので、少し勉強すれば、すぐに接頭、接尾辞を外して辞書を開けることに慣れてくるはず。
要領を掴むまでは少し時間がかかりますが、ぜひ諦めずにマレー語の辞書を使いこなせるようになってくださいね。