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気象局のPDFデータの月毎の降水量のマップをスクショ(cuaca202412.jpg)して貼り付ける。サイズは987×500くらい
2025/10/3更新
マレーシアの気象局は、2025年10月から2026年3月までの半年間の長期予報を発表しました。発表内容をざっくり翻訳しますので、旅行の計画にお役立てください。
マレーシアのお天気関連記事
エルニーニョ現象に関する予報
さまざまな国際的な気象モデルで、マレーシア付近に影響を与えるエルニーニョ現象は「中立」状態とされています。しかし2025年10月から2025年12月にかけてラニーニャ現象が強まる確率は71%、2025年12月から2026年2月に強まる確率は54%と予想されています。
南西モンスーンの終了について
マレーシアの各地域で2025年5月10日から始まった南西モンスーンは2025年9月29日で終了しました。
2025年9月30日からはモンスーンの切り替わりの季節に入りました。この期間中空気の状態が不安定になり、マレー半島西海岸・内陸部、サラワク州北部、サバ州西部で夕方ごろにスコールが発生する可能性があります。洪水、突風による倒木や建物の損壊に注意しましょう。
2025年10月のお天気
北東モンスーンへの切り替わりの季節のため、空気が不安定な状況が続きます。
全国的に降水量は平年並みですが、ペラ州・クランタン州・パハン州の州境付近の内陸部では平年を下回る予想です。
マレー半島北部、東海岸、サラワク州は全体的に月間の降水量が300-400mm程度、それ以外の場所では200-300mm程度が予想されています。

2025年11月のお天気
モンスーンの切り替わりの季節が終了し、北東モンスーンの開始が予想されます。
北東モンスーンが始まると、南シナ海から季節風に乗った湿った空気がマレーシアに流れこみ、マレー半島東海岸 (北部)、ボルネオ島沿岸部の降水量が多くなります。
全国的に降水量は平年並みですが、サバ州の東海岸では平年を上回る予想です。
クランタン州とトレンガヌ州では降水量が400-750mmに達し、ボルネオ島の沿岸部でも最大350mmの降水量が予想されます。全国的に洪水の発生に注意が必要です。


2025年12月のお天気
北東モンスーンの真っ只中のため、各地で降水量が増加する予定です。
全国的に降水量は平年並みですが、サバ州の広い範囲では平年を上回る予想です。
マレー半島東海岸は、クランタン州からジョホール州の沿岸の広い範囲で降水量が500-700mmに達し、ボルネオ島では400-550mmの降水量となる予想です。


2026年1月のお天気
北東モンスーンの終了に向けて、全国的に降水量が減少し始めます。全国的に降水量は平年並みとなることが予想されます。
サラワク州の西部やサバ州東海岸では降水量が450-600mmと多く、ボルネオ島のそれ以外の場所では200-400mmが予想されます。
半島マレーシアでは、西海岸では50-300mmと降水量が少なくなり、ヘイズなどの大気汚染に注意が必要です。

2026年2月のお天気
北東モンスーンの季節も終盤となり、全国的に降水量は平年並みですが、サバ州北部で例年より降水量が少し増える予想です。
マレー半島では降水量が100-200mmの予想です。サラワク州西部では降水量が400-500mmの予想で、引き続き洪水などへの警戒が必要です。

2026年3月のお天気
南東モンスーンへの切り替わりの季節が始まることが予想されます。大気が不安定になり、乾燥が進むことで野焼きやヘイズの被害も拡大する可能性があります。
全国的に降水量は平年並みですが、サラワク州西部では平年を下回る予想です。
マレー半島は全体的に月間の降水量が150-200mm程度、ボルネオ島では100-400mm程度が予想されています。


マレーシア気象局の発表
マレーシア気象局の公式発表文書は以下のリンク (PDF) から参照できます。詳しく知りたいと思われたら、マレー語ですがゴリゴリ読んでみてください。
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