マレーシアに移住したい!けどホームシックが心配?

マレーシアに在住している日本人は年々増加しています。

働きに来ている人、留学で来ている人、ロングホリデーで遊びに来ている人、MM2Hで悠々と老後を過ごしておられる日本人など。

きっとそれぞれ夢に見た海外生活だったはず。

日本の窮屈な会社を離れてマレーシアに赴任。華やかでハイクラスな生活を想像するだけで、胸が高鳴ったかもしれません。

でも、意外なことにホームシックにかかり、日本への次回の一時帰国のことばかりを考えて過ごす…。

日本製の製品や日本食ばかり求めて生活しているうちに、思っていたより費用がかさんであえなく帰国…。そんな方もおられます。

日本の握り寿司

日本の握り寿司、やっぱり最高です。マレーシアのお寿司は米もネタも違います。

ありがたいことに、私は個人的にホームシックにかかったことは一度もありません。

お寿司食べたいなあ、湯船に浸かりたいなあ、ぐらいは思いますが、帰りたいほどではなく助かっています。

ですが、周りの日本人の方と話していると、半数以上?の方がホームシックを経験されていると感じます。

今回は、そんなマレーシア移住あるあるをご紹介。

マレーシアでホームシックにかかる原因と対処法について解説したいと思います。

ホームシックとは

ホームシックとは、自分の田舎を思い出したり、出身地の食べ物や習慣を懐かしく思ったり、あるいは遠く離れた家族や友人、恋人を懐かしく思う気持ちのことらしいです。

そう考えると、別に海外に来ていなくても、日本国内であってもホームシックになることはありそうですね。

ですが、やはりマレーシアで生活するとなるとすぐには日本に帰れないもの。

飛行機でクアラルンプールから東京まで直行便でも7時間はかかります。

費用も往復で一人 5 万以上はかかるでしょうか。

さらに会社や学校のまとまった休みが取れるまでは帰りにくいですよね。

というわけで、やはりマレーシアで生活していると日本国内よりもホームシックになる確率が高そうです。

ホームシックの症状とは

私の周りの日本人で特に全般的に見られる特徴は、不満が多くなることです。

ネガティブになるともいえるでしょうか。

買い物に行っても、レストランで食事をしても、とにかく文句が多くなります(多分日本と比較して)。

あの店員さんは態度が悪い、このレストランは掃除が行き届いてない、マレーシア人は◯◯な癖がある、などなど。

イライラしているようにも見えますし、感情の起伏が大きくなることも。

これはあくまで他人が客観的に見たホームシックと思われる症状です。

実際にホームシックだと言っていた友人本人の感情としては、疲れる、気持ちがしんどい、イライラする、落ち込む、そんな風に言っていたと思います。

とにかく日本が恋しいようでした。

家族に会いたい、友達に会いたい、日本食が食べたい、日本のカフェにいきたい、温泉に行きたいなども具体的な症状ですね。

ホームシックの原因

ではここからは具体的に、私が今まで見てきた周りの日本人の状況から、ホームシックになる原因と思われるものをあげていきたいと思います。

習慣の違い

場所や人種によって習慣が異なることはありますが、ここでは基本的なマレーシアの習慣について取り上げます

  • お気楽でのんびり屋さんが多い
  • 野犬が多いので歩くのが怖い
  • 人が集まっているところは大抵にぎやか ( うるさいともいう )
  • 早朝 ( 早ければ4時台 ) からイスラム教のお祈りが流れてくる
  • 挨拶のときに握手もしくは抱擁する
  • 時間や約束は日本ほど守られない
  • 店員さんの手が遅い
  • 仕事中に携帯をいじったりおしゃべりしたり時には歌を歌っていることも
  • レストラン等でお冷やは出てこない
  • フォークとナイフではなくフォークとスプーンの組み合わせで食べる

衛生面での違い

ここでは特に外出先での衛生面の違いを取り上げます。

  • トイレの床が濡れている ( 水浸しのことも )
  • トイレに便座がない
  • トイレットペーパーがない
  • 水が流れない ( ことが多い )
  • 食堂エリアはネズミが出没
  • 料理に髪の毛や虫が混入
  • お金を触った手でそのまま料理している

