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旅先でネットは不可欠ですよね!ホテルとかカフェとかの無料Wi-Fiを使いたいんだけど安全なの?
AirbnbやシェアハウスのWi-Fi経由で仕事も続けるんだけど、セキュリティ的に大丈夫?
外国からブログの管理画面が開けないということもあるって聞いたけど、旅行中の投稿作業は大丈夫かな…。
Yahooニュースの動画が開けない?! 日本で使ってた動画サイトが開けない?! それは困ったぞ!!
VPNって何?
そもそも「インターネットVPN」の「VPN」とは、Virtual Private Networkの略です。安全性の低いインターネット上に、仮想(Virtual)の、専用の(Private)、通信線(Network)を準備して、特定の人のみが利用できるした専用ネットワークです。VPN内の通信は暗号化されているので、セキュリティーを強化できます。
また、インターネットVPNサービスを使用すると、マレーシアからまず日本のVPNサーバーにつないで、そのサーバーから利用したいサービスへ繋ぐため、日本にいるかのようにさまざまなサービスを使うことができるようになります。
VPNを使えばこんな問題は解決できるらしい…でも…
海外生活でVPNを使うのは常識なんて話を聞いたことがあるかもしれません。でもたくさんのVPNサービスがあって、どれも怪しそうに見える…なんてお悩みをよく耳にします。
どれを使ったらいいかわからないというのも、悩みの1つですよね。今回の記事ではVPNを使った方が良い理由と、実際に2つのVPNサービスのレビューをまとめてみます。
マレーシアに限らず日本国内外でVPNをおすすめする理由
マレーシアに限らず、街中に飛び交っている無料Wi-Fiホットスポットの利用にはセキュリティ面で危険がいっぱいです。ホットスポット名によく知っている会社名やサービス名が入っていれば、その時点でインターネットに安全でつながってる気がしませんか?
でもホントは気をつけておかないと、自分が見ているサイトだったり、メッセージのやりとりだったり、会社との大切なデータのやりとりだったりが、同じWi-Fiスポットにつなげている他の人に盗聴されてしまうこともあるんです。危険なWi-Fiスポットが国内・外国に限らず存在しているということを覚えておきましょう。
Wi-Fiホットスポットに接続すると、自分のさまざまなアカウントのIDやパスワードが抜き取られてしまったり、リモートワークで送受信している会社の機密情報が漏洩したりするという危険があります。
その点、VPNを利用していると、通信内容が暗号化されるので、Wi-Fiホットスポットに接続しても、通信内容が漏洩するリスクを減らすことができます。
ブログ記事は世界中どこからでも読めるものの、ブログの投稿や管理をするためのアカウントへのログインが日本国内に限定されている場合があります。外国からのさまざまな攻撃からサイトを守るための対策の1つですが、現地に到着してからマレーシア旅行記を投稿しようとした瞬間にログイン画面すら表示されない!なんてなったらパニクってしまいますね。
VPNを使用すると、マレーシアにいるのに、日本国内からログインしているように見えるため、無事ブログの管理ができるようになることが多いようです。
某ニュースサイトの動画や、某カラオケサービスや、某動画配信サービスなどの日本国内向けのサービスで、外国からの接続に制限がかかっているためにエラーになる場合があります。長期滞在になってくると日本のエンタメ系が恋しくなるもの。日本からDVDを大量に持ち込むこともできますけど、最近流行りのサブスク系の動画配信サービスを活用することで荷物を相当減らせます。
VPNを導入すると、マレーシアにいるのに、日本国内でサービスを利用しているように見えるため、さまざまな国内向けサービスが使えるようになることが多いようです。ちなみにVPN接続中にYouTubeを見ていると日本向け広告が再生されます。
しばらく2つのVPNサービスを使ってみた
