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マレーシア移住はいくらかかる?必要な初期費用は三つに分けて考える!

マレーシアは移住先の国として人気

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このブログを見てくださっている方は、きっとマレーシアもしくは海外への移住を考えておられる方だと思います。

現実的に移住が可能かどうか、大きな分かれ目となるのは移住に伴う費用ではないでしょうか。

今回は、マレーシアに移住して10年の著者が、「マレーシア移住に伴う初期費用」についてお伝えします。

【 サイト集 】マレーシア移住の前に必ずチェックしておきたいお役立ちサイト

渡航費用

まずは、本人が移動するのにかかる渡航費用から。渡航費用には、下見にかかる費用、本移動にかかる費用両方が含まれます。

下見にかかる費用

わたしの場合は、マレーシアに気持ちはほぼ固まっていたものの、まずは移住前にマレーシアの気候や風土、マレーシアの人に触れてみたい気持ちがありました。

それに、マレーシアと一口にいっても大きな国です。

どの都市に住むのがいいか、どのような物件の選択肢があるのか、物価はどれくらいか、大まかに把握してから移住したいと思っていました。

そのため、事前に下見旅行を決行。確か、一週間は滞在したと思います。

一人で一週間、下見のため滞在したと仮定して、大体の費用を下記にまとめました。

費用の概算
  • 日本⇄マレーシア往復の飛行機代 5万円
  • ホテル代 1万5千円 ( 中級ホテル )
  • 食費&雑費 1〜2万円
  • 交通費  (Uber等の配車アプリを利用した場合) 1時間の距離で40RM ( 約 1,087 円 ) 程度。
  • 現地でのロングステイ体験ツアーを利用する場合は、クアラルンプール2泊3日で3万円以上。詳しくはこちら

ざっとこんな感じでしょうか。基本的な費用は一人当たり10万円ほど。もちろん、あくまで最小限の予定での費用です。

高級レストランに行きたい、ゴルフをしたい、など贅沢な下見をお考えの場合は、予定に沿った費用をご準備くださいね。

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本移動にかかる費用

本移動にかかる費用は、文字通り日本から移動する飛行機代と、現地での初期投資、そして家が見つかるまでの仮住まいとなるホテルの費用を含めます。

飛行機代

飛行機代に関しては、片道でとるか往復でとるかはその後の計画によると思います。わたしの場合は先の計画がわからなかったので、とりあえず片道で来ました。

片道で来る場合は、絶対にLCCがオススメです。そう、LCCといえばエアアジア。エアアジアは片道で購入しても安いんです。

往復の場合は、私なら迷わずJAL(コードシェア便も含む)を選びます!一番大きな理由は預け荷物の容量。なんと、一人23キロ×2個=46キロまで預けることができるんです!

マレーシア航空もいいんですが、預け荷物は一人30キロまで。引越しの時に16キロの差は大きいですよね。

ただし、引越しの荷物はほとんど日本から直接送る、という身軽な方は、LCCでも問題ないかもしれません。

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生活に関わる初期費用

一番大きい初期費用は、家の契約時に払う費用と、車を購入する費用この二つだと思います。

あとは電化製品や家具などを購入するかどうかにもよります。

まず、家の契約は三ヶ月分の家賃を収める形が多いかと思います。プラス仲介業者への手数料。

車は、ビザと現地の銀行口座を持っていない限り、キャッシュで一括で払うパターンになります。古い20年落ちくらいの中古車でもマレーシアでは30万円くらいしますよ。

新車で買うとなると、オススメはこちら。エコノミーカーであれば、80万くらい出せば手に入ると思います。

マレーシアでの賃貸物件の探し方

仮住まいの費用

お気に入りの家はすぐに見つかるとは限りません。下見の際にすでに契約を済ませた場合は別として、物件がある程度決まっていたとしても、いざ入居するまでには時間がかかることがあります。

日本のようなワケにはいかないことも多々ありますので、ここは慎重に時間をかけて進められることをオススメします。

というわけで、本入居にこじつける前に、しばらくの間はホテル暮らしになると思います。贅沢しなければ、ひと月のホテル滞在も6万円ほどで済ませられる場合があります。どれだけ節約できるかは、腕次第でしょうか!

→ マレーシア、ホテル暮らしで一年滞在は可能か?