気候の違い

  • とにかく湿度が高いので不快指数が高い
  • 四季がないので四季折々の楽しみはない
  • カビが生えやすいためアレルギーになる人も
  • 夜中でも気温は25度以上はある
  • 日差しがきついので目が疲れる
  • 常夏なので常に日焼け対策が必要

言語の違い

  • スーパーでも学校でも病院でも会社でも、聞こえてくる言語は常に外国語
  • 言語が一つではないため、相手によって言語を使い分ける必要がある
  • 英語の訛りがきついので理解しにくい & 相手にもこちらの発音が伝わりにくい
  • 日本人特有の英語アクセントで会話すると、初対面の店員さんにもすぐに日本人だとバレる
  • 言語が伸び悩む時期がある
  • 看板や案内、請求書や契約書など意味がわからないことが多い

食生活の違い

  • 脂っこいものが多い
  • 甘いものが多い
  • なんでもチリが入っている
  • ダシ文化ではないため味に旨味がない
  • タイ米のようなロングライスが主流
  • お米にはたいてい香りが付けられている
  • スーパーで豚肉を売っていないことが多いため、わざわざ豚肉屋さんに出かけて買うのが面倒臭い
  • 乳製品が日本以上に高い
  • 日本食屋さんは高い
  • 牛肉の薄切りが手に入りにくい
  • 夜市や市場で野菜や果物を買うと新鮮なものが手に入る
  • 料理の味付けがおおざっぱ
  • 盛り付けが適当
  • 中華系のお店に置いているお箸がプラスティック製でしかも先が四角い

などなど、多すぎてすべて取り上げることはできません。

今とりあえず思いつくものを挙げてみましたが、ここに載せた以外にもホームシックの原因になりうる文化の違いは数多くあります。

ホームシックになりやすい人には特徴がある?

私自身はホームシックにならないので、ホームシックになりやすい人と自分を比べる機会がよくあります。

自分はならないのに、なぜ彼女はいつもホームシックになるんだろうと。

自分なりに分析した結果、ホームシックになりやすい人に共通する特徴ともいえるものをいくつか見つけることができました。

依存的な人

この場合の依存は、限定的ではありません。

人であれ、社会であれ、会社であれ、学校であれ、依存の強い人はホームシックになりやすいといえます。

日本は社会の枠組みがしっかりしていて、その枠組みの中で生活することで安心感であったり気楽な生活が送れる環境だと思います。

ですが、マレーシアはどちらかというと自分で考えたり自分の意見を述べたり、買い物一つにしても判断力が求められる場面が多々有ります。

依存的なままだと当然マレーシアに不満が募り、日本は良かった、日本に帰りたい、となることは目に見えています。

誇りの気持ちが強い人

自分の家族、日本の家、日本の食べ物、日本のファッション、日本の化粧品、などに対する強い誇りを持っている人ほど、ホームシックになっている気がします。

愛着といえば聞こえはいいですが、この場合は誇り、という言葉の方がしっくりくると思います。

ただ好きという感情ではなくて、誇る気持ちがあるので、どうしてもマレーシアと日本を比べてしまうのかもしれません。

「日本の食事は最高→マレーシアの食事はなんだ、脂っこいし旨味はないし→日本食が恋しい→日本に帰りたい」という感情の流れでしょうか。

また、それがファッションになると、「日本のファッションはめちゃくちゃ可愛い→マレーシアの人の着てるものはダサいなあ、売ってる服も買う気になれない→やっぱり日本の服が一番→日本に帰りたい」と、こんなところでしょうか。

日本は日本でいいけど、マレーシアはマレーシアで違うよさがある。マレーシアはマレーシアなりに楽しんで、日本に帰ったら帰ったで日本の好きなものを楽しむ、という気持ちでいるともう少し楽になるのかなあ…と思ったりします。

自分を変化させない人

海外で生活しようと思うと、どうしても日本にいたときのような日本人的な考え方や振る舞いを調整する必要が出てきます。

たとえば、マレーシアでは意見を求められたときに日本のように遠慮して口ごもると、意見のない人、何を考えてるのか分からない人、とみなされることがあります。

実際現地の方に「日本人の社員でそういう人がいて、いつも物事がなかなか進まなくて困る」と文句を言われたことがあります。

日本でははっきり意見をいうと出しゃばった人と思われたり、礼儀がないと思われる背景があるのかもしれません。

マレーシアにきて何年も経つのに、いつまでも日本のやり方で押し通して自分を変化させない人の場合、相手も大変ですが、自分にとっても相当なストレスになると思います。

ホームシックを予防するには?