以前からVPNは使ってきましたが、今回ご縁があり「かべネコVPN」と「Nord VPN」を使わせていただく機会がありました。両社のサービスをかなりガッツリと使わせていただいた感想を両社比較しながらまとめてみます。
値段設定は、かべネコVPNがダントツ勝利です。2週間の無料お試し期間があるのもポイントが高いと思います。かべネコVPNの課金システムは、1か月分、3か月分、6か月分、12か月分と4段階で設定されている利用ポイントを購入しておき、VPNを利用した日のみ10ポイントが消費される(3分以内の利用は無料)という仕組みです。
ポイントの有効期限は、購入した期間の1.5倍の日数になっているので、毎日VPNを使うわけでなければ、1か月あたり320円という低価格で運用することも可能です。しかも、実は公式に発表されている裏技があって、毎日VPNに接続してもポイントが消費されないという設定方法が公式サイトに記載されています。
一方Nord VPNは、1か月、1年、2年プランと用意されていて、VPNへの接続の有無に関わらず課金される仕組みです。1度目の契約時には1年、2年プランでは割引料金が設定されています。1年プランの場合、初年度は59ドル(2021/11/20現在の割引適用価格)なので、1か月あたりざっくり600円弱といった感じでしょうか。
初期設定の手軽さはNord VPNが簡単です。VPN接続アプリをインストールして、アプリ内でログインすると完了です。
その点かべネコVPNは、VPNなどのネットワーク設定なんてしたことがない方には、「きっつっ…」っと思うかもしれません。IKEv2というVPNのつなぎ方で設定すると、ポイントが消費されません。丁寧な設定ガイドが準備されているので、それに沿って1度設定してしまえば、あとはON/OFFするだけです。
かべネコVPNは、それぞれのデバイスのVPN接続一覧からON/OFFを切り替える方法です(サイトに接続方法が説明されています)。
Nord VPNは、アプリを開いて、接続したいVPNサーバーの場所を選んで [接続] ボタンを押すだけです。
この点については、特に大きな違いを感じませんでした。接続に引っ掛かりがあることは基本的になく、使用感はどちらも変わらずって感じでした。
Nord VPNでは世界中のVPNサーバーが利用できるので、日本に一時帰国中にマレーシアのサービスを利用するためにVPNを使うなんてことも可能です。お隣のシンガポールやインドネシアに接続することも可能です。が、私の場合は日本以外接続することはありませんでした。
かべネコVPNは日本にしかVPNサーバーがありませんでしたが、2021年9月30日にアメリカ、ロンドン、ドイツ、香港にサーバーが設置されたと発表されました。ただしマレーシアにはサーバーがないため、日本からマレーシアのサービスを利用するためには利用できません。
まとめ
こんな感じで2種類のVPNサービスを比較しましたが、ごちゃごちゃ書いたものの、私の場合は両使いという結論になりました。色々な業務をこなしているために、両方使い分けることが役に立っています。最後に、VPNの便利な使い方を3つほどご紹介します。
COVID-19の感染拡大でリモートワークが広がったため、「ワーケーション」という言葉を聞くようになりました。仕事は休まないものの、リゾート地や高級ホテルに数泊しながらのんびりした気分で仕事を行うというスタイルです。
安定して業務をこなすには、安定したネット環境が必要です。スマホのテザリングでもいいですが、ホテルに無料Wi-Fiがあればそれを使いたいもの。VPNを使えばセキュリティの問題をクリアできるので、気軽にワーケーションを楽しめます。
外国からだとエラーが出て見れない各種動画配信サービス、TVの見逃し配信サービス、各種カラオケサービスといったサービス、VPNを使用するとマレーシアから利用できるようになります。詳細は、それぞれのサービスの会員規約をご覧ください。
海外からの様々な悪意のあるアクセスを防ぐために、海外から管理画面を開くことができないように設定されているブログがあります。そんな時はVPNを利用することで、国内にいる時と同じようにブログ投稿ができるようになります。旅の思い出も、気持ちが熱いうちに投稿できますね。