 ビザ取得費用

マレーシア移住とビザ

マレーシア政府観光局のホームページによると、日本国籍で観光・商用目的での 90 日以内のマレーシア滞在はビザ不要となっています。

そのため、90 日以内でのマレーシア滞在をご計画の場合、ビザを取得する必要はなく、ビザ取得費用もかかりません。

たとえば、日本の冬を避けて、12〜2 月の時期だけマレーシアで過ごしたい。その後、日本に帰国し、また梅雨から真夏の 6〜8 月の時期にマレーシアに滞在。

このように、年に数回マレーシアに滞在することが目的の場合には、ビザは必要ありません。

ロングステイのビザ「 MM2H 」

マレーシアへの本格的な移住を考えておられる場合は、マレーシア政府が発行する長期滞在ビザ「 MM2H ( マレーシア・マイセカンドホーム ) 」を取得しなければなりません。

申請条件等の詳しい情報は、マレーシア政府が運営するオフィシャルサイトをご確認ください。

MM2Hを申請する際にかかる費用は以下にまとめました。

申請費用
  • ビザ代金 RM900 ( 約 24,464 円 )。一年につきRM90。10年許可された場合にはまとめてRM900払う。
  • JPビザ代金 RM500 ( 約 13,591 円 )
  • セキュリティボンド代金 RM1,000 ( 約 27,182 円 )
  • その他税務署等での雑費

なお、上記の費用は個人で申請手続きする場合にかかる費用となります。代行業者にお願いする場合には、大体 15〜20 万円ほどの費用がかかると言われています。

ただし、代行サービスを利用したとしても、ビザが取得できる保証ではないので、慎重な見極めが必要ですね。

荷物を送る費用

最後になりましたが、本格的な移住の際には日本からマレーシアに荷物を送る費用も必要になってきます。

もちろん、「わたしはスーツケース一つで移住する!」というツワモノの方もおられるかと思いますが、本格移住の場合は日本から荷物を送るケースが多いと思います。

日本からマレーシアに荷物を送る方法はいくつかあります。( 基本的に、ダンボールに梱包した荷物を想定しています。)

船便

一番安いのは船便。ただし、到着までに一ヶ月近くかかることもあり、すぐに使いたい荷物は入れることができません。また食料品関係は不安ですね。

日通

たとえば、こちらは日通の海外引っ越しプラン。

5箱〜15箱程度の荷物で済みそうなら、セルフパック・コンビというプランが用意されています。

一箱につき、15〜20 キロまでOKですね。5 箱が最低量で、料金は 5 箱ごとの計算になります。

こちらがマレーシアまでの料金。

詳しくは、日通のホームページをごらんください。

クロネコヤマト

こちらがクロネコヤマトの海外引っ越しプランです。

クロネコヤマトの海外引越しプラン

料金は、「ミニマムコース」で68,000円。詳しくはクロネコヤマトのホームページをごらんください。

航空便

航空便の取り扱いは、日通ではオーダーメイドとなっているため、料金の確認ができませんでした。そのため、今回はヤマトの国際宅急便と日本郵便で比較してみました。

ヤマト

まずはヤマト。こちらが料金表になります。

思った通り、結構高くつきますね。利用する場合は、すぐに着いてほしい荷物だけを厳選する必要がありそうです。

ただし、届くのは早い。発送日にもよるようですが、最短3日。国内の離島と同じくらいかも??

日本郵便

次は日本郵便。こちらは国際スピード便、航空便、エコノミー航空、そして船便の 4 種類が同時に比較できるようになっています。

設定は、東京からマレーシアに 20 キロの荷物を送る、にしています。

最短で 3 日で到着は同じですが、重量が 20 キロで 18,500 円ということは、先ほどのヤマトに軍配が上がります。

ヤマトは 25 キロで 18,950 円でした。

注意
ただし、家具や家電製品は現地で購入されるか、もしくは家具備え付けの住宅を探されることをおすすめします。家電製品は日本と電圧が違いますし、家具は送るのに手間とお金がかかります。

「海外療養費制度」はマレーシアでも使える!請求方法と申請時の注意点

さいごに

マレーシア移住にかかる費用を大まかに三つに分けてご紹介しました。あくまで個人的な移住をベースにしたがいさんですが、大体の出費を見積もるのに役立ちましたでしょうか?

今回の記事内で取り上げた以外にも、移住時には現地での家具、電化製品、台所用品、生活雑貨などの購入が必要となる場合もあります。

マレーシアのスーパーやダイソーに関する情報、また日本から持ってくるべき必需品については下記の記事をご覧ください。