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マレー語で「よろしくお願いします」を言いたい!

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日本語とマレー語のあいさつの仕方の違いを含め、マレー語でスムーズにコミュニケーションを取るために役立つフレーズをお伝えします。

超便利な日本の「よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」というあいさつの言葉は、円滑なコミュニケーションに欠かせませんね。

お願いをするとき、初めて会った人に、電話の最後に、別れのあいさつに、様々な場面で日本人は実にうまく「よろしくお願いします」という言葉を使っています。

意味は?と言われると説明が難しくても、言っておくことで会話や人間関係がスムーズに運ぶ、大変便利なフレーズ、といえるかもしれません。

では、この便利な「よろしくお願いします」はマレーシアでは使えるのでしょうか?また、使えるとしたらマレー語でなんというのでしょうか。

今回は、マレー語での「よろしくお願いします」の解説です。

自然界をマレー語で表現する

マレーシアでの「よろしくお願いします」

まず、マレーシアではそもそも「よろしくお願いします」とあいさつする文化はあるのでしょうか?実は、マレー語で直接的に「よろしくお願いします」を指す言葉はありません。

例がある方がわかりやすいので、英語の例を使いますね。

英語でも、「よろしくお願いします」を直訳したような表現はありません。例えば、初めて会った人に日本では「はじめまして、よろしくお願いします」と言いますが、英語では「 Hi. Nice to meet you. 」とか、「 It’s pleasure to meet you. 」などのように表現しますね。

気持ち的に「よろしく」という気持ちはありますが、それを直接表現する言葉はありません。マレー語もそういう点では英語と少し似ているかもしれません。

では、「よろしく!」という気持ちを表現したいときは、マレー語でどのようにいえばいいのでしょうか。シチュエーション別に紹介していきたいと思います。

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マレーシアでのシチュエーション別「よろしくお願いします」

初めて会ったときの「よろしくお願いします」

初対面の人と会ったときのあいさつからいきましょう。日本語、マレー語の順番で書きますね。

日本語:「はじめまして、◯◯といいます。よろしくお願いします。」
マレー語:「 Halo. Saya ◯◯. Gembira jumpa kamu. ( ハロー。サヤ ◯◯。グンビラ ジュンパ カム ) 」

「 グンビラ ジュンパ カム 」の部分は日本語に訳すと、「お会いできてうれしいです」という意味です。

日本語でいうところの「よろしくお願いします」という表現が、「会えてうれしい」に変わっていますね。つまり、マレー語ではあいさつのときに「よろしく」という感情を説明する文が必要になるという訳です。

初めて会ったときの「よろしく」の気持ちは、「会えてうれしい」以外にもありますね。例えば、「友達になれたらいいな」という気持ちを表す場合は、「 Harap boleh jadi kawan ( ハラップ ボレ ジャディ カワン ) 」といいます。

マレー語で「風邪を引いた」ってなんていうの?

職場で一緒に働く人に対する「よろしくお願いします」

職場では、いろいろな人と出会う機会があると思います。

初めて入社したときもそうですし、新しい新人さんが入ってきたとき、初めてのクライアントの方と会ったとき、業者の方と会ったときなど、「よろしくお願いします」と言いたい場面はたくさんあると思います。

そのような場面ではマレー語でどう表現するのでしょうか。まずは、会社のオフィスで初対面の同僚にあいさつする場面を見てみましょう。

日本語:「はじめまして。◯◯と申します。今日からよろしくお願いいたします。」
マレー語:「 Halo. Nama saya ◯◯. Saya baru saja masuk syarikat ini. ( ハロー。ナマ サヤ ◯◯. サヤ バル サジャ マソッ シャリカッ イニ ) 」

前半は先ほどの自己紹介と同じですね。後半の「Saya baru saja masuk syarikat ini.」を訳すと、「この会社に入ったところなんです。新人です。」というようなニュアンスです。

