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マレーシアには13州プラス連邦直轄領があり、それぞれの州に記念日や州元首の誕生日が独自に制定されています。今回は州元首の誕生日以外の州の記念日について取り上げてみます。
このページで扱う休日は、制定されている州でのみ休日となります。他の州ではただの平日なのでお間違えのないようにお気をつけください。
2月1日: 連邦直轄領記念日
マレーシア連邦直轄領のクアラルンプール、ラブアン、プトラジャヤが対象の休日で、クアラルンプールが連邦政府の直轄領として分離した1974年2月1日を記念して制定された休日です。
元々クアラルンプールはスランゴール州の州都でしたが、政治的な安定を目指して連邦政府が直接行政権を持つ地域として分離することになりました。プトラジャヤは行政上の首都機能を担うべく、2001年2月1日に連邦直轄領に追加されました。
ラブアンはサバ州の離島でしたが、オフショア金融センターとして選ばれ、1984年5月17日に連邦直轄領となりました。
3月4日: トレンガヌ州スルタン即位記念日
現在のトレンガヌ州のスルタンが即位した記念日として制定されています。現在のスルタンは1999年3月4日に即位しました。スルタンについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
4月15日: マラッカ歴史都市記念日 (2023年まで)
マラッカ州の中心の町が、1989年4月15日に「マラッカ歴史市(Majilis Bandaraya Melaka Bersejalah)」として「市」に昇格したことを記念する休日です。
マラッカは昔からマラッカ海峡を行き来する交易の中心地として栄え、さまざまなヨーロッパの国々の支配を受けたこともあるため、独特の文化と街並みがあることで有名です。そのため、2008年には、このマラッカの歴史的な街並みがユネスコ世界遺産に登録されました。
2023年でこの休日は廃止され、代わりに2024年からは、2月20日が独立宣言記念日として祝われることになりました。
5月22日: パハン州記念日 (Hari Hol)
パハン州の5代目スルタン、アマド・シャーが亡くなった日を記念する休日です。
以前は4代目スルタン、アブ・バカーが亡くなった日を記念する日として5月7日が休日が設定されていました。スルタンについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
7月7日: ジョージタウン世界遺産認定記念日
2008年7月7日にペナン州のジョージタウンがユネスコの世界遺産に認定されたことを記念する休日です。
マラッカ海峡の歴史的都市群として、マラッカ歴史市と同時にユネスコ世界遺産に認定されました。ペナン島はさまざまなヨーロッパの国々の支配を受けたこともあるため、独特の文化と街並みがあることで有名です。
7月22日: サラワク州独立記念日
戦後のイギリスの植民地支配からサラワク州が自治権を得た日を記念する休日です。
第二次世界大戦の終了後イギリスの植民地となっていた現サラワク州は、1963年7月22日に独立が認められました。同年9月16日には、すでにイギリスからの独立を果たしていたマラヤ連邦、北ボルネオ(現サバ州)、シンガポールとマレーシアを設立しました。
ジョホール州記念日
ジョホール州の24代目スルタン、イスカンダーが亡くなった日を記念する休日です。
休日の日付はイスラム暦に基づいて決定されるため毎年日が異なります。先代のスルタンが亡くなった日はイスラム暦のサファル月6日です。
ジョホール州では1895年より、先代のスルタンの亡くなった日を休日とすることになっています。スルタンについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。