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常夏マレーシアの野菜と地元流の食べ方

マレーシアペナンの野菜屋さん。マレーシア独特の野菜も

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年配の方や上司など親世代に喜ばれるマレーシアのお土産10選!

日本ではなじみのない野菜もたくさんのマレーシア。移住してきて初めの頃は、日本と同じような食材を探し回って、できるだけ馴染みのある野菜などを使って料理していました。

ですが、10年も住んでいると、マレーシアらしい食材、輸入ではないフレッシュな地元の食材を使って料理したい、と思うようになってきます。最近では、だいぶ地元の野菜にも慣れてきました。

地元の野菜に慣れると、料理の幅も広がりますし、何より採れたてのフレッシュな野菜を安く買えていいとこづくめ。

というわけで、みなさんにもぜひマレーシアの野菜に親しんでいただきたく、いくつかご紹介させていただきますね。

Sayur Oyong (サヨー・オヨン)

見られたことあるでしょうか?小さいものでも30㎝以上はあるんじゃないかな?長いものだと多分50㎝とか?

皮は結構硬くて、包丁で皮を全部落として、中身だけを使います。個人的な意見ですが、多分、ヘチマと同じような調理法で大丈夫だと思います。

このサヨー・オヨンを使って料理したものがこちら。汁多めの煮物といったところでしょうか。こちらの方はスープといいますが。

スープにしたり、炒め物にしたり、味が淡白なので意外と使い易い野菜です。南国にぴったりな栄養素が含まれている気がして、マレーシアで積極的に食べたいお野菜の一つ。ぜひ見た目で敬遠せず、使ってみてくださいね。

Daun Ubi (ダウン・ウビ)

これは、日本ではキャッサバとして知られている植物の葉っぱですね。この植物の芋部分から作られるのがタピオカ。マレーシアではこの葉っぱが食用にされています。

料理したあとの写真がこちら。

写真では分かりにくいですが、葉っぱはもはや原型をとどめていません。

料理する前に、まずすり鉢を使って突くか、手で揉み込んで葉っぱの繊維を断ち切ります。そのあとにたっぷりの油、ニンニク、小魚、チリなんかを使って炒めます。ご飯が進むおかずです!

Kankung (カンコン)

私が特に重宝しているのはこちらの野菜。お値段もひと束で2RMくらいなので、経済的な野菜ともいえます。

マレーシアではみんなカンコンと呼びますが、これはマレー語。中国語では空芯菜、日本語ではヨウサイと呼ばれています。

特に女性におすすめなのですが、その理由はずばり栄養素が豊富。ヨウサイの詳しい栄養素はこちらをどうぞ。

マレーシア風にチリやオイスターソースなんかを使って料理するとこんな感じになります。

クックパッドなどでも"ヨウサイ"で検索するとレシピがたくさん載せられていますので、市場で見かけられたらぜひチャレンジしてみてくださいね。

Paku (パクー)

マレーシア野菜パクー

初めて見たときは、ちょっとゼンマイに似てるかな?と思いました。多分種別的には同じかな。

その辺の湿地帯に結構生えていて、現地の方の中には朝早くからパクー採り(山菜採りの要領で)に出かける方もいます。

アクがあるので、料理する前にあく抜きをしてから使います。現地の方はあく抜きをしないで使ったりされますが、私は舌がしびれる感じが嫌なので、先にさっと茹でたりなんらかの方法であく抜きしてから料理しますね。

ニンニクやブラチャンと呼ばれる調味料と炒める Paku Belacan(パクーブラチャン)がおすすめです。

Petai (ぺタイ)

Petaiマレーシア野菜

ペタイと呼ばれる豆です。結構きついにおいがするので、初めてこの豆と接する方はびっくりされるかもしれません。

でも、マレーシアの人は病みつきな感じで食べています。パタイの木に長いさや状に実がなります。

さやえんどうの巨大版といった感じでしょうか。さやを開くと直径1センチ以上もある大きな豆が現れます。豆は平たいです。

petai マレーシア

こちらはペタイとイカをブラチャンで炒めた料理。

ペタイの炒め物

サンバルと小魚イカンビリスで味付けする方法も一般的です。

くさいと聞くと躊躇してしまいますが、私は個人的にはまった食材です。みなさんもぜひ一度はお試しくださいね。

ただし注意が1つ。ペタイを食べ過ぎるとトイレのにおいがきつくなる、と現地の方に忠告されました。くれぐれも量には気をつけてお召し上がりください

Midin

ミディンと読みます。サラワク州でぜひ試していただきたい野菜の一つです。

上の写真のように、バナナの葉っぱでひと束ずつ巻いてます。場所にもよりますが、このくらいのひと束だと 2 RM ( 約 55 円 ) が相場でしょうか。

さきほど取り上げたパクーと種類は似ているのですが、似て非なる野菜だと感じます。ミディンもパクーと同じように湿地帯で採ることができます。

自生しているものを草をかき分けて探しながら、人の手で一本ずつ集めるので、ある意味すごい手間のかかった野菜だといえます。それでいて一束2リンギットは安いですね。

みんな大好き、ミディンの炒め物です。油との相性が抜群なんですよね。

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さいごに

マレーシアで手に入る地元の野菜を取り上げてきましたが、いかがでしたか?初めて見られる野菜が多かったのではないでしょうか。

移住直後はなかなか地元の野菜を使う勇気が出ないかもしれませんが、やはり現地で取れるものが一番美味しく、また季節の野菜を食べれて体にもいいと思います。

マレーシア生活に慣れて来られたら、ぜひ地元野菜を使った料理に挑戦して見てくださいね。

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