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あまり知られていませんが、ここ数年日本在住の女性がターゲットとなる振り込め詐欺が多発している模様です。
国際送金詐欺、ロマンス詐欺、国際結婚詐欺などとも呼ばれているこの新手の犯罪。在マレーシア日本大使館も事態を把握していて、注意を喚起しています。
もくじ
犯罪の手口
SNSを利用
犯人はインターネットを利用し、フェイスブック等のSNSを通じて知り合った異性に様々な理由をつけて、マレーシアに国際送金を依頼してきます。
たとえば、犯人は欧米人を装い、「日本に会いに行く途中で経由地のマレーシアで警察に捕まってしまった、保釈金が必要だ」などと懇願。犯人を恋人と信じた女性が海外送金サービス等を利用してマレーシアに送金し、お金を騙し取られるといったケースです。
中には、犯人グループが複数人で役割を分担し、交際相手役、税関職員役、宅配業者役などを演じて巧みにお金を振り込ませるパターンもあるようです。一度でも送金すると、さらに高額の送金を要求してくるケースもあり、海外送金には十分に注意する必要があります。
ヤフオクを使う手口も
また、マレーシアではヤフオク出品の際に詐欺にあうケースも多発。「ナイジェリア詐欺」と呼ばれています。オークションで出品中に質問欄からメッセージが届き、メールを通じて直接連絡を取りたいなどの誘いがきます。商品を発送してしまったら最後、入金はなく詐欺だと気づくパターン。
最近は日本に在住でも、こうしたインターネット上でのやり取りで詐欺に巻き込まれるケースが増加中ですので、ご注意ください。