では、ホームシックをできるだけ事前に予防する方法はあるのでしょうか?

私が実際に効果があると思う方法を挙げてみたいと思います。

現地で新しい習慣を作る

日本が恋しくなるのは、もしかすると自分が長年行き慣れたお店であったり、いつもガールズトークしていた友達であったり、定期的に家族と会う時間を作っていたからかもしれません。

ということは、マレーシアで自分が気に入る新しい習慣を作っていくことで、寂しさを少しずつ埋め合わせていけるのかも。

私の場合がそうでした。もう10年もマレーシアに住んでいますが、極端にホームシックになったりしなかったのは、知らず知らずのうちに新しい習慣を作っていったからかもしれません。

たとえば、定期的に現地の親しい友人と日本食を食べに行くようにしていました。ちょっと疲れてきたなと思う頃に、よしそろそろ日本食食べにいくか!と誘い合うんです。

また、現地で気に入ったチキンライスのお店がありました。そこも毎週通っていましたね。

何年も通い続け、店主の方と顔見知りになり、そこにいくとホッと落ち着ける、そんな習慣が出来上がっていました。臨時休業だとがっかりしたものです。

日本との連絡を取り過ぎない

最近は世の中も便利になり、海外にいてもメールやスカイプ、ライン、電話などですぐに日本と連絡を取り合うことができます。

しかも、ネットさえ繋がっていれば無料で連絡を取れるように。

その分、頻繁に家族や友人と連絡を取ってしまいがちです。家族や友人は喜ばれると思いますが、これが実は落とし穴。

しょっちゅう連絡を取るほど、またいつでも連絡したいときにすぐ連絡を取ってしまうことで日本へのホームシックを加速させてしまうんです。

振り返ってみると、私も寂しく感じるときには必ず日本の家族や友人に連絡を取っていました。でも、そうすることで前向きになるどころか、余計辛くなることも。

頻繁に日本と連絡を取っている方は、一度家族や友人との連絡の間隔を開けてみてはいかがでしょうか。

連絡は週に一度、月に一度、などと具体的に決めておくのもいいかもしれません。

隣の芝生は青いことを思い出す

日本とマレーシアの比較を癖にしていると、ホームシックにかかりやすくなります。

ストレスに感じているときや不満があるときこそ、比較することをやめるようにしましょう。「隣の芝生は青い」とはよく言ったものです。

たとえば、マレーシアの汚いレストランで食事したらきっと「日本のレストランはやっぱり違うわ」と比較したくなると思います。

ですが、本当に日本のレストランが絶対的にいいのでしょうか?しっかり管理されている代わりに、高い代金を払っているということはありませんか?

また、お店で働いている人はピリピリしていて、ストレス感満載です。それに、日本のレストランは話すときも気を使って小声で話さないといけません。

その点マレーシアの食堂はいかがでしょうか?

とにかく安い。働いている人もおおらかで、少々大声で笑ってしまっても気にする人はあまりいません。

日本のきれいで高いレストランより、のびのびできるのではないでしょうか。

こんな風に考えると、いつもいつも日本と比較することが賢明とはいえません。それぞれの長所短所があるからです。

マレーシアで不満をいいたくなったときは、「隣の芝生は青い」と思い出してくださいね。

ホームシックになってしまったときは

では、もしもホームシックになってしまったら、どう対処したらいいのでしょうか。

日本に一時帰国すれば少しは気持ちも落ち着くかもしれませんが、ホームシックになるたびに帰国できるとは限りません。

記事のまとめとして、マレーシアにいながらできる、ホームシックになったときの対処法について見ていきましょう。

とにもかくにも日本食

マレーシアでは、都市部では必ず日本食のレストランやお店があります。

10年前は高いお店が多かったですが、今は日本食もだいぶ普通になってきて、日本食もどきのメニューを安くで提供しているフードコートも。

少しお金はかかりますが、日本に帰る飛行機代+日本での食事代を考えれば、マレーシアの日本食は高すぎることもありません。

サバ定食のようなセットメニューが 15RM ( 約 406 円 ) くらいで食べられるお店もありますし、日本のラーメンでも 20RM ( 約 541 円 ) 以内で食べれます。