つまり、「今日からよろしくお願いいたします」の文が完全に違う文に変わってますね。でも、実際マレーシアではこんな感じで話が進むことが多いんです。

最初の自己紹介のあいさつはペコペコ頭をさげるというより、自分のこと ( 新入社員であること、今日初めて出社していること、まだ何も分からないことなどなど… ) を伝える要素が強いかな?と思います。もちろん相手からの質問や状況によっても変わりますが。

もし、もっと親しみを込めて積極的にいきたいときは、

「 Saya gembira boleh kerja bersama kamu. ( サヤ グンビラ ボレ クルジャ バルサマ カム )」のような言い回しも使えます。

「あなたとお仕事ができることを嬉しく思っています。」というニュアンスですね。

さらに、「何かあったらぜひ教えてください」、とか「助けてください」、とお願いしたいときは、

「 Saya belum tau banyak hal. Harap kamu boleh tolong saya. ( サヤ ブルム タウ バニャッ ハル. ハラッ カム ボレ トロン サヤ ) 」と謙虚な感じで言っておくといいですね。

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「今後ともよろしくお願いします」

誰かと別れる際にも、よく「今後ともよろしくお願いします」のようなあいさつをしますね。マレー語ではどうでしょうか。

まずは、ビジネスライクな最後のあいさつ。

日本語:「今日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」
マレー語:「 Terima kasih hari ini. Harap lain kali boleh kerja sama lagi. ( テリマ カシ ハリ イニ. ハラッ ライン カリ ボレ クルジャ サマ ラギ ) 」

この場合もやはり「よろしくお願いします」の部分を、「次の機会もまたご一緒にお仕事させていただけるように願っています。/ またご一緒させてください」を表すマレー語に置き換えています。

友達や親しい間柄の人に「またよろしくね〜」と軽く言いたいときはどうでしょうか。この場合も「何を」よろしくなのかはっきり伝えます。

日本語:「今日は楽しかったよ。また次回も連れて行ってね!」
マレー語:「 Sangat seronok hari ini. Bawa saya lagi ya. ( サンガッ スロノッ ハリ イ二.  バワ サヤ ラギ ヤ ) 」

日本語:「次回お会いできるのを楽しみにしています」
マレー語:「 Harap boleh jumpa lagi ( ハラッ ジュンパ ラギ ) 」

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さいごに

いかがでしたか?マレー語での「よろしくお願いします」は、シチュエーションによって決まることをお伝えしました。

また、「何」についてよろしくと思っているのか、具体的に伝えるようにするとスムーズにあいさつができると思います。

今回は少し難しいマレー語会話だったかもしれませんが、多くの方から質問される内容でしたので、困っている方が多いのかな?と思い、まとめてみました。

ぜひマスターして使ってみてくださいね。

今回の記事内で使ったマレー語単語

saya=私
gembira=うれしい
kamu=あなた
harap=〜と願う
boleh=〜できる、大丈夫
jadi=〜になる
kawan=友達
baru=新しい
saja=〜したところ
masuk=入る
sayarikat=会社
ini=この
kerja=仕事
bersama=一緒に
belum=まだ
tau=知る
banyak=多くの
hal=事柄
tolong=助ける
terima kasih=ありがとう
hari ini=今日
lain kali=次の機会
sangat=とても
seronok=楽しい
bawa=連れて行く、運ぶ
jumpa lagi=またね、また会いましょう

さいごに

このサイトで扱っているマレー語は、国語としての正式なマレー語とは表現が異なる場合があります。

異なる民族間で使う簡単なコミュニケーションを目的とする、いわゆる「バハサ・パサー(市場のマレー語)」に近いマレー語表現を目指しています。

観光目的でこられる方、ちょっとしたマレー語を学んで現地の友人に喜んで欲しい方、銀行や買い物、レストランで簡単なマレー語を話せると助かる!という方に役立てていただけると幸いです。

なお、本格的なマレー語を学びたい方には、日本語でマレー語を解説している参考書の購入をおすすめします↘️

個人的に、マレー語を学び始めた当初から現在に至るまで使い続けている参考書の1つです。