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JALとBOOM、資本業務提携
JAL(日本航空株式会社)が米ベンチャーのBOOMとパートナーシップ (資本業務提携) を締結し、超音速旅客機の開発に携わっていることが発表されました。
ブーム社は2023年の運行開始を目標としており、もし実現すれば5年後には日本とマレーシア間の飛行時間が大幅に短縮されることになります。
今回の資本業務提携は具体的には、1000万ドルの資金提供、技術・仕様面での運送事業者観点でのサポート、プロモーション協力、各許認可事項への対応、優先発注権20機の獲得等が含まれています。
概要
JALの公式プレスリリースによる概要説明は以下の通りです。
◆BOOM開発航空機概要
導入計画: 2020年代半ば以降
巡航速度: マッハ2.2(洋上飛行時。時速換算で2,335km)
(参考:現在の航空機の速度は時速800km~900km)
航続距離: 8,334km
装着座席数: 45~55席(ビジネスクラス仕様)
*参考:Boom社HP: https://boomsupersonic.com/出典:JAPAN AIRLINES
期待と不安が交錯?
超音速旅客機といえば、過去に活躍した『コンコルド』を思い起こす方も多いと思います。様々な障害のため、コンコルドが2003年に引退して以降は、超音速旅客機はもう二度と現れないのでは?という意見もありました。
そこへきて今回の日本、アメリカ共同出資での超音速旅客機の復活計画は世界中に衝撃を与えています。
過去のコンコルドもそうであったように、搭乗料金は高額(数千ドル)になるとも言われており、さらに国際便運行制限の問題、飛行経路下の騒音や衝撃波の与える問題に対する解決策も心配されています。
とはいえ、BOOM社はすでに76機を受注し、さらに航空会社20社と交渉中であることを明らかにしています。また、実際に運行を始めることになれば、日本の空港から超音速旅客機が飛び立つのをみれることに。
これから先の進展を楽しみにしたいと思います。