私も、ストレスが溜まってくると奮発して刺身定食なんか食べちゃいます。

大切なのはバランス。

辛いときは美味しいものを食べて、ストレス発散して、ホームシックを吹き飛ばしちゃいましょう。

YouTubeで日本語のニュースや番組をみる

家にいるときぐらい、外国語はシャットダウンしてしまいましょう。

ホームシックになってしまったということは、相当外でのストレスも溜まっているはず。そんなときは、疲れることはせず、日本語でエンターテイメントを楽しまれるようお勧めします。

私も、疲れたな〜という日は無理せずに、日本語でドラマや映画を楽しむようにしています。

カラオケ

私のイチオシ。

カラオケが大嫌い、という方にはおすすめできませんが、もし日本でいつもカラオケでストレス発散されていた方にはぜひマレーシアでもカラオケ楽しんでいただきたいです。

マレーシアはカラオケ文化。

しかも、みんな家でカラオケしちゃってます笑。昼間っから近所のカラオケが聞こえてくることも。

マレーシアにはカラオケボックス、カラオケ店がたくさんあります。特に都会部であれば、カラオケ屋さんを探すのは難しくないはずです。

昔は日本の曲は微妙でしたが、最近では結構日本を代表する曲が入っています。ときには、すごいマイナーないつの曲?というような古い曲も入っていたり。

もし、マレーシアのカラオケ屋さんではイマイチ歌いたい曲がない場合は、DAMのカラオケがおすすめ。アプリをインストールして、あとはマイクとスピーカー、コネクターがあれば歌うことができます。

日本では家でカラオケを歌うというのはちょっと気を使いますが、マレーシアでは大丈夫。

思いっきり日本語で好きな歌を歌って、楽しんでください。

日本に帰るチケットを探す

これは、私もよく使う手です。

しんどいな、疲れたな、と思ったら日本行きのチケットを探してみる。

いくらでも料金に糸目をつけない方にはあまりおすすめできませんが、リーズナブルなチケットで帰りたい、という方にはおすすめです。

どういうことかというと、チケットを探しているときって結構集中してるんですよね。

自分が興味を持っていることだから、没頭することができる。

チケットはたいていいくつものサイトを比較して探しませんか?料金を比較したり、航空会社を比較したり、所要時間を比較したり、あとは日付もいろいろ変えて試してみますよね。

こういう作業をしているときって楽しいし、没頭することでネガティブな感情を少し忘れることができるんです。

そして、当然なかなか1日では気に入るチケットが見つからないことが多い。

来る日も来る日も探しているうちに、一週間二週間と時が過ぎ、気持ちにも変化が出ることがあります。

ぜひ一度試してみてくださいね。

マレーシア国内でリゾート地に旅行する

マレーシア国内ということと、リゾート地であることが条件です。

私たちが住んでいる都会って、人がいっぱいでごみごみしていて、汚かったりします。そんな中で毎日生活していると、マレーシアに素晴らしいリゾート地がたくさんあることを忘れてしまいがち。

疲れた時こそ、都会を離れてぜひマレーシア国内のリゾート地に旅行してみてください。

日本で疲れた時、みなさんはどうやって疲れを癒しておられましたか?温泉にいったり、旅行にいったりしておられたのではないでしょうか?

マレーシアに住んでいると、マレーシアに来ていることがすでに旅行という感覚になりがちですが、住んでしまえばそれはもう日常生活。

たまには、旅行に出かけることで気分転換を図りたいものです。

私も、疲れてくるとマレーシア国内のリゾートホテルに泊まりに行くことがあります。プール付き、ビュッフェ付き、ビーチの近くという条件が多いかな。

一泊二泊して、のんびーり過ごすことでそのあとの気分が随分違ってきます。

やはり、日常の喧騒を離れて気持ちを切り替えることのできる旅行は大切ですね。

マレーシア生活で適応障害になる人の特徴