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全然有名じゃない話ですが、実はマレーシアはコーヒー豆を生産しています。そのため、コーヒーの文化ももちろん定着しています。
今回は、マレーシアのコーヒーについての豆知識です。
マレーシアは隠れたコーヒー豆生産地
マレーシアでは、朝一にコーヒーを飲む人が多い。自宅でも、街角のカフェでも、また若者から年配の方まで、国民全体がコーヒー文化です。
最初はマレーシア=コーヒーという印象がなかったので驚きでした。でも、よくよく聞いていると、マレーシアはあちこちでコーヒー豆の生産をしているというではないですか。
半島側のマレーシアではマラッカ、ケダ、クランタン、ジョホール、トレンガヌ州などで栽培されており、ボルネオ島側ではサバ州のテノムという場所が有名です。
しかも、マレーシアで栽培しているコーヒー豆の品種は「幻」のリベリカ種。世界で流通しているコーヒー豆のなんと1%にも満たないと言われるリベリカ種ですので、日本でお目にかかる機会はそうないかと思われます。
せっかくなので、ぜひマレーシアでリベリカ種のコーヒーを味わってくださいね。
マレーシアのコーヒー豆の焙煎
マレーシアのコーヒーは焙煎の仕方が日本とは異なります。一回目は普通にローストしますが、二回目のロースト段階でなんとマーガリンやパームオイル、砂糖、小麦などを混ぜるのです。
これは、マレーシア産のコーヒー豆が、風味的に劣るリベリカ種であることが関係していると思われます。リベリカ種のコーヒー豆を日本のような純粋な方法で焙煎すると、雑味が目立つのかもしれません。
というわけで、深煎り焙煎ならぬ2段階焙煎にてマレーシア独特の「 コピ (kopi) 」ができあがります。
マレーシアのコピの淹れ方
最初、買ったコーヒー粉を日本風にペーパードリッパーにて淹れてみました。感想は、「うーん、なんか違う」。やっぱりマレーシアのコピと日本のコーヒーは別物でしょうか。
というわけで半信半疑ながら、現地の人がいつもコーヒーを淹れる方法にならってみました。
- コーヒー豆をおもむろにコーヒーカップに投入。
- 沸かしたお湯を注いでスプーンで撹拌。そう、まるでココアを作るように。
- しばらく待つ。
- コーヒー粉が下に沈殿したら、上澄みの部分を飲む。
もしくは、工程2のあとにペーパードリッパーで漉すのも一つの方法です。とにかくポイントは、コーヒーの粉にしっかりをお湯を含ませて豆を膨らませる、ということですね。
この地元流の淹れ方に従うと、普通に美味しいコーヒーが出来上がりました。
ここで一つ注意。マレーシアのコーヒーは砂糖を加えたほうが圧倒的に美味しくなります。コーヒー豆の質なのか、焙煎方法がそうさせるのかは分かりませんが、とにかくブラックは美味しくない。
みなさんも、マレーシアのコーヒー豆を使った新鮮な地元流のコーヒーをぜひお試しください。日本から買ってくる必要なくなりますよ。