この記事内には、ご紹介する商品を閲覧・購入できるように広告リンクを設置しています。気になった商品やサービスがありましたら、ぜひリンク先をチェックしてみてください。
外国に行く時は飲み水に気をつけて!とよく言われますが、マレーシアの水道事情はどうですか?水道から直接飲んだらもちろんダメですよね?歯磨きくらいならそのまま使っても大丈夫ですか?皆さん飲み水はどうされてますか?
初めてマレーシアに来られる方からこんな質問をよく受けます。日本ほど水道水がキレイな国は、世界のどこをみても多分ありませんので、海外の水道水を読むのは絶対にやめておいた方がいいんですが、シャワーを浴びたり、歯を磨いたりなど、滞在中に水道水を全く避けるのも無理な話。さて、マレーシアの水道事情はどんな感じなのか、現地の感覚をお伝えします。
マレーシアの水道事情
マレーシアの水道インフラは老朽化が進んでいると言われています。水道配管の破損が起こっていたり、配管内が錆びるなどの汚染が進行していたりするようです。また、取水場の水源の近くにある工業地帯から汚染水が流れ出したため、広い地域で断水になることも発生します。
というわけで、基本的にマレーシアの水道水は汚いと思っていた方が良いと思います。というより日本の水道水が綺麗すぎるのかもしれません。それでも世界の一部の国のように蛇口から泥水が出てくることはあまりなく(ゼロではありません😅)、マレーシアの水道水は蛇口から出てくる水を見る限りキレイに見えます。でもフィルターを設置すると、その汚れの酷さが目に見えてわかります。
マレーシア人家庭の中にはフィルターを使わないというところもあるようですが、それでもさすがに蛇口の水をそのままでは飲まず、少なくとも煮沸して飲むようです。我が家ではマレーシアの水道水を絶対に飲まないようにしています。
マレーシアでの生活の水対策
マレーシアで安全な飲み水を確保するための対策は各家庭で異なります。また、どのような地域に住んでいるか、どのような施設で生活しているかによっても対策が変わってきます。高級なコンドミニアムにお住まいの場合は、コンドミニアム独自の浄水システムを導入しているところもあり、その分水道代が高くなる傾向があります。
以前我が家では、大きなタンクに入ったROウォーターを定期的に配達してもらっていました。日本と同じでウォーターサーバー本体をレンタルできます。電源さえつないでおけば、熱いお湯と冷たい水がすぐ飲めるのが便利でした。最近はマレーシアでもウォーターサーバーが一般的になりつつあります。会社ではもちろんのこと、家庭でもウォーターサーバーを置いている家が多くなってきました。
でも今はウォーターサーバーの使用をやめてしまいました。その理由の1つは、マレーシアの湿気が多くてカビやすい気候のため、サーバーの内部のお手入れが面倒になったためです。サーバーごと数ヶ月に1度交換してくれたり、サーバーの洗浄などのメンテナンスを無料でやってくれたりといったサービスがあればいいのですが、なかなかそこまで面倒を見てくれるのは少ないかも。あと、ボトルに入った水を自宅に宅配してもらえるのは便利なものの、なかなか約束した時間に来てくれないのがマレーシアならではの悩みでした。
というわけで、今では少し面倒ですがスーパーでペットボトルの飲料水を箱買いすることにしました。いろいろな種類の水が売られていますので、自分の味の好みに合った水を見つけてリピート買いしています。筋トレの一環ということで。
まとめ買いする飲料水のペットボトルのサイズは、家飲み用の1.5Lのボトルと、外出用の500mlのボトルの2種類です。マレーシアでは、全国で販売されている有名ブランドのミネラルウォーターと、地元の水道水をフィルターに通してボトル詰めしたROウォーターなど様々な種類が販売されています。好みの味を探して、2週間分ほどを買いだめしておくことにしています。災害対策にもなって一石二鳥ですね。
マレーシア旅行中の飲み水としてはペットボトルの水などで十分ですが、実際にマレーシアに移住して生活するとなると、野菜を洗う、シャワーを浴びる、歯を磨くなど、ペットボトルの水を使えない場面が多々あります。そうなると、水道水を使うしかありません。でも水質が心配…なので浄水器を設置することになります。
できるだけ安全な水を家の中で使えるようにと、我が家では2台のフィルターを設置し、飲用や料理用にポット型のフィルターも使用しています。
1台目のフィルターは筒型の大きなフィルターで、家の外にある水道メーターのすぐ近くに設置しています。これにより、家で使用する全ての水を濾過しています。
2台目のフィルターは小型のフィルターで台所に設置しています。主に料理や食器洗いや歯磨きなどで使います。ウチで使っているのはパナソニックの浄水器を愛用しています。定期的にフィルターを変える必要がありますが、フィルター代が年々上昇しているのがつらい…。
3台目のフィルターは持ち運びができるポット型のフィルターで、お茶を入れたりするのに使っています。ウチでは昔からブリタを使っていまして、一時帰国の時に日本から替えフィルターを大量に持って帰って来ます。
さいごに
マレーシアの飲料水事情について取り上げました。近年マレーシアでは、提供されるインフラサービスがどんどん成長していますが、そうした表向きの繁栄とは裏腹に、日本では考えられないような問題が起きるのもマレーシアです。
水道に関しては、災害でもないのに突然断水がしたり、しかも月に1度数日間の断水が起きたり、飲み水から異臭何して使えなかったり、というのが現実です。マレーシアでは見た目の雰囲気に流されないで「自分の身は自分で守る」という思考が大切です。
そういえば、旅行で短期間マレーシアに来るというときには、水筒型の『浄水ボトル』が流行っているそうですね。これがあれば、ホテルで直接蛇口から水を注いでも安心して飲めるのかな?あくまで自己責任で…。
清潔な水分をこまめに摂取することが、常夏マレーシアでの熱中症対策ともなります。真水の中にスポーツドリンクや経口補水液パウダーを混ぜておくことで、より効率的に水分を吸収できることも。
必ず日本から持って来たいスポーツドリンクや経口補水液パウダーと、現地で入手可能なスポーツドリンクをご紹介した記事をぜひご覧ください。