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ドリアンとは
トロピカルフルーツといえばドリアンを思い浮かべる方も多いと思います。ドリアン (Durian) という名前は、マレー語の「トゲ (Duri)」という単語が由来になっています。その名の通り、固いトゲトゲした皮を持つ大きな果物です。マレーシア、インドネシア、タイなどが原産地です。
ドリアンといえば、ニオイが強烈っていうイメージが強いかもしれません。人によってドリアンのニオイの表し方はさまざまですが、タマネギが腐ったようなニオイとも、都市ガスのニオイとも、トイレのニオイとも言われたりします。車でドリアンの露店の横を高速で通り過ぎただけで、窓を閉めていても車内にニオイがが入ってくるほどの強さがあります。ドリアン好きにはたまらないニオイですが、苦手な方には…。
ドリアンは木になる果物で、1玉1〜3kgもあるトゲだらけの実が、背の高い木の枝ににぶら下がっています。本来は、実が木から自然落下するのを待って収穫となりますが、最近では落ちるのを待たずに収穫する場合もあるようです。
ノート: 枝からドリアンの実が落下した時に傷が付かないように、ビニールひもでくくっておいたり、網を下にかけておいたりする事もありますが、田舎の方では何もせず放っておくことが多いようです。高い木の上から、トゲだらけのドリアンの実が頭の上にドスッと落ちてくることを想像すると…。くれぐれもドリアンの木の下にはご注意を…。
ドリアンは「果物の王様」
ドリアンには、とげとげしい見た目と、強烈なニオイのイメージが先行しますが、実はその濃厚な味と栄養価の高さから「果物の王様」と呼ばれています。ドリアンには、カリウム、マグネシウムなどのミネラルや、ビタミンB1などのビタミンが豊富で、貧血予防や疲労回復にも効くと言われています。
ドリアンには200種類ほどの品種があり、それぞれ異なる味わいがあります。カスタードクリームみたいに濃厚な甘さのあるドリアン、チーズのような苦さを持つドリアン、ワインのように風味豊かなドリアンなどもあります。
ドリアンの旬の時期
ドリアンのメインシーズンは5〜8月頃ですが、年末の12〜1月頃にもシーズンがやってきます。ドリアンのシーズンになると、市場の外や道ばたにドリアンの露店が出始めます。中には車のトランクや、ピックアップトラックに大量に積んだドリアンを販売しているお店も…。
マレーシアの果物の王様ドリアン。 最初はあの臭いと食感が耐えられなかったあなたも、4度食べた後にはDurian Loverになったのでは?
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ドリアンの食べ方
収穫したての新鮮なドリアンは、表面のトゲトゲが鋭く、触るとチクッとします。収穫から時間が経ってくると、トゲの鋭さがなくなってきて柔らかくなってきます。
皮の色が緑っぽいと若いドリアンで、完熟に近いドリアンは茶色を帯びてきます。また、お尻の部分に亀裂が入ってくると完熟している証拠です。ただし、亀裂が入っていると、虫もそこから入る場合があるので、しっかりと目で確認してください。
ドリアンを割るには、お尻の方から包丁を入れるんですが、よく見ると表面に色が濃くなった線が入っています。そこに包丁を刺してグイッと皮を引き裂く感じで開くと実が入っています。
1玉のドリアンは5つほどの区画に分かれていますので、下の写真のように手のひらで「グイッ、グイッ」と押し広げて割っていきます。手にトゲが刺さっていたい場合は軍手を着用してください。
それぞれの区画には2〜3の実が入っていますので、手で摘まみ出してネチョネチョ食べます。それぞれに茶色のそこそこ大きく固い種が入っていますので気を付けてください。
自分でドリアンを開けるのが面倒だなと感じる方は、基本店頭でむいてもらい、パックに入れてもらうことができます。また、スーパーなどでは実だけがパックに入れられて売られているものもありますが、やっぱり開けたてのドリアンを食べるのが一番だと思います (※個人の意見です)。
ドリアン攻略には最低3回食べてみるべし
私の個人的なドリアン攻略記です。個人差がありますし、最初にD24やムンサンキング(猫山王)を食べた場合は、全く違和感なくドリアン攻略できたよ!という方もいるかもしれませんが、参考までにご覧ください。
