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※2019/08更新→ヘイズの元凶動画載せました!
現在(2018/08/20)マレーシア全土でヘイズ発生中。
ちょうど一週間ほど前から、マレーシアでヘイズによる大気汚染が発生しています。旅行に来られる予定の方は注意してください。
ヘイズとは
ヘイズとは、現代の気象用語としては乾いた微粒子の浮遊により視界が悪くなる煙霧を意味する言葉です。
一般的に東南アジアで起きる煙害を指して用いられることが多く、マレーシア、シンガポール、インドネシアでは特に深刻な煙害が問題になっています。
ここマレーシアではインドネシアからのヘイズが社会的問題となっていて、年々深刻化しています。最近では学校が休校になるほどの騒ぎになることも。
マレーシアのヘイズの様子
先日車で走っているときに突如ヘイズのような煙が見えてきました。車内から撮っているのでちょっと画像が良くないですが。。。
ヘイズに突入。これはまさに、マレーシアの土地からの煙ではないでしょうか。煙がすごく濃くて、すぐ近くで発生しているのでは?と思わせる煙です。
とてもインドネシアからはるばるやってきたとは思えません。
マレーシアのヘイズの原因はずばり、野焼きです。野焼きというとインドネシアが真っ先に思い浮かびます。
ですが、実はマレーシアでも企業ぐるみの違法な野焼きが横行していて、毎年深刻な被害をもたらしています。
マレー半島側はインドネシアのスマトラ島と近いこともあり、そちらから野焼きの煙がやってきます。
ですが、ボルネオ島のマレーシア領は、インドネシアからの煙害に加えて地元の土地でも野焼きしていて、時に半島側マレーシアよりも被害が拡大します。
実はマレーシアでは違法な野焼きには罰金が科せられるのですが、機能していない模様です。
というのも、土地を耕したり肥料をやる費用と比べて、罰金を払う方が安く済むらしい。
というわけで、いくら罰則を作って見張ったとしても、野焼きはなくならないと聞いたことがあります。本当かはわかりませんが。
発生時期は最近は何月とはっきり言うことが難しくなっています。
これにはマレーシアの気候の変化が関係しています。以前ならマレーシアの雨季と乾季は非常にはっきりとしていました。
ですが、最近は地元の方でも気候が読めない、と言われます。
例えば、以前ならヘイズは毎年 6 月頃に多発していましたが、今年は 8 月。2 ヶ月もずれています。
また、雨がない時期を狙って、突然野焼きが始まることもあり、最近は予測が難しくなっています。
焼く側も気候が読めないため、「最近は雨が降らない日が続いてるな、空気が乾燥してきているな」と感じたら焼き始めている感じでしょうか。
どちらにしても、世界的な気候の変化がマレーシアのヘイズにも影響を及ぼしていることは間違いなさそうです。
ヘイズの最新情報
というわけで、ヘイズの予測が難しくなってきた昨今ですが、マレーシア政府が公式に発表している「大気汚染指数」で発生状況を確認することができます。
現在の大気汚染指数→ Air Pollutant Index
こんな感じでマレーシア全体の大気汚染指数が出てきます。
こうしてみると、半島側のマレーシアから、ボルネオ島側まで、マレーシア全土がヘイズに覆われている様子がよくわかります。
汚染の度合いは、0-300 で表されています。
0-50 良好/ほぼ無害 51-100 軽度/敏感な人には有害 101-200 中度/有害 201-300 非常に有害 300- 危険
ちなみに、今の状況は51-100の間で収まっていますので、許容範囲でしょうか。
昨日の朝はもっとひどかった ( 数値が 100 以上 ) のですが、今日は雨が少し降ったせいか少しマシになっています。
ヘイズ時期の旅行はマスクのご用意を
というわけで、今週来週あたりにマレーシア旅行をご予定の方は、大気汚染に十分注意してください。
日によって変動があるものの、ここ数週間はひどいヘイズが続くものと思われます。
野外でのアクティビティーは健康に良くありませんので、屋内施設で楽しめるような観光プランへの変更も必要かもしれません。
あと、ヘイズの時期はマスクが売り切れになることもありますので、必ず日本からもってくるようにしてくださいね。
本当は[N95]という防塵マスクが一番効果があるらしいですが、ちょっと街中を歩き回るのははばかられる外見なので。普通のPM2.5対応マスクを使ってます。
あと、もしヘイズの影響で咳など出だしたら、アレルギー用の薬もこちらで購入して使用しています。
マレーシアで買えるアレルギー用薬の詳細は下記記事をご覧ください。