この記事内には、ご紹介する商品を閲覧・購入できるように広告リンクを設置しています。気になった商品やサービスがありましたら、ぜひリンク先をチェックしてみてください。
海外旅行に出かける際、また現地で赴任中の方にとって一番心配なのは急病にかかった時ではないでしょうか。病気の中でも特に怖いのが心臓病。
風邪や急な発熱などであればマレーシアでも総合病院やクリニックがたくさんあります。ですが、心臓病というと専門の病院、それも技術の高い病院を探すのが大変です。
今回は、もしマレーシアで突然心臓病にかかったらぜひ思い出していただきたい、マレーシアの最高峰の心臓病センター「IJN」のご紹介です。
IJNの基本情報
まずIJNという病院の名前ですが、IJNは略語で、正式名称は「Institute Jantang Negara」と言います。マレー語です。
英語で「National Heart Cnter」と呼ばれることもあります。日本語では一般的に「国立心臓センター」と呼ばれています。
IJNは1992年に創立、2014年7月1日以降はDato’ Dr.Mohd Azhari Yakub氏がCEOとして病院を統括しておられます。
IJNはマレーシア国内の心臓病治療と臨床研究の総本山とも言われるほど信頼の高い病院で、マレーシア国内だけでなく、シンガポールやインド、ブルネイなど近隣諸国からも患者が訪れます。
場所はクアラルンプールの中心地。有名な観光地ペトロナスツインタワーから車で10分の距離です。
マレーシアの他の地域から飛行機でこられる場合は、クアラルンプール国際空港から車で1時間の距離にあります。
私はホテルの関係で電車を利用して移動しましたが、最寄りの駅からでも少し歩きにくい道を10〜15分ほど歩きましたので、体調が良くない方にはお勧めできません。
タクシーまたは配車アプリGrabのご使用をお勧めします。
住所:145, Jalan Tun Razak, 50400 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
IJN周辺のおすすめホテルを探す外国人患者はVIP扱い
IJNは国立病院という立場上、マレーシア国民に対して安い医療費で診察治療を受けれるように配慮されています。
ですが、国外からの患者に対しては料金の設定が異なり、一般のマレーシア人からすると驚くほど高額な医療費が請求されることも。
その分、国外からの患者が受けれる待遇がVIP対応となっています。
まず、外国人患者は入り口からして違います。
見てください。とても病院とは思えない入り口。まるでリゾート地のホテルです。
入り口付近にはこんな可愛らしいカートが。
これは受付の写真です。正確には、受付に入る扉の前。レセプション自体がもう特別感満載です。
中にはホテルマンのような正装したコンシェルジュがいて、ホテルのチェックインさながらの受付がなされます。
受付室内にはコーヒーや紅茶類の飲み物、クッキーなどに加えて各言語でその日の新聞が用意されています。
もはやホテルのレセプションも超えてますね。
受付が終わった後に案内される待合室がこちら。ここはどこ?本当に病院?と目を疑いたくなる豪華な待合室。
床はフカフカのじゅうたんですよ。絵画なんか飾ってあるし。
日本ですら見たことがないような重厚な雰囲気の漂う診察室の扉。まるで大企業の重役室さながらです。
外国人はVIPという意味がわかっていただけたでしょうか。
気になる診察料金は?
ところで、ここまでVIP扱いだと料金の方も相当取られると心配になりますよね。ですが、そこまで心配する必要はないんです。
というのも、IJNで受けた診察や検査、治療に関しては日本の保険が適用され、たとえ現地で全額自腹で払ったとしても、日本帰国後に条件を満たしていれば医療費の払い戻しを受けることができるんです!
詳しくは過去記事をご覧ください→「海外療養費制度」はマレーシアでも使える!請求方法と申請時の注意点
個人的に海外旅行保険などをご利用の方は、保険会社へ直接ご確認ください。
おまけ情報
IJNは外国人にとっても素晴らしい病院でしたが、もう一つ付け加えるとすれば、院内フードコート?で美味しいマレー料理が食べれる!
インド料理やマレー料理、中華料理、パン類、など豊富なメニューが揃っている院内フードコート。病院とは思えない品揃えに驚きでした。
私がチョイスしたのは写真のペナンラクサ。院内とはいえ、めちゃくちゃまともなペナンラクサでびっくりでした。値段は5リンギット(約 174 円)だったかな。
以上、マレーシアで一番信頼できる心臓病センター「IJN」のご紹介でした。もちろんお世話にならない方がいいですが、もし万が一何かあったときに情報を活用していただけると幸いです。
関連記事:マレーシアでかかる可能性のある病気とは