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気象局のPDFデータの月毎の降水量のマップをスクショ(cuaca202412.jpg)して貼り付ける。サイズは987×500くらい
2025/8/11更新
マレーシアの気象局は、2025年8月から2026年1月までの半年間の長期予報を発表しました。発表内容をざっくり翻訳しますので、旅行の計画にお役立てください。
マレーシアのお天気関連記事
エルニーニョ現象に関する予報
さまざまな国際的な気象モデルで、マレーシア付近に影響を与えるエルニーニョ現象は「中立」状態とされています。この後2025年11月から2026年1月にかけてラニーニャ現象が若干強まると予想されています。
南西モンスーンについて
マレーシアの各地域で2025年5月から始まった南西モンスーンは、2025年9月ごろまで続くと予想されています。
南西モンスーンの期間中は、南西よりの風が吹き、空気が乾燥する傾向があります。多くの地域で雨雲の発生が抑えられるため降水量は少なく、降雨日よりも晴天日の方が多くなると予想されます。
また、7月から9月にかけては、野焼きなどの人為的な火災が発生した場合、越境性の煙害 (ヘイズ) が発生する可能性があります。
2025年8月のお天気
南西モンスーンの影響で、南西からの感想した空気が吹き込むため降水量が減少します。
全国的に降水量は平年並みですが、ジョホール州とサラワク州西部で例年より降水量が少し増える予想です。


2025年9月のお天気
南東モンスーンは9月に終了する予想で、終了後は北東モンスーンへの切り替わりの季節となります。
全国的に降水量は平年並みですが、ペラ州・クランタン州・パハン州の州境付近の内陸部では平年を下回り、サラワク州西部では平年を上回る予想です。
マレー半島北部とサラワク州は全体的に月間の降水量が300mm程度、それ以外の場所では200mm程度が予想されています。

2025年10月のお天気
北東モンスーンへの切り替わりの季節のため、空気が不安定な状況が続きます。
全国的に降水量は平年並みですが、ペラ州・クランタン州・パハン州の州境付近の内陸部では平年を下回る予想です。
マレー半島北部、東海岸、サラワク州は全体的に月間の降水量が300-400mm程度、それ以外の場所では200-300mm程度が予想されています。

2025年11月のお天気
モンスーンの切り替わりの季節が終了し、北東モンスーンの開始が予想されます。
北東モンスーンが開始すると、南シナ海から季節風に乗った湿った空気がマレーシアに流れこみ、マレー半島東海岸、ボルネオ島沿岸部の降水量が多くなります。
全国的に降水量は平年並みですが、サバ州の東海岸では平年を上回る予想です。
クランタン州では降水量が400-750mmに達し、ボルネオ島の沿岸部でも最大350mmの降水量が予想されます。全国的に洪水の発生に注意が必要です。


2025年12月のお天気
北東モンスーンの真っ只中のため、各地で降水量が増加する予定です。
全国的に降水量は平年並みですが、サバ州の北部では平年を上回る予想です。
マレー半島東海岸は、クランタン州からジョホール州の沿岸の広い範囲で降水量が500-700mmに達し、ボルネオ島では400-600mmの降水量となる予想です。


2026年1月のお天気
北東モンスーンの終了に向けて、全国的に降水量が減少し始めます。全国的に降水量は平年並みとなることが予想されます。
サラワク州の西部では降水量が450-600mmと多く、ボルネオ島のそれ以外の場所では200-400mmが予想されます。
半島マレーシアでは、西海岸では50-200mmと降水量が少なくなり、ヘイズなどの大気汚染に注意が必要です。

マレーシア気象局の発表
マレーシア気象局の公式発表文書は以下のリンク (PDF) から参照できます。詳しく知りたいと思われたら、マレー語ですがゴリゴリ読んでみてください。