マレーシアに旅行で初上陸した十数年前のこと…。ドリアンはおいしい、おいしいと地元の人がいうから、そこまで言うなら1度は食べてみようと思ったのでした。しかも噂に聞くほどそんなに悪いものではなく、食べてみたら意外に好きになるかも、と思って軽い気持ちでチャレンジしたのでした。
ドリアンの屋台に連れて行かれて、車を降りてニオイがただよって来た時点で惨敗確実…。とりあえず息を止めて口に放り込んでみましたが、あの食感と、息を止めても体内に染み込んでくるニオイやっぱりダメでした。ドリアン苦手意識が強くなってしまった1度目のドリアン体験でした。
初上陸から約半年後、いよいよ移住してきました。そうするとちょうど年末のドリアンの季節に直撃してしまい、またあの邪悪な笑顔で、強く、強く、ドリアンを勧められます。「ごめんね、こないだ1度試したんだけど、無理だった。あの臭いと食感がなんとも受け付けなくて…」とはっきり断りました…が、皆さんお構いなし…。
「いやいや、1度しか試してないんでしょ?ドリアンは何回か試してみるといきなり食べれるようになるから〜。さ、もう1度試してみて」とグイグイ来るもので…「じゃあ、ちっちゃいのを1つだけ…」と無理して食べてみることに。結果は、惨敗…。だめだ〜ドリアン。やっぱり何回食べても無理〜(涙目)
忘れた頃にやってくるのがドリアンの季節…。2回もダメだったことをみんなに見せてるから、もう勧められることはないだろうと思っていたのですが…。「あら〜そう、2回食べてダメだったの〜。実はドリアンって3回食べると好きになるっていうのよ(ニコッ)」という友人…。ハイハイ、もうあきらめました…、戦うのをあきらめました…。「それじゃあいただきます…」と3回目のドリアンを口にしたところ…。え?なんか美味しい?
いやいや、勘違い、勘違い…。恐る恐るもうひとくち…。ん?やっぱり美味しいぞ…。なんてまろやかな味…。クリーミーで濃厚で、いままで味わったことのない食感で、あまりのおいしさに感動して食べ過ぎ、夜は体がぽかぽか熱くて寝れませんでした。
好きになった瞬間から、なかなかドリアンを他人におごってもらえることがなくなってしまったのは、また別のお話…。
みんなの感想
最後に、ドリアンを食べたみなさんの感想を集めてみました。参考にしてくださいね。
I never thought I would say…. that durian was good😂
— Coco@台湾 (@cocointw) 2019年6月28日
ドリアンをおいしいって言う日が来るとは思わんかった!
ペナンのドリアンは世界一らしいねんけど、ほんまに普通においしかった😳臭くないのねー。
おいしいねんけど量は食べれん!あまーいネットリ系やから二口で充分でした🤣 pic.twitter.com/JmPkHOV3NM
そう、ドリアンをおいしいって言う日は突然訪れるんですよね。ペナンのドリアンは世界一?!食べてみたいですね。
ドリアンくちに含んだ瞬間無理って思うけど、食べてみるとおいしい不思議なフルーツ
— Kや豆腐 (@koya_dayo) 2019年7月28日
確かに。ひとくち目の食感が無理!って思わせるのかも。一度好きになれば関係なくなりますが笑。
熟れて木から落ちたドリアンもらった。完璧においしい。 pic.twitter.com/JvaStDiwNl
— ysm141@バリでバカンス🌴 (@ysm141) 2019年2月24日
そう、熟して木から落ちるのを待つんですよね。
ドリアン会!おいしい pic.twitter.com/TNPPxSgKlU
— k0sm0s_MM (@k0sm0s_MM) 2018年4月29日
現地の方は「ドリアン会」ならぬ「ドリアンパーティー」を催されます。
人生お初のドリアン!完熟おいしいです\(*´ `*)/ pic.twitter.com/HGqglV88am
— 鯖味噌 (@sabanomisonikom) 2019年5月9日
人生初でいきなりおいしく食べれる方もおられるんですね!うらやましい!
道端で売ってた、果物の王様ドリアン
— さらさ (@SARAnimal_PG) 2018年3月5日
まぁ本当に臭いが強烈だった訳ですけど、慣れてしまえばおいしい。あっさりした甘さのカスタードクリームみたいなかんじ?
だがしかし食後数時間のゲップがくせぇかったです pic.twitter.com/wl63SNCF6A