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平叙文=何かを伝える文
平叙文とは、事実や意思をありのまま述べる文です。会話の場合は文末は下げて発音します。書き言葉の場合は文末にピリオド “.” を付けます。
平叙文はさらに 2 種類に分類されます。「〜である / 〜する」という意味の肯定文と、「〜ではない / 〜しない」という意味の否定文があります。
マレー語の平叙文の基本構造
マレー語の平叙文の作り方はとても単純です。基本的な語順は「主語+述語」です。述語には名詞句、形容詞句、前置詞句、動詞句などが入り 1 つの文となります。
いつ、どこで、どのようにといった付加的な情報は、主語と述語を述べた後に、後ろへ後ろへと前置詞を使ってつないでいきます。日本語の場合、付加情報は主語と述語の間に並べるので、語順が変わるということを覚えておきましょう。
Saya akan pergi ke Malaysia dengan kawan saya.
私はマレーシアへ 友達と行きます。
日本語では、主語と述語をつなぐために、助詞の「は」などを使います。マレー語にはそれにあたる言葉がなく、また、英語の be 動詞のようなものもないため、気持ち悪く感じるかもしれません。
マレー語で主語と述語をつなぐ役割を持っているのは、実はイントネーションと休止なんです。
主語の語尾を上げ、読点「、」があるような気持ちで少し止まり、述語を続けるというのがマレー語の文章の発音の基本です。すべてを一息に言ってしまうと、主語と述語の境目が分からなくなってしまうことも。
Saya orang Jepun.(私は日本人です)
さやおらんじゅぷん。
さや↗、おらんじゅぷん↘。
肯定文の強調
主語と述語をつなぐ言葉に “ialah” と “adalah” があります。ただし、強調の意味で使う特別な言葉です。なので多用すると、暑苦しい人だな…と思われてしまいます。
意味としては「〜が〜です」とか「〜こそが〜です」のような感じです。例を見てみましょう。
Saya orang Jepun.(私は日本人です)
さや おらん じぷん。
Saya ialah orang Jepun.(私が日本人です)
さや いあら おらん じぷん。
強調するための言葉をいつもいつも使うと、文章自体が重たくなってしまいますね。必要な時だけ使いましょう。
マレー語の否定文
マレー語で否定文を作る時には、主語と述語の間に否定詞を入れます。否定詞には “bukan” と “tidak” があります。
“bukan” は「〜ではない」という意味で、述語が名詞句や前置詞句の時に使います。
“tidak” は「〜しない」という意味で、述語が形容詞句や動詞句の時に使います。
Saya bukan orang Malaysia.(私はマレーシア人ではありません)
さや↗、ぶかん おらんマレーシア↘。
Saya tidak makan durian.(私はドリアンを食べません)
さや↗、てぃだっ まかん でゅりあん↘。
否定詞について詳しくは、次のページもご覧ください。